ルーキーズLT(5分)

そのプロパティ、安心して呼べますか?~Computed PropertyとMethodの使い分け完全ガイド〜

codeHaruto_jp Haruto Hamano

「このfullNameプロパティ、安心して呼んで大丈夫かな...?」
Swiftでコードを書く中で、Computed Property関数の境界線に、ふと迷った経験はないでしょうか?
そして、その些細な迷いが、時として「期待とのギャップ」を生み、コードのパフォーマンスや可読性に影響を与えることがあります。

このトークでは、「なんとなく」で使い分けられがちなこの問題について、改めて基本から見つめ直します。

「フルネームはComputed Property関数?」という身近な疑問から出発し、なぜそれがパフォーマンス問題に関わるのか、そしてAppleはどのような設計思想を持っているのかを、実際のプロジェクトでよくあるケーススタディを通して、Computed PropertyMethodの選択基準を皆さんと共有できればと思います。
このセッションが、皆さんの日々のコーディングにおける迷いを少しでも減らし、ご自身の意図をより明確にコードへ反映させるための一助となれば幸いです。

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ルーキーズLT(5分)

Vision Frameworkの落とし穴:初回実行遅延とその最適化テクニック

Tatsuya Kobayashi

クラシルリワードでは、レシートの撮影・送信機能を提供しており、レシートを送信してもらうことでユーザーに還元を行っています。この機能では、Vision Framework を利用した領域やテキストの検出を行なっており、サーバーでのレシートの解析に大きく貢献しています。しかし、これらの処理を加えたことにより、撮影ごとにかかる時間が増加してしまうことになります。ユーザー体験を考慮して、撮影から送信までパフォーマンス改善を行っていたところ初回の実行だけ異常に時間がかかっていることがわかりました。このトークでは、この課題に対する対応策となぜこのようなことが起こっていたのかの考察をご紹介します。このトークを通じて、同様の課題に直面している開発者の皆様がスムーズに問題を解決するための手がかりを得られることを期待しています。

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ルーキーズLT(5分)

WebエンジニアがSwiftをブラウザで動かすプレイグラウンドを作ってみた

uutan1108 うーたん

普段はWebのバックエンドを担当している私が、Swiftに興味を持ち、SwiftWasmを使ってオンラインプレイグラウンドを開発した実体験をお話しします。

SwiftWasmは、SwiftコードをWebAssembly(Wasm)にコンパイルして、ブラウザ上で実行可能にする技術です。Swiftに触れてみたいと思っていたものの、普段Web開発に慣れていることもあり、馴染みのあるWeb環境でSwiftを体験したいと考え、自作することにしました。

TypeScriptでの開発には慣れていましたが、SwiftWasmやWasm自体の扱いは初めてでした。特に苦労したのは、Swiftプログラムが正しく動作するために必要なWASI(WebAssembly System Interface)の一部を、TypeScriptで模倣する実装です。たとえば、fd_write は標準出力(print())の処理を、proc_exit はプログラムの終了、random_get は乱数生成に対応しています。

print()一つ出すのに、こんなに仕組みが必要なのか」と思いながらも、SwiftとWebAssemblyの仕組みを理解していくのはとても楽しい経験でした。

完成したプレイグラウンドでは、ブラウザ上でSwiftコードが実行でき、配列操作やクラス定義、Optional型の処理のデモを行えます。SwiftWasmの使い方やWebAssemblyの基本を、Webエンジニア視点で解説します。

iOSエンジニアの皆さんに、WebAssemblyでSwiftを実行する過程で得た気づきや発見を共有いたします。

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ルーキーズLT(5分)

英語もiOS26もマスター!WWDC動画でシャドーイング学習

shino8rayu9 篠原 裕貴

ますますグローバル化が進み、海外からのリクルートも活発になっている現状を踏まえ、多くの技術者が英語力の向上を求められています。そんな中で英語学習に苦労している方々に向けて、WWDCの動画を活用したシャドーイング学習法を紹介します。発表者は元英会話講師であり、その経験を活かして、効果的な英語学習法をお伝えします。シャドーイングは、リスニングとスピーキング能力を同時に鍛える効果的な方法であり、特に最新のiOS26に関するWWDCセッション動画を教材として使用することで、英語力と技術知識を同時に習得できます。

具体的には、シャドーイングのやり方、効果、そしてシャドーイングを継続するためのモチベーション維持のコツや、効果を最大化するためのテクニックを共有します。元英会話講師としての視点から、実践的なアドバイスや学習のヒントも提供します。このトークを通じて、参加者は英語学習と技術習得を同時に進める新しいアプローチを体験し、WWDC動画を活用した学習の楽しさと有効性を実感できるでしょう。英語力を向上させたい方、WWDCの動画たまってるな〜という方、そして効率的な学習法を探している方にとって、ぜひ聴いていただきたい内容です!

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ルーキーズLT(5分)

Xcodeの反抗期? Swift TestingのParameterized Test導入で直面した75万倍のパフォーマンス低下に直面した話

ryota1582 ちゃんくろ

Cybozuで内定者アルバイトをしている中、テストマイグレーションの一環でSwift Testing、Parameterized Testを導入していた最中、異常なパフォーマンスの低下を検知しました。
なんとその倍率75万倍?!

これはヤベェ...と独り言をいいながら色々検証した結果ある結論にたどり着きました。
「Xcodeが悪いんじゃね?」
このシンプルな結論にたどり着くまでに考えた、原因探索やそれまでのフローは簡単に調べたら出てくるものではありません。

そこで、このテーマを人生初めてのiOSDC登壇テーマとして
「XCTestからSwift Testingへの移行におけるParameterized Testの採用で75万倍のパフォーマンス低下に直面した件」 についてお話します。

[本セッションで取り上げる内容]

  • ParameterizedTestとは何か?(軽く)
  • Swift Testing導入中に起きた75万倍のパフォーマンス低下に直面した時どのような対処を取ったのか
  • ここで学んだ原因の探索におけるプラクティス

WWDC24から多くのプロダクトのテストを担うようになったテストフレームワークである Swift Testing
参加者の皆さんが関わるプロダクトでも導入が進んでいるのではないでしょうか?
AIによるコーディングの台頭により、今後おそらくもっとテストに対する意識は高まってくるでしょう。

AIで効率化されたナウでヤングでトレンディな開発を行う今! テストについてのルーキーズLTを "5分だけ" 聞いてみませんか?

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ルーキーズLT(5分)

Peripheryを活用したiOSアプリのコード品質向上戦略:未使用コード検知とCI/CD統合の実践

tomoakiweb Tomoaki Miura

私たちが開発しているiOSアプリはリリースから3年以上が経過し、多くの方にご利用いただいております。しかし、長期運用に伴う機能追加や改修により、コードベースは徐々に肥大化し、レガシーコードの蓄積という課題に直面していました。特に、過去のプロジェクトメンバーが書いたコードや、仕様変更によって不要になったコードが残存していることが、コードの保守性や可読性を低下させる原因となっていました。

この課題を解決するために導入したのがPeripheryです。Peripheryは、Swiftプロジェクトの未使用コードを静的に解析するツールです。単に使われていないコードを検出するだけでなく、未使用の関数引数や不必要な public 指定に対しても警告を出してくれるため、非常にきめ細やかな検出が可能です。これにより、コードの肥大化を防ぎ、品質を向上させることができます。

Peripheryの導入には主に3つの方法があります。
・Xcodeに統合し、Aggregateターゲットで警告を表示
・CI/CDツールを用いて定期的にPeripheryを実行し、検知
・PR(Pull Request)作成時にCI/CDツールを用いてPeripheryを実行し、検知

本セッションでは、Peripheryの具体的なセットアップ手順から上記のCI/CDの構築方法を解説していきます。
またGitHub上にサンプルプロジェクトを公開することにより、Peripheryの導入を検討されている方がスムーズにプロジェクトに取り込むことができるようにします。

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ルーキーズLT(5分)

自分で勝手に作ってた図書管理アプリが学校の案件に昇華しちゃった話

ISC_gomichan ごみちゃん

「名前書くの、正直めんどくさい…」

きっかけは、そんな僕自身の心の声でした。
僕の学校の図書館は紙で本の貸し借りが管理されているアナログ方式。
図書の管理表に学籍番号や本のタイトルを書くのが面倒で、紙に何も書かずに本を持っていってしまって行方不明になるという問題が度々起きていました。

「それなら、俺が図書管理アプリ作ればいいのか」

そんな思いつきで勝手に作り始めた図書管理アプリ。
職員の方に軽い気持ちで見せたらビビるぐらい気に入っていただけて、気づけば学校を巻き込んだプロジェクトになっていました。

本セッションでは、趣味で始めたアプリ開発が学校の公式案件になるまでの道のりと、そこで待ち受けていた数々の試練。
そして、学生だからこそできた解決方法についてお話しします!

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ルーキーズLT(5分)

WWDC25から読み解くAppleのAI戦略: Liquid Glassがもたらす未来

touyou_dev 藤井陽介

時は大生成AI時代、WWDCよりひと月はやく開催されたGoogle I/Oをはじめとする多くのカンファレンスはAIの話題一色、技術革新のオンパレードであり、SNS上では「AppleはもうAIを諦めた、この時代にはオワコンだ」といった見方が主流になりつつあります。

WWDC25は実際Liquid GlassとiPadOSのマルチウィンドウ化が主なトピックであり、Foundation Modelの提供については一定の評価があったものの、やはりAI関連の話題はChatGPT任せに感じ、少なかったといった意見が目立つ印象です。

ですがAppleがAI関連の力を入れていないという見方は、本当にそう言い切っていいものなのでしょうか?

本LTではWWDC25で発表されたAI関連のアップデートと、Liquid GlassがもたらしうるUIの変革に対する考察から、AppleがAIをどのように捉えているのか、UIの変革がAIにどのように関わってくるのかを深掘りしていきます!
本トークを通じて、WWDC25の発表内容を新たな視点で捉え、AppleのAI戦略を再評価する機会を提供します。

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ルーキーズLT(5分)

2ヶ月でWWDC参加レベルへ!LLMを相棒にしたiOS開発爆速入門法

fumiya_kume Kuu (Kume Fumiya)

偶然手にしたWWDC参加権。でも、iOS開発経験はゼロ...
残された時間はわずか2ヶ月。さすがに無理では!?

しかし、2025年は違います。最強の相棒「LLM」がいるのです!

本LTでは、私がLLMを活用してiOS開発を爆速で習得した実践的な方法を紹介します

  • ChatGPTと一緒に作った「SwiftUI Modifier早見表」で網羅的に暗記
  • 「なぜ?」を深掘りできるLLMとの対話でBest Practiceを理解
  • Cursorで実装→解説のサイクルで実践的なコードを習得

結果... WWDCでAppleエンジニアと技術的ディスカッションして楽しめました!

LLM時代の新しい学習法を、実体験を交えてお話しします。
iOS開発を始めたい方、学習を加速したい方必見です!

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ルーキーズLT(5分)

swiftUIで全アクセシビリティ対応したTodoアプリを作る(作った)話

Perk_sh ショウヘイ

最初に作ったiOSアプリはなんでしたか?

そうTodoアプリですよね!
iOSエンジニアが最初に作るTodoアプリを題材に考えうる限り、全アクセシビリティ対応したTodoアプリ作成の話をします。
Todoアプリは基本的にiOSストアにリリースできませんが、全アクセシビリティ対応したTodoアプリはストアにリリースできるのかも調査します!

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