レギュラー

今UIライブラリを選ぶならshadcn-uiをおすすめしたい

dachi_023 Ryo Adachi

UIライブラリは入れ替わりが早い一方で導入後はコンポーネント構造やテーマ設計・CSSトークン・A11y実装などがライブラリ側で固定化されやすく、結果としてロックインが生じやすいです。
本セッションではその前提を踏まえつつ、いま shadcn-ui をどのように評価し、ロックイン等のリスクと向き合うべきなのかを考えます。

発表内容

  • UIライブラリのこれまで、選定基準など
  • shadcn-uiを選ぶ理由と評価ポイント
    • コピー所有でロックイン低減、RadixベースのA11y、他ライブラリとの親和性
  • 現場で見えた限界と対処
    • classNameによる意図せぬ拡張、改修時のルールの整備
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なぜRustのエラーメッセージはわかりやすいのか?

timeE4ter Yuki Okushi

私たちは常日頃からありとあらゆるエラーメッセージと向き合っています。ソフトウェアエンジニアに限った話で言えば、コンパイラや言語処理系のエラーメッセージは最も頻繁に向き合うインターフェースの一つであり、毎日眺め、頭を悩ませていることでしょう。
そういった中で、Rustコンパイラ(rustc)はわかりやすいエラーメッセージ(diagnostics)を出すことに注力しています。そして、そのエラーメッセージは一つひとつが丁寧に設計され、コードレビューで磨かれ、ユーザーフィードバックにより改善されています。

わかりやすいエラーメッセージとはどういったものなのか。どのように実装、改善されているのか。どのように開発者体験、あるいはユーザー体験を向上させているのか。
このセッションではRustコンパイラへのコントリビューションで得た経験をもとにして、Rustコンパイラで行われているエラーメッセージの実装・改善活動を例に、わかりやすいエラーメッセージのあり方などについてご紹介します。

ここではRustやコンパイラを題材としますが、これらへの深い造詣は必要ありません。
Rustコンパイラの開発がどのように行われているのかといったOSS開発に関する知見だけでなく、日頃の開発においてエラーメッセージを通して開発者・ユーザー体験を向上させるテクニックや考え方をご紹介できる内容を目指します。

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速度と品質を両立するStorybook運用

dachi_023 Ryo Adachi

メンテナンスされ続けるStorybook運用を目標に、設計と運用の要点を共有します。
Coding Agentに「作成・更新・整理」といった負荷の高い作業を委ね、速度と品質の両立をねらう取り組みを紹介します。
本テーマは実装の細部ではなく、意思決定の拠り所となる原則にフォーカスします。

発表内容

  • AIに委ねる範囲・人が握る範囲の定義(境界設計・責務分離)
  • 実装ガイドラインのガードレール設計
    • ファイル配置・命名、Storyの分割設計、バリエーションの整理、Controlの方針
  • 小さく導入してから段階的に適用領域を拡大する進め方
  • 運用コストの削減、変更の見通しとレビュー品質の維持、チームの開発速度確保
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恋愛と結婚の違いからわかるシステムアーキテクチャ設計

web_shogo_nakao nakao-shogo

PoC段階では新技術を使って、楽しいですが本番運用するにはPoCとは違って考えることがたくさんあります。
AI関連の話が乱雑になっていてたくさんの会社でPoCを開始していると思うので、決め手となるのは本番運用に載せたときのメリットデメリットの話だとおもっていますので、今一度基本に戻ってはいかがでしょうか?っということで話そうと思います。

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薬屋のひとりごとにみるトラブルシューティング

tomo_kusaba 草場友光

『薬屋のひとりごと』(以下「薬屋」)に出てくる主人公・猫猫(まおまお)の問題解決の進め方をヒントに、システム障害対応を分かりやすく整理したものです。

薬屋は、薬の知識を持つ少女が後宮で起きる毒や病の理由を探る物語です。やっていることは「状態を観察→原因候補を考える→確かめる→再発を防ぐ」で、これはまさにシステム障害対応と同じ流れです。
猫猫のやり方に当てはめてシステム障害を解決に導く流れを楽しく学んでいきましょう。

なお、原著作物のストーリーや独自文章などに配慮して特定のシーンは扱いません。アニメなどを視聴した前提での話とさせていただきます。

レギュラー

俺が選んだITエンジニアキャリア戦略 〜Microsoft MVPからDirectorまでの道のり〜

hiroyuki_mori もり ひろゆき

ITエンジニアとしてのキャリアは、技術スキルだけでなく「どんな選択をするか」によって大きく形が変わっていきます。
どの技術を学ぶか、どんなコミュニティに飛び込むか、そしてチャンスが目の前に来たときに一歩踏み出すかどうか。
その一つひとつの選択が、自分のキャリアを作り上げていきます。

私は、Microsoft技術との出会いをきっかけにキャリアが大きく動き出しました。
コミュニティでの学びや仲間との交流が新たな視野を開き、Microsoft MVPを受賞することで次の扉が開きました。
そこからさらに挑戦を続け、現在はアバナード株式会社でDirectorという立場に至っています。

このセッションでは、私がどのように選択を重ね、どのような失敗や葛藤を経てチャンスを掴んできたのかを、リアルな体験談としてお伝えします。
いつもは.NETやMS技術系のテーマでしたが、今年は自身のふりかえりをかねてソフトスキル系のお話をさせていただこうかと思います。
エンジニアとして成長の道を模索している方、次のキャリアステップを考えている方に、キャリアを切り拓くための「勇気」と「ヒント」を持ち帰っていただければと思います。

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2025年のWebフロントエンドのふりかえりと2026年

__sakito__ sakito

BuriKaigi 2025では「2024年のWebフロントエンドのふりかえりと2025年」について話しました。
https://www.docswell.com/s/sakito/Z82RGP-burikaigi2025

話の中では、2025年のフロントエンドはどうなっていきそうかの推測もしていました。

今回は2024年の推測が当たっていたのか、2025年を振り返りつつ話をします。
そして、2026年のフロントエンドがどうなっていくのかも考察していきます。

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複数のローコード、ノーコードサービスを使いこなすためのノウハウ

Rinatamu_ITDR りなたむ

ローコードやノーコードサービスが台頭して久しい昨今、組織によっては、様々なローコードやノーコードのサービスが統制なく使われているといった現状も存在します。
そんな折、
「どちらがいいのか?」「どちらかに寄せるべきなのか?」
と、聞かれることがよくあります。

ここでは、Microsoft 365 を主軸に活用しつつも、Power Platform と kintone が混在する組織の中で、どういう構成であれば最適な組み合わせとなりうるのか、ロールプレイング的なセッションとして、デモを交えながら解説していきます。

※本内容は Cybozu Day 2025 で軽くお見せする内容をもっと深堀した内容となっています。
※本内容は業務担当者や開発者、DX推進者など幅広い層に見ていただける内容です。