PHPStanは明示的な型宣言と型推論、そして動的型拡張の3種類を組み合わせることで動的言語に実用的な型付けを提供する静的型検査ツールです。
本記事では「PHPStanクイックガイド2023」「キミにも作れるPHPStan拡張」の内容を踏まえ、前述の3種類の型付け方法の考え方をもとにあなたのコードに効率よく安全に型付けできるようにするための指針を提供します。
何らかの技術の理解を深めるのに最も適した方法は、その技術のサブセットを自分で実装することです。
PHP、ひいてはプログラミング言語というものを理解するために、PHP で PHP のサブセットを実装しましょう。
プログラミング言語処理系における「セルフホスト」とは、その処理系のソースコードをその処理系自身が処理できることを指します。つまり、今回作るPHP処理系の上でそのPHP処理系を動かすことを目指します。
PHP で書く PHP 処理系(のサブセット)の作り方
必要なソースコードはすべて公開され、このトークを聞かれた方が同じものを作成できるように構成します。
実際の PHP 処理系 (php-src) の実装方法に近づけることは目指していません。説明のしやすさや実装の容易さを考慮し、適宜アプローチは変更します。PHP 処理系へのコントリビュート等を目標としたものではありません。
オブジェクト指向を学ぶ私たちは、必ず一度は「SOLID原則」に触れる機会があると思います。
私も何度も学習を重ねる中で、その原則がもたらす恩恵や、守ることの重要性を徐々に理解してきました。
…ただ、「リスコフの置換原則(LSP)」だけは「これを守るとどう良いのか?」がいまいちしっくりきていませんでした。
「同じ気持ち!」なあなたに向けて、このセッションでは、以下のようなお話をします。
・LSPとは何か?よくある例と「なぜピンとこないのか」
・実際に私が遭遇したLSP違反の具体例
・LSPと"継承"の関係性をしっかりと理解する
「なるほどLSP完全に理解した!」といってもらえるようなトークにします!
2年前、私は「Laravelへの異常な愛情」と題し、Laravelの基礎的な考え方と、そのレールがもたらす開発上の効果を紹介しました。Laravelをモデルに対するCRUDに特化したリソース志向フレームワークと捉え、コード量を削減しスタイルを統一する、これがLaravel Wayです。
しかし、現実のアプリケーションが、この枠組みの範囲に収まることはありません。
枠組みを超えた要件はプロジェクト固有の設計やルールで解決する必要があります。この試みは、成功することもありますが、それが「ほころび」となりコードベース全体の保守性を脅かすこともあります。これもまた、Laravelというフレームワークの特徴です。
逆に考えましょう。枠組みの外に出るのではなく、枠組み自体を拡張すれば良いのです。その手法を紹介します。
エンジニアとして始めると必ず知る概念、それが「デザインパターン」です(諸説あり)。
私は新卒の頃、輪読会としてデザインパターンの本を読みました。そして、その知識を持て余したものです。
”デザインパターンを勉強しよう”で知ったデザインパターンは、その適用に失敗することの方が多いように感じます。
「道具として自然に出てくること」が大事であること、そして「道具としてもう使われないものもあること」を認識するのが大切です。
普段使用するフレームワークやライブラリに出てくるデザインパターンを参考に、今でもよく使われるデザインパターンを紹介していきます。
話すこと
・デザインパターンとの向き合い方(共通言語として”デザインパターン”を知っておく)
・フレームワークやライブラリに出てくるデザインパターン
・好んで使わないデザインパターン
※GoFのデザインパターンのことを指します。