「リコリス・リコイル」における主人公の1人・井上たきな。
彼女はリコリスと呼ばれる平和維持エージェント(殺し屋)として優秀な成果を上げ、地方支部から念願の本部転属を勝ち取ったエリートでした。
しかし上層部のミスを押し付けられ、窓際部署(喫茶リコリコ)に再転属。それは、エリート街道を歩んできた彼女にとって居場所を失ったのと同義でした。
本部復帰を目指し努力するも空回り、やがて「もう本部には戻れない」と告げられ絶望します。
悲しみに打ちひしがれるたきなですが、部署の先輩である錦木千束の「目の前の幸せを守ろう」という姿勢に影響を受け、硬直化したエリート思考から脱却し、
彼女は喫茶リコリコにて、新たな自分としてより柔軟で幸福な働き方を見つけていきました。
本トークでは「リコリス・リコイル」における井上たきなと錦木千束の二人、通称「ちさたき」の出会いと交流を通じて、変化の多い時代におけるキャリア戦略を計画的偶発性理論(予期せぬ出来事を積極的に活用する理論)と絡めてお話します。
具体的には、たきなの変化プロセスを通じて以下のテーマについてお話します:
【アジェンダ】
・計画的偶発性理論とは
・たきなに見る「過去の自分を捨てる重要性」(アンラーニング)
・千束から学ぶメンターシップの極意
・喫茶リコリコが示す心理的安全性の効果
・二人の関係に見る新環境での適応術