私は18年のエンジニア歴の大半を与えられた環境で最善を尽くしてきました。
ただ、それだけでは自分の思考の枠を越えられず、枠の外にある課題は解消できないことに気付きました。
そうして昨年から勉強会やカンファレンスに参加し始め、外部の知見を取り入れることの重要性を実感しました。
また、ただ学ぶだけではなく、対話を通じて認知を揃えることの大切さを感じるようになりました。
今年は一歩踏み出し、実践したことを発信することで双方向の関係を築こうとしています。
まだ手探りの状態ではありますが、
こうした営みこそが、私の置かれた環境の「サイロ」を壊し、
より開かれた活性化された環境の土壌を育てると考えています。
本セッションでは、私自身の試行錯誤やその中で得た気づきをもとに、
サイロを壊す実践について共有させていただきます。
テストカバレッジ100%はアンチパターンと言われていること、みなさん知ってますよね。
しかし実際に10年間やり続けた話は、あまり聞いたことがないんじゃないでしょうか。
エンジニアとして働き始めてから複数のプロジェクトで単体テストのC0/C1カバレッジを100%をテストの完了条件として実施し続けてきた時期がありました。
世の中では「テストカバレッジ100%は意味がない」「コストパフォーマンスが悪い」と言われていますし、どちらかというと自分自身も勧めるものではありません。
ただ、得られたものもたくさんあったなあと、今では感じています。
実際にやってみて何が得られたのか、どんな結果になったのか、リアルな経験から感じたことをお話します。
生成AIが大半のコーディングをすることになるだろう近い未来。
ガードレールとしても重要になるテスト、そしてテストカバレッジ、今だからこそ再考してみませんか?
「やる気が出ない。でも何かしなきゃ。」
そんな焦りに飲み込まれていた自分が、少しだけラクになれた経験をお話しします。
仕事での責務が増えてアウトプットが止まり、アウトプットするネタも浮かばず、周りがどんどんアウトプットしているのに自分だけが取り残されているように感じて、焦っていた時期がありました。
そこで私は、無理に動かず“できる範囲だけ続ける”ことを選びました。
このセッションでは、私が試してきた工夫や気づき、そして“やる気がない前提でどう設計するか”についてお話します。
やる気が出ないことにモヤモヤしている方、立ち止まっている自分に不安を感じている方へ、少しでもヒントになれば嬉しいです。
データベースはいつの時代もビジネス、ソフトウェア共に中心に存在し、大きな貢献を続けています。
その裏にはコミュニティがあり、様々な支援活動を行っています。
PostgreSQLユーザ会(以下 : JPUG)もその一つ。
そんなPostgreSQLコミュニティですが、運営メンバーが入れ替わらずに平均年齢は毎年カウントアップされています。
このセッションでは直接的な解決策まで提示できません。なぜなら 今、PostgreSQLコミュニティが無くなるかもしれない危機 だからです。
そんなPostgreSQLコミュニティの理事の一人である私がどうやってコミュニティに向き合って、そしてどんな未来を目指していくのか。
10年後に「あのときは結構苦労したんだよな」とみんなと酒を飲みながらふりかえられるようなことをお話します。
コロナ禍を経て、エンジニアの働き方やコミュニティのあり方は大きく変わりました。「東京は(心理的に)遠い」と感じるようになった私は、地元に根差したエンジニアコミュニティを立ち上げました。しかし、地域コミュニティにありがちな「身内ノリ」は避けたい。オープンな場で「熱狂」を生み出すには何が必要か?
たった1年で参加枠が9時間で埋まるほどの盛況ぶりを達成した裏側には、緻密な戦略がありました。本セッションでは、「やらないことを明確にする」、「対話をオープンにする」といった具体的な工夫を惜しみなく共有します。
地域コミュニティのパイオニアである大吉祥寺.pmの精神にも通じる、参加者が「また来たい」と心から思えるコミュニティ運営の秘訣。この1年の東葛.devを振り返り、本気の“今”をお届けします。
ジョン・ウィリアムスというクラシックギター奏者について昔先生が話したことを最近よく思い出す。
「ジョンの演奏の唯一の欠点はミスをしないことです」
彼の技術は非常に高く、クセがなく実に模範的な演奏をする。でもそれが欠点だと先生は言った。
最近不格好なものに触れる機会が減った気がする。登壇も同様だ。
AIのおかげなのか、はたまた大量に溢れる整ったテンプレートのおかげなのか、見栄えよく話も整っておりなんともストレスのない話が多くなった。
それでいいのか、と問いたい。速度や楽さに流されて一点ものであろうとする毒を抜かれてないだろうか?
批判を恐れ教科書的で隙のない言葉ばかり選んでいないだろうか?
気をてらうことは推奨しないが、本心が見えないほどにラッピングされたものはどこか悲しい。
だから今、過度に整ったものが与える心理と、不格好でいいから自分の言葉で伝える術について皆に話したい。
最近はプロダクト開発に必要なツールが多く開発されています。
最近ではObsidianやAI Agentなど、少し前だとFigmaやnotionがあったと思います。
これらを会社ないし、チーム内で活用を進めていくためには、ファーストペンギンが必要でもありますが、セカンドペンギンもいないとまったく普及しません。
本トークは一番最初に挑戦する人に追随してくれる「セカンドペンギン」の重要性について解説し、「セカンドペンギンになろう」と思ってくれる人が増えればと思います。
2025年。世間はオフラインに戻りつつ有り出社を必要とする会社も出てきました。
そんな2025年の1月に私は転職と引っ越しを同時にしました。引っ越し先は地元の甲府、転職先は今までと技術スタックの違うフルリモートの会社です。
このトークでは2025年の現在転職と引っ越しをするとどうなるか、そして現在についてお話します
たぶんこんな内容
2025年の今、感じられることはやはりAIが登場し普及したことかな、と思います。
私は、「プログラミングが楽しい」と思い20年くらい前にエンジニアになったものの、IT企業の文化に馴染めなかったり、何度かのブランクの末、持病を抱えてしまい、長時間働くことができなくなったり、いろいろな壁に当たっていました。
AIが登場してから、話し相手になってくれるChatGPT、プログラミングのサポートをしてくれるコーディングエージェント、私の中でプログラミングはどんどん楽しくなり、制限がある体でも効率的に進められるようになりました。
本セッションでは、私がAIを使ってどのようにプログラミングの楽しさを再発見し、進めてきたかについて、実際の活用事例を紹介します。
様々なハードルが越えられて活躍してるとは言い難いですが、「なんだか最近、プログラミングがすごく楽しいな」て気持ちを伝えられたらと思います。
こにふぁーさんのLTで紹介されていた「提案レベルを上げる」という話。
https://speakerdeck.com/konifar/ti-an-noreberuwoshang-geru-number-qiitaconference
それを実際にやってみたら──気づけば私の『提案』が、そのまま『進捗』として通るようになっていました。
提案内容を構造化し、先回りしてリスクや背景も整理。やることが明確だから、上司は「いいね」と言うだけ。業務の会話は最小限、仕事は爆速。
2025年の今、そんな“提案=実行”な世界を生きています。
このトークでは、「提案レベルをどう上げたか」「何が変わったか」「気をつけた落とし穴」など、実践して得たリアルな変化と気づきをシェアします。
提案がうまく通らない、仕事が前に進まない──そんな悩みを抱える誰かのヒントになればうれしいです。