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iPhoneでの空間メディア視聴体験の探求

Ridwy なめき ちはる

iPhoneで空間ビデオを撮影しても、Vision Proを持っていなければその空間っぷりは確認できません。APMPもVision Pro以外ではなにやら歪んだ映像のまま。Vision Proを所有していたとしても、いつも持ち歩いている訳ではありませんし、装着自体もちょっと手間です。

もっと気軽に試せないかしら...できれば普及しているデバイスで。そんな思いから、iPhoneで空間メディアを視聴する体験について考え、試した内容をシェアします。iPhoneは立体視こそ出来ませんが、多くのセンサーを搭載し、MV-HEVCもAmbisonicsも扱えるデバイス。それらを活用して直感的な方法を目指しました。
視聴できるデバイスも空間コンテンツも、もっともっと増えていってほしいですね!

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20分トーク

Apple Immersive Videoの撮影からVision Proアプリ化まで

FinalventNet 藤野 稔

URSA Cine Immersiveでの撮影、Apple Immersive Videoの編集、書き出し、シンプルなVision Proアプリ化までの基礎的なフローに加えて、Immersive Video関連で検証した内容を共有します。
機材本体や周辺機器含めて1200万円を超えた投資を行い、20現場180TB以上撮影を行った知見をもとに、初心者でも分かるように説明します。

検証内容
・URSA Cine Immersiveにおける圧縮比率について
・Vision Pro(M2,M5)におけるImmersive Videoの再生可能な最大解像度について
・win,macマシンによる書き出し時間
・ノイズリダクションの使い分け
・ステレオ音声と2nd Order Ambisonics VR microphoneについて
などについて共有します。

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20分トーク

Foundation Modelで広がるトラブルシューティングの新境地

AkkeyLab akkey

Persona Anywhereは、visionOSから提供されているPersonaをmacOS上で仮想カメラとして機能させるソフトウェアです。
これにより、Mac Virtual Display経由でもPersonaでミーティングに出席することが可能になります。

そんなこのアプリですが、P2P通信を行うという特性上、特定の条件下で正しく動作しないという報告を多く受けることになりました。
原因は、macOS側か、visionOS側か、はたまたネットワーク環境やそれらの組み合わせによるものなのか…多岐にわたり、調査は難航しました。

このトークでは、そんな難題に対して、Foundation Models frameworkを活用してエラーログを分析し、
考えられる原因と解決方法を自動で提案させる仕組みを構築する中で得た学びを共有します。

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LT

手と音で操る - visionOSで実装する身体的インタラクション

ffmmyyyy Fumiya Yamanaka

影絵でモンスターを呼び出し、手から魔法を放つ。
そんな体験をvisionOSでどう実装するのか。

本セッションでは、visionOSゲームアプリ『Spatial Monster Magic』の開発を題材に、
• ハンドトラッキングの入力処理
• 空間オーディオの設計
• SwiftUIとRealityKitを組み合わせたチュートリアル実装

といった要素を中心に、設計や実装の工夫について紹介します。

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LT

新しいマイホームで過ごすApple Vision Proとの新生活

u5_03 Sugiy

皆さんはApple Vision Proを買ったものの、高価な文鎮になっていませんか?

せっかく買ったApple Vision Proも現時点だと用途は限定的で、有効活用できていない人も多いのではないでしょうか?

今回は新しいマイホームに引っ越したばかりの私が新居での新生活の中でApple Vision Proをどう活用したか、その試みについてお話しします。

具体的には以下の活用事例について、その概要をお話します。

1.Widget機能による情報の利活用
2.Portalを使った非日常体験
3.Siriショートカットを使った音声での操作
4.Push通知を使った家庭内での通知
5.ハンドジェスチャーを使った操作

他にもOSの標準機能を使った事例も紹介します。

皆さんもこれを機に、生活の中でApple Vision Proならではの新しい活用法を一緒に見出してみませんか?

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LT

Bringing Spatial Web to E-Commerce

AkkeyLab akkey

WWDC25で発表されたSpatial Webを活用することで、Webページ内に3Dモデルを直接組み込むことが可能になりました。
これにより、ハンドメイド作品や高価な一点物のように「手に取って確かめたい」商品でも、オンラインだけで購入を検討しやすくなります。

私は、このSpatial Webを弊社のネットショップサービスに導入する挑戦を行いました。
このトークでは、その実装過程で直面した課題と、実際のプロダクト導入を通じて得られた知見を共有します。

  • 3DコンテンツをWeb上で自然に見せるための表示位置制御
  • USDZファイルのロード中、ユーザ体験を損なわない工夫
  • 3Dデータ準備と実サービス導入における現実的なハードル
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LT

怖くない3Dファイルフォーマット

ta_ka_tsu ta_ka_tsu

visionOSでは3Dシーンを表現するファイルとしてUSDファイルが採用されています。

しかし、太古より人類は3Dデータを保存しようとこれまでに様々なフォーマットを生み出してきました。
アプリケーション独自のファイルフォーマットから、業界団体が協力して策定したフォーマット、そして汎用的なフォーマットなど様々な3Dファイルフォーマットがあります。
本LTでは、その中でも仕様が特に理解し易い簡単なフォーマットをいくつかご紹介します。

このLTを聞いた後、あなたは2,3種類の3Dファイルのフォーマットを理解し、それらのファイルの読み書きができるようになっているはずです。

20分トーク

Safariに学ぶOrnament設計

shoryu927 tatsubee

visionOSアプリケーションのUIを構成する要素の中で、私が最も惹かれるのはOrnamentです。

Ornamentとは、ウィンドウや空間コンテンツに“付随して表示されるコントロールや情報レイヤー”を指すコンポーネントです。
メインウィンドウのに表示されるため、アプリがユーザーに提供するコンテンツを一切阻害することなく、コントロールや情報を表示することができます。

皆さんもApple Vision Proのホーム画面左端にある「アプリ」「ピープル」「環境」を切り替えるタブとして見たことがあるはずです。

本セッションではSafariアプリのOrnamentの見た目・挙動を再現することで
・基本的な実装方法
・hoverEffectによるフィードバック設計
・空間UIらしい情報配置と行動誘導のベストプラクティス
を解剖します。

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LT

Apple Immersive Videoの撮影からVision Proアプリ化まで

FinalventNet 藤野 稔

URSA Cine Immersiveでの撮影、Apple Immersive Videoの編集、書き出し、シンプルなVision Proアプリ化までの基礎的なフローについて共有します。
機材本体や周辺機器含めて1200万円を超えた投資を行い、20現場180TB以上撮影を行った知見をもとに、初心者でも分かるような簡単なワークフローを説明します。

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20分トーク

マルチウィンドウでアプリケーションの表現を拡張しよう!

shoryu927 tatsubee

visionOSでは、アプリのウィンドウが「ディスプレイ上の矩形」から「空間上の要素」へと進化しました。本セッションでは、openWindowpushWindowNSUserActivityを活用した複数ウィンドウの制御方法を中心に、空間コンピューティング時代のUI設計の考え方を紹介します。
ウィンドウの開き方・閉じ方の違いやユーザー体験を損なわない設計のコツ、動的なサイズ変更など、visionOSらしいインタラクションを支える実装技術をデモとともに解説します。

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20分トーク

撮影から配信まで - Canon EOS VR SYSTEM で組み立てる VR180 ビデオのいま

kara_d 原 一浩

Canon EOS R50 V と R5 Mark II 、そして VR レンズである RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYE および RF-S3.9mm F3.5 STM DUAL FISHEYE の購入と Vision Pro での表示検証を通して見えてきた Canon のデジイチにおける VR180 の撮影から配信までを最新動向を踏まえつつ解説します。
20分トーク版では、EOS VR Utility を使った VR180 ビデオへの変換 Vimeo を利用した配信までを APMP フォーマットを変換可能になった現状についてまとめます。
現状、どんな手順で配信が可能になっているか、これから Vision Pro 向け動画コンテンツを作成してみたい人向けにレンズ利用時の注意点、撮影後の確認方法など実際に利用してみたノウハウを共有します。

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LT

Vision Proで再生できる360°映像を作る — APMP動画変換

tochi_jp tochi

VisionOS 26で導入された Apple Projected Media Profile(APMP)は、MP4/MOVファイルに投影メタデータを付与し、180°や360°の動画を通常の映像と同じ操作感で再生できる新しい仕組みです。

本LTでは、APMP対応の360°動画を生成するための具体的なワークフローを、実際の手順とツール操作を交えて紹介します。

  • Insta360 Studio によるAPMP出力の設定方法
  • avconvert を使った変換手順とPreset指定の実例
  • Apple Vision Pro での自動変換の仕組み
  • 出力されたファイルに含まれるvexuメタデータの確認方法

撮影した360°映像をVision Proで再生可能な形式に仕上げるための実践的なプロセスを整理し、開発者がすぐに応用できる知見を共有します。

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20分トーク

360°動画をVision Proで没入再生する新フォーマット実装 — Good Sleeperアプリの移行事例

tochi_jp tochi

visionOS 26で導入された Apple Projected Media Profile(APMP)は、MP4/MOVファイルに投影メタデータを付与し、180°や360°の動画を通常の映像と同じ操作感で再生できる新しい仕組みです。
本セッションでは、自作アプリ「Good Sleeper」をこの新フォーマットに対応させた際の実装過程を、実際のコード差分を交えて詳しく解説します。

  • vexuボックス構造の理解と判定ツール
  • avconvertを用いた変換手順とPreset互換性の検証
  • 既存の360°動画アプリを新フォーマットへ移行した際の設計と実装
  • RealityKit/ARKitでの再生統合と空間体験構築の実践的ノウハウ

360°動画をVision Proの没入空間で再生するための具体的な実装を共有し、開発者が360° 没入型の映像体験を自ら構築できるように説明します。

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LT

空間常駐型AIアシスタントアプリ開発の紹介

毛利真克

AIの発展により、LLM以外にも、STTやTTSなどのコンピューターとの音声対話に必要な技術が高品質低コストで利用できるようになりました。
今後さらに音声対話でのコンピューターの利活用が増えてくると思いますが、AIとの音声対話をするにあたり、会話可能と視認できるインターフェイスの方が、利用しやすいのではないかと考え、キャラクターをインターフェイスとしたアプリの開発を続けています。

今回のLTでは、コーディングやショッピングなど実用的なタスクをこなすApple Vision Pro対応のAIアシスタントアプリの「空間AIエージェントわらび君」と、AIとおしゃべりしながら散歩ができる「AR観光ガイドアプリ 虎ノ門ツーリズム」のAI散歩ガイド機能のApple Vision Pro対応について、技術面や苦労した点などについてご紹介できればと思います。

20分トーク

イマーシブ映像没入体験のススメ

jyouryuusui 太田隆介

Inter BEE 2025で作成したアプリケーションに関する実装での知見とUIの工夫について

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Reality Composer ProのParticle Emitterを駆使し、四季のキャンプ体験を実現しよう!

hinakkograshi ひなっこ

いつでもどこでもキャンプができたらいいな。そう思ったことはありませんか?
visionOSアプリを活用すれば、現実では難しい「理想のキャンプ体験」を仮想空間で実現することができます。

本LTでは、Reality Composer Proを用いてvisionOSアプリに「春夏秋冬」の季節感を演出するParticle Emitterを作成・実装する実践的な方法を紹介します。

春には桜の花びら、夏にはホタルの舞、秋には紅葉の舞い散り、冬にはしんしんと降る雪。それぞれ異なる自然の動きを再現するために、表現や動きの調整に多くの工夫が必要でした。これらのリアルな自然の表現を、visionOSアプリでどのように実現したのかをハッカソンのチームで開発したバーチャルキャンプアプリの実例を交えてお話しします。

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20分トーク

「そこにいる」を共有する ー SharePlayによる近くの人との体験共有が拓く、新しい空間体験の形

Nao_RandD Nao-RandD

visionOS 26では、同じ部屋にいる人と即座に空間体験を共有できるようになりました。
FaceTime通話なしで、隣にいる家族や友人が、あなたと同じものを同じ場所に見る。これまで一人だけの体験だった空間コンテンツを、複数人で共有する新しい形です。

本トークでは、空間ペットを題材に、この新しい共有体験の実装をご紹介します。ARKitで新たに共有可能となったWorldAnchorにより物理空間の同じ位置に表示し、「そこにいる」を全員が体感。Foundation Modelsで会話するペットとの対話を、参加者全員で共有し触れ合うことを実現します。

同じ空間で共同作業する、新しい体験共有の実装方法をお届けします。

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20分トーク

SpatialTrackingSession実践ガイド 〜visionOSで広がる空間トラッキング体験〜

TAAT626 TAAT

SpatialTrackingSessionは、visionOS 2.0で登場したRealityKitのAPIです。
ハンドやオブジェクトなど、さまざまな空間トラッキングをシンプルなコードで実現できるのが特徴です。

本トークでは、SpatialTrackingSessionで実現できる主要なトラッキング機能(ハンド/オブジェクト/平面/画像/ヘッド)を、実際の活用例とともに紹介し、RealityKitでどこまで空間トラッキングが行えるのかを体験的に解説します。
さらに、ARKitと組み合わせてより高度な制御を行う方法にも軽く触れます。

SpatialTrackingSessionの基本的な使い方を理解し、visionOSで空間トラッキングを始めてみたい方におすすめです。

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LT

Vision ProでアクアリウムをつくるTips(進捗報告)

t0waxx 角鹿翔和

10月24日にVision Pro実機と開発機をお借りし、visionOS環境でアクアリウムアプリの開発を進行中。
RealityViewとRealityKitを用いて水槽空間を生成し、Entity階層とMaterial管理を整理しながら、ParticleEmitterによる泡や水流、ライトのコースティクス表現を検証中。
ハンドジェスチャーで魚の給餌や視点移動を操作できるよう設計しており、短期間で動作可能なプロトタイプを完成させるまでの開発プロセス・課題・調整点を共有する。

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アプリの外で体験を届けるSpatial Webの活用

ffmmyyyy Fumiya Yamanaka

空間コンピューティングによって、
VisionOSアプリの体験はアプリの枠を越え、Webにも広がり始めています。

あらかじめ用意した3Dコンテンツを配置したり、
動的に環境を生成したりすることで、
アプリを開かなくても、その世界観の一部を体験できます。

本LTでは、アプリとWebをつなぐ新しい空間表現のかたちを紹介します。

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