私の勤める会社では、外部の事情によって、これから組織の体制や文化が大きく変わっていくことが予想されています。
実際に何がどうなるかはまだ分かりませんが、周囲の雰囲気や人間関係に、少しずつ変化の兆しが見え始めています。
このままここに残って働き続けるのがいいのか。もっと自分に合った環境があるのか。
そんなことを考えるようになってから、私はこれまでのキャリアを振り返ったり、身近な人に相談したりしながら、少しずつ動き出しました。
まだ決断を下したわけではありません。でも、悩みを抱えたまま止まっているよりも、何かしら行動をすることで気持ちが少し落ち着いてきました。
このセッションでは、組織が大きく変わろうとしている中で、私がどんなふうに考え、どう動いてきたのかをお話しします。
同じように環境の変化に向き合っている方の、ヒントや安心につながればうれしいです。
生成AIによるコーディング支援などによって、ソフトウェアエンジニアとしては「どう作るか」について考える機会が多くなってきた昨今でしょう。
しかし、アイディアを形にする方法が多様化し効率化してきた一方で、それ以外の部分について考えることがより重要性を増してきているとも感じます。
そのなかでも開発を加速するための開発は、場合によってはその要求すらも明確ではないものの、もしそれが存在すれば明らかに便利なものが実はたくさんあるのではないかと思います。
たとえば、それは動作確認を便利に行うためのツールであったり、単にアプリのなかのデバッグメニューであるかもしれません。あるいは、クラウドソリューションに足りない機能を補完するものかもしれません。
このセッションでは筆者が実務を通じて実際にそういったものを作ってきた経験から、チームにとって本当に必要なものの形を見極めるエッセンスをご紹介します。
昔、とある界隈のジャーゴンとして「狭間人間」という言葉がありました。
2019年前後から、デザインエンジニアのようなデザインとエンジニアリングの両輪を担う存在として称されていました。それぞれの職域が交わるベン図のような「狭間」の部分が存在し、その部分が狭間人間としてバリューを提供できていました。
2025年現在、生成AIが世の中に徐々に浸透しだし、かつて1人ではなかなかできなかったことが、できるようになってきました。つまり、プログラミングをしたことがなかった人が自身のバリューを活かしながら他の領域に染み出せるようになっています。
私はこの状況を見て、いろんな人たちが「狭間人間」となれるのではないか、と考えています。
このトークでは、2019年のころに生まれた狭間人間を振り返りつつ、2025年現在の私が考える狭間人間についてをお伝えしたいと思っております。
みなさんの「Hello, World」はいつ、どこでしたか。
私は20年前、とある工業高校の教室でした。
2025年の今、あの頃と同じようにワクワクしながらプログラミングを楽しんでいます。いえ、あの頃以上なのかもしれません。
「楽しい」という感情を構成している要素はなんなのか。
それは、この20年の中で変わっているものもあれば、変わらないものもあると気づきました。
生成AIの進化によって、職業プログラマとしての働き方は既に大きく変わりつつあります。
それでもプログラミングの楽しさが終わることは無いと信じています。
これはひとりのプログラマの、ただの自分語りです。
でも、ベテランの方にとっては深く共感してもらえる、若手の方にとっては明日からの希望になれる。
プログラミングが好きなみなさんの活力になる話を今、届けたいと思っています。
2025年春、毎日noteを100日間連続で書いてみました。
目的は「アウトプットの習慣化」でしたが、やってみると気づきがたくさんありました。
・承認欲求との向き合い方
・書き続ける中で見えてきた自分の「軸」
・誰かのために書くことの意味と限界
・noteという“半分パブリック”な場所が持つ絶妙な距離感
「100日書く」という行為そのものよりも、その過程でどう気持ちが揺れ動き、何が残ったのかを中心に話します。
今まさに情報発信やアウトプットに迷っている人、自分の声の届け方を模索している人に、ちょっとしたヒントになる話ができればと思っています。
日常でコミュニケーションを取らない日はない、と言っても過言ではありません。
一方、コミュニケーションで「言っておきたいこと」を適切に伝えるのは難しいと感じることはありませんか?
例えば、ミーティングで「コレ、聞いてええんかな?」と躊躇したり、ふりかえりの場で「アレを言いたかったのに…」と後悔したり、あるいは、ネガティブなことを伝えるにはどうすればいいんだろうか?と悩むこともあるのではないでしょうか。
このトークでは、そうした「言っておきたいこと」を、どのように考え、どうすれば伝えられるようになるのか、そのための「技術」についてお話しします。
2025 年 6 月某日。
「条件付き書式で色を塗りたいんだけど」
そんな軽い相談をきっかけに聞き出した要件は、結合セルだらけの “人間にはやさしいが機械には地獄” なスプレッドシートから、予定・人物・イベントが複雑に交差する三次元構造のスケジュールを可視化したいというものでした。
二次元の表に三次元の情報を押し込むという、物理的に無茶な要件を前に、他称スプレッドシート職人の私は腹をくくることになりました。
この発表では、2025 年の今、もはや業務でも趣味でも避けて通れない道具となったスプレッドシートの限界と付き合いながら、Google Apps Script、QUERY 関数、MAP 関数、LAMBDA 関数、スピル、条件付き書式などを駆使して、依頼者の求めるものにたどり着いた過程を、実際に使った関数や考え方とともにお話しします。
10年代初頭より「プログラマが知るべき97のこと」をはじめ"97"をキーワードとする名著が出版されてきました。
2011年頃「IT勉強会」の人たちが「ぼっちが懇親会でするべき97のこと」 大喜利を当時Twitter #97bocchi ハッシュタグで行っていました。 https://togetter.com/li/140804 としてまとめを読むことができます。
それから10数年...令和に入り、エンジニアたちもその取り巻く環境も変化したものの、未だ交流の場における"ぼっち"不安は人々の間にあり続けています。例えば「登壇すればぼっち回避」などのハックが人口に膾炙していますが、実感として確実ではありません。
わたしは当時の大喜利参加者として、また登壇・運営・主催・スポンサーなどのロールを持ってきた経験から、懇親会や交流の場で得るものを最大化するためのカンファレンス参加戦略をお話します。
昨今、「テクニカルPdM(プロダクトマネージャー)」というロールが注目を集めています。
私自身、新卒から10年以上にわたり独立系中堅SIerのリードエンジニアとしてキャリアを重ねてきましたが、2025年4月に突如として事業会社のテクニカルPdMへと転身しました。
この「大吉祥寺.pm 2025」が開催される頃には、転職から約5ヶ月が経過したところ。
まだまだ駆け出しPdMではありますが、エンジニアからテクニカルPdMへロールチェンジしたリアルを、等身大でお伝えできればと思っています。
想定しているアジェンダ
入社80日で取締役に就任し、組織コンディションに難のある状態からの建て直しに挑んだ1年間で得た結論は「会社経営の8割は兵站」でした。本セッションでは『戦略は兵站を磁化し、兵站は戦略を作る』を軸に、企業文化の再設計、Valuesの見直し、採用・オンボーディング・評価制度を貫く磁化ループの構築等、兵站のケイパビリティ向上に向き合った「HARD THINGSがブッつづく」1年をみなさんと振り返りたいと思います。B面タイトルは『人のHARD THINGSを笑うな』。
ClaudeCodeの性能はすさまじく、ついつい大袈裟に驚いてしまいそうです。
一方で、ある程度コードベースが育ってくるとなんの工夫もなしにはうまく動かず、「当てずっぽう」の変更を繰り返して、
tokenをもりもり食べながらガンガンコードを壊していく、パンクスのような挙動をすることもあります。
わたしは、ClaudeCodeを使い、「自分でコードは一切書かない」縛りで、20,000行を超える(プロポーザル提出時点)コードベースを開発/機能追加/保守しています。
「タスクの一部をやってもらっている」「小規模なアプリをVibeCodingした」という例はたくさんありますが、この規模をすべてAgent Codingしている例はまだ少ないのではないでしょうか。
このトークでは、事例を通じて得た発見を共有します。エモい未来予想や煽りはなるべく排除した、実際的な話を目指します。
CTOの仕事に定義はありません
定義のない仕事にまつわるナレッジをお話します
多くの職種では「何をどのようにするか」といった業務内容はある程度決まっています
だからこそ組織は具体的な業務を指示できます
しかし、組織のトップに立つと状況は一変します
私は今年4月にCTOに就任しました
組織の規模は300人を超え、一般的には推奨されない着任の仕方です
着任当初は苦労の連続です
右も左もわからない中、どんどん埋まるスケジュール
バリューを発揮できない自分への葛藤
何を誰に聞けば答えが見つかるかはわからない模索
「自分が何をすべきか」を誰も知らないという現実
CTOに求められる役割は組織によって大きく異なります
そして、求められるバリュー(未定義)の発揮には組織の仲間のサポートが必要です
本トークではCTOに限らない定義のない仕事を進めるノウハウや考え方、必要な組織の支援をお話しします
初めまして。モブエンジニアです。
ライトニングトークと言われて「稲妻のように素早く話す」イメージを持たれるかと思います。
もちろん、ライトニングトークを山のようにこなしてきたベテランであれば本当の意味での「ライトニングトーク」を行ってもうまく盛り上げられます。
ただし、初心者の方がいきなりベテランのやり方を真似すると「なんかうまく話せないな」といった課題に直面してしまいます。その断面から、初心者の方だからこそ「うまくライトニングトークを取りまわせる方法」についてお話ししたいと思います。
【対象者】
1.ライトニングトークに対して苦手意識を持っている方
2.これからライトニングトークへチャレンジしていきたいと考えている方
(3.私の句を聞いてみたい方)
【持ち帰ってもらいたいこと】
1.ライトニングトークは自己を知ってもらうためのツール
2.ライトニングトーク前の準備ですべてが決まる
初めまして。モブエンジニアと申します。
ChatGPT、Claude含む生成AIサービスを通じて、コーディング・設計含むさまざまな業務が効率化していっています。
そのうえで、「技術者として生き残っていくために何を行わなくてはいけないのか」といった課題に直面していると思います。その断面から、「セルフブランディングの視点」から技術者の生き残り戦略について、15分のトーク内でお話ししていきたいと思います。
【ターゲット層】
1.SNSでのセルフブランディングに悩んでいる方
2.AI時代に技術者として生き残る方法を模索している方
(3.私の句を聞きたい方)
【持ち帰ってもらいたいこと】
1.セルフブランディングはツールであり目的でない
2.キャラ付けは日々ブラッシュアップさせていく
3.X・勉強会をうまく活用していく
今年、今までの畑であるエンジニアの世界から距離を置き、営業組織やCSなど、様々な組織と連動して事業を推進する「事業推進」といった役割に転生しました。
日常的な会話が横文字中心の世界から一転、「事業数値」や「原価」、「販管費」など、数字と漢字だらけの日常へと変化しました。
昨今、AI が世間を賑わせ、より職能越境のニーズが高まっています。
今回はその一例として、私が全く畑違いの業務で途方に暮れた数ヶ月と、そこから Cursor を相棒に構築した下駄履き戦略をお話します。
2025年の今、AI Agentは開発だけでなく、職種転換の強力な補助輪にもなります。
「技術は好きだが事業数字はさっぱり」という方、「AI活用で新しい領域に挑戦したい」という方に、具体的な手法と勇気をお届けします。
この技術変遷の激しい時代、借りれる下駄はどんどん履いて、新しい挑戦への切符を手にしましょう!
某エンタープライズ子会社で情シスをしているフクイです。
クラウドからアジャイル、SaaSからプロジェクトマネジメントといろいろなコミュニティに顔を出しているおじさん(もうすぐじいさん)です。
2022年の登場以来、生成AIの進化は凄まじい限りです。
最近ではエージェントとかリサーチなどの新しい機能がいろいろなところで人々の仕事を変えていっています。
先日DeepResearch機能を使用して競馬の宝塚記念を予想してもらったら、ものすごく緻密に情報を集め、集めた結果の情報から緻密な予想を立ててくれました。しかも穴馬のメイショウタバルが来て見事的中!
ここで考えてみたら、競馬の予想をする人の仕事の「価値」の大きなひとつである「一般の人よりも時間を掛ける事によって産んだ価値」が生成AIによって失われてしまったことを意味していることに気が付きました。そこからの考察です。
納期や品質のプレッシャー、大きな責任、はじめての挑戦。
こういったものは、人によっては辛くて、楽しくないかもしれないです。
一方で、諸条件さえ整えれば、結構楽しめるものです。成長すればするほど、そうしたプレッシャーのかかる場面が増えます。
自分自身のメンタルを健全に保ち、継続して仕事を楽しむために、責任とプレッシャーとどう向き合うといいか、を語ります。
ITエンジニアにとって、人に話を聞かせることは大事だと思う。
どんなにスキルが高くても、話を聞いて貰えなければスキルを役立てることは難しいです。
実際に話を聞いてもらうにはどうすればいいか。
これを、ヘルプデスクの経験とデータ解析の視点から実践できるノウハウとしてお伝えできればと思います。
......という建前のもと、ただ壇上に立って話たいだけです。
みんな!オレを壇上に立たせてくれ!!
私は去年の4月にプレイングマネージャーとしてEMになり、今年の4月からはEM of EMsとして専任EMになりました。この1年間で経験したロールチェンジは、思っていた以上に「持つべき視点」や「こだわりポイント」、「得られる喜び」を大きく変えるものでした。例えば、かつては「一つ一つの機能を作ってリリースする楽しさ」を感じていた自分も、今では「半年や一年などの期間を通じてどれだけアウトカムを作り出せたか」ばかりを気にして、個々の開発へのこだわりやそこから得られる喜びが薄れてしまい、少し寂しく感じています。
この考えも揺れ戻しで1年後には違うことを考えているかもしれませんし、今の考え方に染まってしまい寂しさすら感じなくなるのかもしれません。このトークではロールチェンジの真っ只中な今だからこそ感じる変化を、リアルなエピソードを交えてお話しします。キャリアに悩んでいる人への参考になれば嬉しいです。
本トークでは「技術を磨きつつ、長く豊かなキャリアを築く」ための指針を提示します。
特定の技術習得だけでなく、「心のあり方」と「学びの姿勢」に焦点を当て、「足るを知り、流れに身を任せ、循環を意識し、自分軸を持つ」という考え方を軸に、持続可能で充実した働き方を提案します。
おもな内容