2025年、PHPは30周年を迎えました。
私は25年間PHPを使い続け、最近は開発やマニュアルにも関わっています。そんな立場から、節目の年にPHPを振り返ります。
テンプレートエンジンから始まり、手続き型、オブジェクト指向と姿を変え、現代のPHPは「言語としては繋がっているのに全く別物にも見える」状態になりました。
WordPressなどレガシースタイル、オートロードや型が整備された"普通の"PHP、独自の流儀を持つフレームワーク環境。それぞれ異なる世界観を持ち、どれも正しく"PHP"です。「いくつものPHP」を通じ、変化の背景や矛盾を許容してきた言語の特性を紹介します。
PHPを書いたことのない方には、この"特異さ"を通じ、普段の言語を見つめ直すヒントを。
最近のPHPユーザーには、歴史を知ることでスキルアップのきっかけを。
古くからのPHPユーザーには、懐かしさを届けます。