学生としてJavaDo、JJUG CCC、PyLadies、Agile Japanなど、さまざまなIT系コミュニティに参加してきました。その中で強く感じたのは「初心者こそ、実は一番コミュニティに飛び込みやすい!」ということ。参加するだけでも得られるものはたくさんありますし、登壇やスタッフなど一歩踏み出すことで楽しさも大きく広がります。この発表では、初心者の私がなぜコミュニティに参加してきたのか、そしてどう楽しんできたのかを、実体験をもとにお話しします。
「〇〇をあの言語でチャチャっと作ってよ!」、そう短くないプログラマ人生、誰しも一度はそう言われたことがあるのではないでしょうか?私たちはそうして幾度も見ず知らずの言語に立ち向かってきました。時は流れ、2025年。生成AIやその技術を利用したコーディング支援ソフトウェアの台頭によりプログラマの知識習得のステップは様変わりしたように見えます。このトークでは偶然にも「マジで何もわからん」言語での開発機会を得た私の経験やAIについて一般に言われているプラクティス、そして、我々がずっともっと初学者だった頃の思い出から、初学者から入門者までのステップアップをメインの部分として、令和最新版の知の高速道路を駆け抜ける方法について考えます。
昨今AI技術が生活に浸透し、Webやスマートフォンなどのアプリに組み込まれているケースが散見されます。
現状クラウド上のAIが強力でよく利用されますが、リソース管理問題やセキュリティ上の課題があります。オンデバイスで動作するAIであれば、これらの課題は回避できます。
このセッションでは、Android、iOS、ウェブ、組み込みデバイスなど、クロスプラットフォームに対応したオンデバイスAI技術であるGoogleAIEdgeをユースケースとともに解説します。
セッション内では、今年5月にGoogleが発表した小規模モデルGemma 3nの動作デモをAndroidデバイス上で行います。
こんな方におすすめ
本セッションでは、私自身がインフラ初心者としてゼロから学び、Ansible・Packer・Pythonを組み合わせて、EC2用のAMI(サーバーイメージ)を自動で作れる仕組みを構築した体験を紹介します。難しいことはしていません。1つのリポジトリでコードを管理し、開発・ステージングなど環境ごとに切り替えてAMIをビルドしたり、エラーもログで追えるようにデバッグしやすいような工夫もしてみました。
インフラは難しそう・・・と感じていた私でも手を動かしながら少しずつ仕組みを理解し、自動化までたどり着けました。
この発表では、その試行錯誤のプロセスごとお話しします。今まさに同じことで悩んでいる人に、「こんなやり方もあるんだ」と感じてもらえるきっかけになればと思います。
「コードをブラウザに入力して、すぐに実行結果が見られる」 そんなプログラミング学習サイトのような仕組み、自分で作れたら面白そうだと思いませんか?
本セッションでは、PythonとDocker(Docker outside of Docker)を活用して、複数の言語をブラウザから実行できるアプリを自作について、デモを交えながら紹介します。
この内容は、月刊I/O 2024年3月号・4月号にも掲載されました。
プログラミング学習サイトのような仕組みを自作してみたい方、仕組みに興味のある方はぜひご参加ください。
アイデア次第で、あなたのプロジェクトにも応用できるかもしれません。
競技プログラミングの中でも「ヒューリスティック」「マラソン」などと呼ばれるジャンルがあることをご存じでしょうか!
競技プログラミングといえば、アルゴリズムを使ってなるべく多くの問題を早く解く・・・ という形式のものが広く認知されていると思いますが、
「ヒューリスティック」では1つの複雑なお題に対して「正解」ではなく「なるべく良い解」を出力できるプログラムを作って競い合います。
例えば「膨大な都市での配送計画」「逃げる動物を柵で囲うパズル」「プロジェクトマネジメント」といったようなお題に取り組みます。
真面目に取り組むほど「これって労働では・・・?」という気持ちになるのですが、 ISUCON のような楽しさがあると感じています。
このジャンルがもっと流行って欲しい、そんな願いを込めてヒューリスティック沼に浸ってしまったプレイヤーからのご招待をお届けします。
「キーボードとマウスが突然壊れてしまった!」や、「steamdeckで快適なショートカットがしたいがお金が...」などといったお悩み、誰しも一度は抱いたことがあると思います。
本セッションでは、そんな時に手元のモバイル端末をキーボード、マウス化させてしまうアプリケーションの開発で得た知見をお話します。
主にこのようなことをお話します。
・何故このプロダクトが必要だったのか
・最初のアプローチの結果と欠点
・Bluetoothを使用したアプローチの結果と仕組み
対象聴講者
・モバイル(特にAndroid)アプリ開発に興味がある方
・Bluetoothキーボード、マウスの仕組みに興味がある方
CoderDojo は子どものためのプログラミング道場です。
2011年にアイルランドから始まった国際的な非営利活動で、日本には204以上の道場があります。
各CoderDojoでは、チャンピオンと呼ばれる主催者と、メンターが、Ninja(参加者)と、プログラミングやものづくりを楽しんでいます。
CoderDojo 恵庭は2016年ごろから活動を開始し、2022年ごろから休眠状態でしたが、あることをきっかけに2024年に復活しました。
今回はそのエピソードと、100回以上にわたって活動してきたことで生み出されたドラマをご紹介します。
またCoderDojoには、メンターという立場で参加することができます。
今回のトークを通して、カンファレンスに参加しているTechな方々方を、地域のCoderDojoという魅惑の場所へ誘います。
「あれっ? 刺さっちゃった?」
ブラウザの画面には「XSS」と書かれたダイアログが表示されている。
テストしていたのは海外製のWordPressプラグイン。報告窓口はどこだ? 英語でやりとりするのは気が重いし、そもそも対応してもらえるのかなあ...
このような場合にも活用できる、IPAを通して脆弱性を報告する方法を紹介します。
※2024年9月のゆるい勉強会で発表した内容の再演です
[対象者]
脆弱性報告をしたことが無い人
脆弱性を見つけてオロオロしている人
[話すこと]
脆弱性を見つけたらどうするか
IPAへ報告するメリット/デメリット
IPAへの報告の仕方
北海道、特に道北あたりですと、首都圏やオープンデータを推進している都道府県などに比べてあまり多くのデータは公開されていないのではないかと思います
なので、どのようなデータがどのくらいあるのかを調べて、可視化するところまでを発表できればと思っています
(国土数値情報がメインになりそうな気はしているのですが。。。)
DuckDBによる空間検索も登場する予定です
[対象者]
データの可視化に興味がある人
[話すこと]
見つけたデータ
可視化
分析
セキュリティインシデントは誰もが避けたいトラブルですが、万が一の事態に備えは十分でしょうか?
インシデント発生時の対応力は、事前の準備で大きく左右されます。特にクラウド環境では、従来のオンプレミス環境とは異なる課題があり、適切な事前準備が不可欠です。
本トークでは、デジタル・フォレンジック研究会から2025年5月に公開された「証拠保全ガイドライン」の補足資料「クラウドフォレンジックについての参考情報」をもとに、パブリッククラウド環境でのセキュリティインシデント対応に必要な事前準備や知識について解説します。
Webフロントエンド開発では、そのほとんどがnpmモジュールを中心としたエコシステム上で今でも変わらず開発されています。
npmエコシステムにおいて重要なのが、依存解決(ディペンデンシィレゾリューション)と呼ばれるどのnpmモジュールを使うか、npmモジュール間の依存をどう整理して解決しているのかを決める処理です。
今回のトークでは、Webフロントエンド開発でもう1つ重要なnpmモジュールを1つのアプリケーションにまとめ配布可能な形にするバンドラーがどう依存解決をして、そのアプリケーションをバンドルしているか、バンドラーの気持ちになって依存解決(ディペンデンシィレゾリューション)を深ぼっていきます。
GoFのデザインパターンって、名前だけ聞いてわかった気になってませんか?
本セッションでは、アニメを題材にGoFのデザインパターンを高速かつ印象的に・楽しく解説します。
例えば…
*この中に1人、妹がいる! から学ぶSingleton
*バカとテストと召喚獣の秀吉の眼差しで Strategy パターンとむきあってみる
*名探偵コナンからAdapterを理解する
── AI導入、始まりはいつも絶望
舞台はとある地方中小企業…
冴えない平社員である俺は突如社内のAI導入プロジェクトに巻き込まれ、専任担当に。
数々の障害の中「社内への生成AIの普及」という難題へあの手この手を駆使し辛くも一定の評価を得、役目を終えた…
はずだったーーーーーー
「来年度もより一層推進してもらいたい」
今年はRAGを含めたAIの民主化を遂行!?
前触れもなく新たな任務を命じられた俺の運命はーーー
トーク内容(予定)
・生成AIを活用したい!けど社内規定が…という際の取り組み方
・ソロでひたすら0→1をこなす際の耐え抜き方
・ローコードプラットフォームである「Dify(ディファイ)」をセルフホストで社内環境に導入する際の勘所
※去年TechRAMENで発表された”「わが社にAIを入れるぞ!」とある地方中小企業の現在地”の続編にあたりますが、単体でも楽しめます
富良野の IT コミュニティ FuraIT には Arduino 部と名付けられた,電子工作を中心としたものづくりを追求する部活動が存在します.これまで,オンラインもくもく会では教材をなぞる形で,センサーをとりあえず使ってみて,動くものをつくって暮らしてきました.
最近,ある程度やりきってきたこともあり,入門では出会わない不具合にぶち当たり,これまでの教材を見ても解決せず,どうにも前に進まないことも散見されるようになってきました.そこで,電子回路の基礎に立ち返り,アナログポートの読み出しにおける注意や,基礎的な電気回路における理論等を勉強する機会を作ってはどうかと考え,工業高校教諭経験のある私が授業する方向で検討中です.
本発表では,センサーが出力する電圧をマイコン側で正しく受けるために気をつける,出力インピーダンスと入力インピーダンスについての理解を進める授業をおこないます.
あるレガシーな組織から、あるECサービスが 2020年12月 に公開されました。
このサービスは、Webアプリケーションとして開発されましたが、スマートフォンアプリからも利用されるようになりました。
現在ではアクティブユーザー数が27万名を超え、全道の多くの方々に利用されています。
そこから四年。
機能追加、メンバーの変遷、Vue3へのアップグレード、多くの歴史が刻まれています。
気がつくと、 Core Web Vitals の値が赤く輝いています。
そう、今こそ改善のとき。
このセッションでは、レガシー企業で産み出されたサービスを地道に改善した体験をお話しします。
この中で、何が問題になったか、改善の順番をどう考えたか、どのように改善を進めたか、といったことも具体的にお話ししていきます。
「ちょっとした技術記事をQiitaやZennやブログに投稿するぐらいなら頑張ればできるけど、技術同人誌を書くのってとてつもなくハードル高くない?」と、思っている方、結構大勢いると思います。かくいう私もその一人でした。
しかし先日、「技術同人誌を書いて技術書典に出す」という実績を解除してみたくなり、見切り発車で書き始めてなんとか電子書籍として頒布するところまでたどり着きました。
ということで、その経緯や、実際に書いてみて感じたことをお話します。
下記のようなトピックでお話する予定です。
こんな人におすすめ
生成AIアプリについて「AIがアクセス禁止情報まで見てない?」と不安を感じませんか? RAGを使うAIチャットボットが、社外秘や個人情報から回答を生成すると重大なセキュリティリスクです。
従来のアクセス制御ではAI時代の複雑なデータ管理が困難になります。
本セッションではGoogleも採用するReBAC(Relationship-Based Access Control)を紹介します。「関係性」で制御するReBACは、B2B/B2C SaaSや社内ツールに最適です。
例えば、HRプラットフォームでAIが承認済み文書のみ表示、資産管理アプリでユーザーの銀行データへ安全にアクセス、社員が自身のCRMデータにアクセス権に基づき分析する、といったきめ細やかなデータアクセス制御を実現します。
RBAC/ABACと比較し、ReBACがなぜAI時代にフィットするのかを分かりやすく解説します。
最近では生成AI・LLM API を活用した機能が増えています。
これらの API は非常に強力ですが、一般的にAPIレイテンシーが大きいです。 それらを使った機能やアプリケーションを提供する場合、ユーザーの待ち時間は当然長くなります。
ユーザーの待ち時間は、ユーザー体験に直結する重要な観点です。 この課題を緩和するために vLLMなどの推論高速化手法は日進月歩で生まれています。
しかし、このようなモデル開発者視点での待ち時間を軽減させるための手法は数多く見かける一方で、それを使ったアプリケーション開発者視点での手法はあまり見かけません。
そこで本セッションでは、アプリケーション開発者視点からユーザーの待ち時間を短くするためのシステム設計のベストプラクティスを紹介します。
ユーザーの待ち時間の最適化という視点から、生成AI時代に求められるユーザー体験のあり方を考察します。
深夜の静寂。ディスプレイの光だけが、顔を照らす。
以前に自分が書いたコードが、まるで他人の書いた暗号のように見える。
「ここを直したら、どこが壊れる…?」
震える指でコードを書き換え、動作確認を繰り返す。時間は溶け、自信は削られていく。
「単体テストを書く時間さえあれば…」
いつからかそれが僕の口癖になっていた。
でもある日、ふと気づいたんだ。
テストがないから、この恐怖が生まれる。テストがないから、この無駄な時間が生まれる。
…逆だったんだ、と。
このセッションでは、テストに守られた安心で高い生産性を誇る開発体験を無理なく獲得するための、明日からでも始められる3つの動機づけを皆さんに提案します。
将来、テストなしでどうやって開発してたんだろう、と思ってもらえるようになればうれしいです。
テストはコストじゃない。未来のあなたを、恐怖から解放するための翼なんだ。