トーク枠(30分)
吉祥寺.pm初登場

コード・サンガ 機械共生記

nwiizo nwiizo

かつてソフトウェアは決定論的な機械だった。しかし今、LLMを基盤とする存在が「行為者性(agency)」を獲得し、確率的で予測不可能な振る舞いを見せ始めている。これは単なる技術革新ではない。デジタル世界における新たな「種」の誕生である。
環境を認識し、意思決定し、行動する。失敗から学び、経験を蓄積し、自らを改善する。私たちは今、AIエージェントという未知なる存在と出会い、共に進化する岐路に立っている。
本セッションでは、エージェントシステム設計の実践知を共有する。MVA(最小実行可能エージェント)から始め、モジュラリティによる複雑性の管理、マルチエージェントが織りなす創発、人間との協調がもたらす新たな可能性を探求する。
透明性と自律性、効率と倫理、管理と創造性。これらの二項対立を超えて、人間とAIが共生する未来への設計思想を提示する。エージェントは道具を超えた存在へと進化しつつある。

3
LT枠(5分)

夏だ!祭りだ!浴衣で歩こう!!~浴衣の歩き方のコツ~

ShirayanagiRyuj 白栁隆司

大吉祥寺.pmの開催は9月6日です。言うまでもなく、まだ夏ですよね。
今年も夏祭りや花火大会に浴衣で出かけた方も多いことでしょう。
ですが、浴衣で歩く歩きにくかったり、気崩れしたりしませんか?
実は、洋服のときと浴衣のときでは、適した歩き方が違うんです。
サンダル、靴、下駄(草履)の3種類、男女に分けて浴衣での歩き方のコツを、普段着が着物な白栁が紹介します。
キレイに見えて楽に歩ける、そんな歩き方を身に着けて、残りの夏を浴衣で祭りを楽しみませんか?
そして、次の夏への準備もぜひ……。

トーク枠(30分)

モザイク型ロールモデルによるキャリアデザイン~【ロールモデル】は必要か?~

ShirayanagiRyuj 白栁隆司

「ロールモデル」とは、自分のキャリアを考えるときに参考にする他者の生き方や働き方のことです。
かつては身近な上司や家族をモデルとするのが当然でしたが、昨今は働き方が多様化し、単一の人物を目指すことが難しくなってきています。
特に、IT業界ではここ10年でこれまでの10年になかった新しい職種も増えました。
このトークでは、複数の人物の良い要素を組み合わせ、自分だけの理想像をつくる「モザイク型ロールモデル」という考え方を紹介します。
エンジニアカウンセラーとして先例のない道を歩んでいる白栁が、自身のキャリアを例に、ロールモデルの活かし方と新しい設計法をお話しします。
──「あなたは誰かではない」
──「単一継承は、多くのオブジェクト指向言語では禁止されていますが、キャリアであれば大いにしていい!!」

3
トーク枠(30分)

怠惰で持続可能な、自由なタスク管理 - TaskMD Shelfの実践

songmu Songmu

TaskMD Shelfは「積極的棚上げ」によって、怠惰なハッカーでも持続可能なタスク管理を実現する、とてもシンプルな手法です。

今やらないことを明示的に棚上げし、集中すべきことに専念します。その際、「見直し日」を必ず設定することで、後からの見落としを防ぎます。

これらをタスクを全て意味付けられたMarkdownで管理するため自由に柔軟に管理できます。例えば、「見直し日」が来たタスクや、今やるべきタスクを簡単に一覧できるのです。

本トークでは、何故新たにタスク管理を考えたのか、既存のタスク管理手法の思想を振り返り、それらの手法で困ることをTaskMD Shelfでどのように解決したのかを紹介します。

また、テキストデータを使う「自由な」タスク管理の哲学や利点についても触れます。AIに秘書的なサポートを受けるやりかたや、具体的なタスク管理の手法や自動化についてもお話します。

5
トーク枠(30分)

RDRAを使ったドメイン駆動設計における集約の取り扱い方とコンウェイ

yumiKudo_Panda7 工藤ユミ

ドメイン駆動設計文脈における集約の考え方は、私自身アーキテクトとして案件に入っている中でも長いこと上手く言語化できないものでした。

そんな中、RDRAという要件定義フレームワークを実際に使って運用してみる中で、
「こう考えたら、集約の範囲の決定やユースケースとの関係を把握しやすくなる!」と根拠をもって確信したものを発表したいと思います。
この考え方を基本にすることによって、たとえ分散アーキテクチャになったとしても、だいぶ運用しやすくなります。

さらに上記の集約の考え方は、チームの責任範囲の設計とも密接に関わりを持ちます。

コチラの内容のメインターゲットは、アーキテクトだけではなく、
チームの分割などを考えるPM・PdMさん、そしてビジネスアーキテクト向けです。

4
トーク枠(30分)

アーキテクト思考

tyonekubo yonekubo

ITアーキテクトとしてシステムアーキテクチャ設計や技術選定、その他諸々の業務を遂行する際、じつに様々な思考方法を駆使しています。
「思考力」を鍛錬してきたからこそ、ここまで生き残ることができたと感じています。

思考力は、アーキテクトに限らず、どんな職種においてもたいへん重要です。
技術力の大部分がAIで代替可能となったとしても、思考力はそう簡単に代替されることはありません。
ITエンジニアとして成長し、活躍するためには、思考力こそが最大のレバレッジポイントだと言えます。

アーキテクトがビッグピクチャーを描き、その実現の過程で利用する思考方法ーー抽象化、メタ思考、アナロジー、推論(演繹・帰納・アブダクション)、etc。

激動の時代を、この先生きのこる武器を手に入れましょう。

6
LT枠(5分)
吉祥寺.pm初登場

わりとなんでもできちゃう Fargate SPOT bastion (with ecsta とか)

sogaoh sogaoh

本トークでは、Terragruntとecspressoを利用してIaCで構築したFargate bastion('踏み台')を、
多少の手を加えることでプロダクト運用に役立てようとしている事例を紹介します。
Fargate SPOT採用によるコスト最小化や、ecsta等のツール連携による柔軟なタスク実行、CI/CDとの統合など、
「なんでもできる」bastionを実現するための工夫と、実際に直面した課題を具体的に共有します。

1
トーク枠(15分)
吉祥寺.pm初登場

会社と現場の狭間で何が起きているか

9rokirishima くろきり

現在私は受託開発の会社で執行役員として仕事をしています。
会社からは売上や粗利など数字を求められ、数字のための施策に加えて
メンバーが働きやすい環境を作るため日々体制や制度を整えつつ
現場ではプロジェクトマネジメントをしながらも自身もコードをバリバリ書いている日々を過ごしています。

会社としての数字と現場の温度感。
それは必ずしも同じ施策でどちらも解決できるものではありません。
しかしその両方を満たしていかねば会社が回らないのもまた事実。

このトークではどちらにも深く関わるポジションとして
お互いの認識齟齬がなぜ起こるのか、それを解決するためにどうすべきかというものを自身の体験から話していきます。

2
トーク枠(15分)
吉祥寺.pm初登場

メソッドの書き方

sikimuOji シキム

みなさん。メソッド書いてますか?
生成AIを使ったコーディングの急激な発展を遂げている2025年。
失われていく温もりあるハンドメイドコーディング。
その中でも今回は、メソッドの書き方をお伝えしたいと思います。

トーク内容(予定)
・メソッドと言えばユニットテスト
・メソッドにもあります単一責任
・同じコードは共通化(してはいけない)
・目的メソッドと手段メソッド
・メソッドを安定して繋げる

2
トーク枠(30分)

2025年になってもまだMySQLが好き

yoku0825 yoku0825
  • 2012年からMySQLほぼ一筋13年です
  • キャリアの9割以上はMySQLユーザー企業のDBAでした
  • 2025年5月にDBAではないポジションで転職しました
    • 故あって多少MariaDBの面倒を見たりして感じたMySQLとの違いとか
  • オンコール対応から離れて感じた「DBAとしては昔からあったタイプの監視の過不足」とか「こういうの無いと結構不便なツール, 仕組み」についてと
  • 離れてわかったMySQLへの愛を語ります
7
トーク枠(15分)
吉祥寺.pm初登場

多動な自分が、人にプログラミングを教えることでエンジニア人生を立て直した話

taket0ra1 taketora

気づけば、本業ではテックリードを務め、副業では海外の開発メンバーと一緒に開発案件を回すようになっていました。
他にも、不動産会社の立ち上げ、テックカンファレンス(関数型まつり)の主催、そしてランニング(趣味で月200km以上)など、色々な活動やっています。
新卒の頃は、誤字脱字、ケアレスミスが多く、プログラミング言語仕様の意味よくわからないままなんとなく動くコードを書いておりました。
そんな自分を少しずつ変えるきっかけになったのが、2018年に始めた「人にプログラミングを教える」という講師の副業です。
教えることで自分の理解の浅さに気づき、言語化を繰り返すうちにようやく地に足のついた知識が身についていきました。
このトークでは、多動ぎみな自分がどう失敗と向き合いながらキャリアを築いてきたか、率直にお話しします。
同じような失敗をしている方へ、何か伝わると嬉しいです。

3
トーク枠(30分)
吉祥寺.pm初登場

教養としてのラムダ計算

TTTaison T.T

2025年の今、私が皆さんに聞いてほしいのは、多くのモダン技術を支える「関数プログラミング」、その理論的基盤である「ラムダ計算」の話です。
本セッションでは、まず基本となる「型なしラムダ計算」を扱います。すべては関数であり、式の変換で計算が表現される世界を豊富な図解で解説します。理論の学習というよりは、シミュレーションを覗き込むような感覚で、関数プログラミングの動作原理に触れていきましょう。
これにより、高階関数や参照透過性といった、関数プログラミングの核となる概念がなぜ機能するのか、その本質が直感的に理解できてもらえるのではないかと思っています。セッション後には、関数プログラミングへの理解が一段と深まっていると思います。

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トーク枠(15分)
吉祥寺.pm初登場

助けて駆動開発−AI時代にこそ気に留めたい開発の流儀−

Inoue Hiroki

組織で成果をあげるには個々人が練度を高めることに加えてコラボレーションが不可欠です。一つには、助けを求める事やそれに応える事がその起点になります。私たちには”助け”を軸に組織の力を増幅させる力がありますが、必ずしもその使い方、使い時に気づいているわけではありません。
ところで昨今AIの台頭により助けを求める先が一部AIに置き換わりつつあるように感じます。AIは私たちをエンパワーする一方でコラボを疎にする危険性を孕んでいるのではないかとも思うのです。
助けを起点としたコラボが生まれるまでには幾つかのハードルがありそうです。例えば、助けを求めるという発想を持てるか否か、自力で解決すべきか否かの判断、支援が必要と周囲に気づかせアクションを起こしてもらうこと等です。
このトークでは、助けを求める側与える側双方の視点からハードルを見つめ直し、如何に立ち向かう事ができるのかを言語化したいと思います。

1
トーク枠(15分)
吉祥寺.pm初登場 カンファレンス初登場

SIerの開発者組織で横串活動を推進していたら組織のリーダーになったので最初の2ヶ月間の試行錯誤をシェアしたい

まつしょう

当社にはエンジニアの中でも特にシステム開発に強みを持つ人を100名ほど集めた仮想組織があり、私は2025年6月からそこの長をやることになりました。
社内に無数に存在する大小様々なシステム開発プロジェクトに対し、設計や実装だけでなく開発プロセスマネジメントや品質保証なども含む、広い意味での技術力をもって貢献することが主なミッションで、加えて新技術検証や技術者育成も行っています。

私は新卒から勤めて11年目にあたり、昨年からはこの組織内で開発プロセス関連施策のチーム(6,7名程度)をリードする立場にいたものの、組織全体をリードするのは初めての経験であり、ワクワクと不安を同時に抱えています。

大吉祥寺.pmで話す頃には就任して2ヶ月ほど経過しているはずなので、開発者組織で横串活動をしている方やこれからやっていきたい方向けの参考として、本トークでは私の試行錯誤の過程をシェアできればと思います。

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LT枠(5分)
吉祥寺.pm初登場

5分で駆け抜けるモダンJavaの「今」

hk_it7 こうの

「JavaはSIer言語」なんて言わせない!2025年の今、Javaは驚くべき進化を遂げています。まだJava 8で止まっていませんか?

本LTでは、5分という限られた時間で、Java 8以降の主要な進化(var、Records、Sealed Classesなど)を「勢い」と「熱量」でお届けします。関数型プログラミングの強化、モダンなAPIの追加まで、開発体験が劇的に変わるポイントを駆け足でご紹介。

これは単なる機能紹介ではありません。今のJavaがどれだけモダンで、パワフルで、そして楽しいかを感じてほしい!「5分でJavaのイメージが変わった!」「もっと深く知りたい!」と思ってもらえるよう、最新Javaの「今」を凝縮してお伝えします。Javaの進化の勢いを、ぜひ体感してください。

6
トーク枠(15分)
吉祥寺.pm初登場

WezTerm運用におけるプラクティスと、Terminal & CodingAgentの相互運用性

_fs0414 fujitani sora

WezTermのConfiguration as Codeによるカスタマイズ性と、Workspaces機能によるシンプルなセッション管理は取り回しが良く、いくつかのTerminalEmulatorを触ってきた自分の現状ベストな開発環境であると言えます。

また、エディタと一体化したCodingAgentの利用が開発者の生産性を向上させ、議論に上がることが多いここ最近です。
Terminalから起動するNeoVim等でも同等の目的を果たすためのプラグインが出ていますが、それでもベンダー提供のIDEに移行する開発者も多いように感じています。
この課題を解決しようとしている手段に、今年の技術トレンドの一つであろうCodingAgentのCLI実行環境の提供があると考えています。

本発表では、WezTerm運用の個人的プラクティスと、CodingAgentツールとの相互運用性についてまとめます。

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LT枠(5分)
吉祥寺.pm初登場

組織が大きく変わろうとするとき、自分はどうありたいかを考えている

uutan1108 うーたん

私の勤める会社では、外部の事情によって、これから組織の体制や文化が大きく変わっていくことが予想されています。
実際に何がどうなるかはまだ分かりませんが、周囲の雰囲気や人間関係に、少しずつ変化の兆しが見え始めています。

このままここに残って働き続けるのがいいのか。もっと自分に合った環境があるのか。
そんなことを考えるようになってから、私はこれまでのキャリアを振り返ったり、身近な人に相談したりしながら、少しずつ動き出しました。

まだ決断を下したわけではありません。でも、悩みを抱えたまま止まっているよりも、何かしら行動をすることで気持ちが少し落ち着いてきました。

このセッションでは、組織が大きく変わろうとしている中で、私がどんなふうに考え、どう動いてきたのかをお話しします。
同じように環境の変化に向き合っている方の、ヒントや安心につながればうれしいです。

6
トーク枠(15分)

開発を加速するための開発

karupanerura karupanerura

生成AIによるコーディング支援などによって、ソフトウェアエンジニアとしては「どう作るか」について考える機会が多くなってきた昨今でしょう。
しかし、アイディアを形にする方法が多様化し効率化してきた一方で、それ以外の部分について考えることがより重要性を増してきているとも感じます。

そのなかでも開発を加速するための開発は、場合によってはその要求すらも明確ではないものの、もしそれが存在すれば明らかに便利なものが実はたくさんあるのではないかと思います。
たとえば、それは動作確認を便利に行うためのツールであったり、単にアプリのなかのデバッグメニューであるかもしれません。あるいは、クラウドソリューションに足りない機能を補完するものかもしれません。

このセッションでは筆者が実務を通じて実際にそういったものを作ってきた経験から、チームにとって本当に必要なものの形を見極めるエッセンスをご紹介します。

5
トーク枠(15分)
吉祥寺.pm初登場

「狭間人間」だった私が、みんなが「狭間人間」となれることに期待している

okuto_oyama 大山奥人

昔、とある界隈のジャーゴンとして「狭間人間」という言葉がありました。

2019年前後から、デザインエンジニアのようなデザインとエンジニアリングの両輪を担う存在として称されていました。それぞれの職域が交わるベン図のような「狭間」の部分が存在し、その部分が狭間人間としてバリューを提供できていました。

2025年現在、生成AIが世の中に徐々に浸透しだし、かつて1人ではなかなかできなかったことが、できるようになってきました。つまり、プログラミングをしたことがなかった人が自身のバリューを活かしながら他の領域に染み出せるようになっています。

私はこの状況を見て、いろんな人たちが「狭間人間」となれるのではないか、と考えています。

このトークでは、2019年のころに生まれた狭間人間を振り返りつつ、2025年現在の私が考える狭間人間についてをお伝えしたいと思っております。

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トーク枠(30分)
吉祥寺.pm初登場

プログラミングに出会って20年、「今」が1番楽しい

masaya_dev クドウマサヤ

みなさんの「Hello, World」はいつ、どこでしたか。

私は20年前、とある工業高校の教室でした。
2025年の今、あの頃と同じようにワクワクしながらプログラミングを楽しんでいます。いえ、あの頃以上なのかもしれません。

「楽しい」という感情を構成している要素はなんなのか。
それは、この20年の中で変わっているものもあれば、変わらないものもあると気づきました。

生成AIの進化によって、職業プログラマとしての働き方は既に大きく変わりつつあります。
それでもプログラミングの楽しさが終わることは無いと信じています。

これはひとりのプログラマの、ただの自分語りです。
でも、ベテランの方にとっては深く共感してもらえる、若手の方にとっては明日からの希望になれる。
プログラミングが好きなみなさんの活力になる話を今、届けたいと思っています。

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