レギュラートーク(15分)

『氷菓』の心理的安全性と多重解決ミステリからチームでの課題解決を学ぶ!

hk_it7 こうの

チームで開発するとき、うまく意見が出てこないことや出せないことはありませんか?
心理的安全性の高くない状態だと発言が難しいケースがあります。

本セッションでは『氷菓』というミステリアニメを題材に、心理的安全性の高いチームをいかにして実現していくかを洞察します。

このセッションで学べることは次の通りです。

  • 心理的安全性とはそもそも何か
  • なぜ心理的安全性を重視するのか
  • 『氷菓』から学ぶ心理的安全性を高めるためのアクション

『氷菓』は多重解決というジャンルのミステリです。
多重解決とは、1つの事件に対して複数の解決が示されるミステリのことで、システムのチーム開発の状況にとても良く似ていると考えています。
メンバーは自分の思う、考えうる限りのベストな設計や実装(=解決)を示します。ただ、各メンバーはそれぞれの視点を持っていて、見えていない仕様や背景(=証拠)があるかもしれません。

私たち開発者は見えていないものがあるかもしれない、最良な選択肢ではないかもしれないことを発言する勇気を持つ必要があります。
少ない勇気で発言できる環境を得るヒントを『氷菓』から学んでいきましょう!!

レギュラートーク(15分)
初登壇 関東地方(1都6県)以外

- エンジニアの世界にKOはない - 久瀬大作から学ぶエンジニアとしての生き方

sigumataityouda マグロ

「自分はエンジニアとして生きていけるのだろうか」
誰しもが思うことだと思います。僕は常日毎思っています。
周りが優秀で、自分が置いて行かれている様に感じる。もう努力しても追いつけないのではないか。
そう思っていた矢先、私は龍が如くに出会いました。

日本の裏社会を重厚なストーリーで描くゲーム、「龍が如く」。
ただ裏社会を描いているのではなく、キャラクターがそこを生きる人間として魅力的に描写されています。
義理と人情。裏切りと愛憎。
現代社会を生き抜く我々にも学ぶべき生き様があります。

今回お話しするのはシリーズの原点「龍が如く0 誓いの場所」。
舞台は1988年、バブル景気により活気のある日本。
極道の最盛期として、様々な男の生き様が描かれています。

この中で私が影響を受けたのは「久瀬大作」という男。
自分のエンジニアとしての能力に限界を感じていた私に、彼の生き様が非常に刺さりました。
エンジニアとして、そして一人の人間として、どう生きるべきか。
久瀬を通じて気づいたその答えを、お伝えしたいと思います。

レギュラートーク(15分)

本当にしたいことは何? - りんごの選択から考えるエンジニアの原点回帰

uutan1108 うーたん

「すごいエンジニアになりたい」。そう思ってきたものの、スキル向上だけが本当に目指す道なのか、疑問を感じるようになりました。まるでレールの上を走るような感覚。そんな時、『輪るピングドラム』のりんごの物語に出会いました。

彼女は亡き姉の人生をなぞり、愛情を得ようとしますが、「運命日記」を失い、本当に望むものを考え始めます。技術を追い求める私たちも、市場価値やトレンドに縛られ、「何のため?」「誰のため?」という問いを見失うことがあるのではないでしょうか。

実を言うと、私も今、明確な答えを見つけられていません。技術を高めたい思いはあるものの、その先がまだぼんやりとしています。そんな中、りんごが「本当にしたいこと」を見出す過程に惹かれました。

姉の人生から解放されたりんごは、妹・陽毬を自分の意志で救いたいと願います。その純粋な想いが彼女の原動力となりました。私も、技術で誰かの生活を豊かにするプロダクト開発に喜びを感じるのではないかと感じ始めています。

本トークでは、りんごの葛藤と成長を通して、「技術力」と「誰かの役に立ちたい」というエンジニアの本質的な結びつきを考察します。私自身の迷いも共有しながら、技術が進化する現代で、私たちが立ち返るべき原点とは何か。りんごの選択を通して、皆さんと共に考え、明日へのモチベーションを見出すきっかけにできれば幸いです。