PHPを使用して「サーバーサイド・ブロックチェーン」という新たな概念にチャレンジします。
従来、ブロックチェーンはクライアントサイドで署名したデータを、スマートコントラクトがデプロイされたP2Pネットワークに通知する構成が主流であり、サーバーサイドでの活用事例は多くありませんでした。
この構成は、1対1の当事者間においては高いセキュリティを実現できる一方で、複数関係者の同時関与や段階的な意思決定が求められる実業務の場面においては、柔軟なワークフローの設計や、合意形成の自動化に課題が残っていました。
本トークではSymbolブロックチェーンを活用し、サーバーサイドに部分署名を組み込むことで、既存のWebシステム上に、安全かつ自然に統合する手法を紹介します。
これにより、業務システムに求められる実用性と、ブロックチェーンの信頼性を両立する、新たな実装モデルの可能性を提示します。
本トークはPHPのメタプログラミング技術を活用し、本来の言語設計が提供する制約を超えた操作がどのように可能となるか、またその結果生じるリスクと課題についてをお話します。
PHPにはリフレクションAPIを使用したアクセスやeval()による動的なコード実行など強力な機能が提供されています。
これらの技術はいわゆるメタプログラミング技術に内包されるもので、特定状況下では非常に有用ですが、同時に深刻なリスクが伴うものです。
ちょっとしたいたずら心がどのような災厄を招くのか。
本トークではメタプログラミングの威力をあらためて確認し、その適正な使用範囲とベストプラクティスについてお話いたします。
会計システムを作る時にPHPの数値仕様をしっかり理解した上で作らないと、後々大変なことになってしまう可能性があります。
小数点以下の誤差によって1円が消えたり増えたりしてしまうことがあり、1円の行方を巡って終わりのない、解決もしない調査の旅に身を投じることになるでしょう。
それが今なのか、いつなのかは分かりませんが、知っていれば防げる問題でもあります。
本セッションでは数値にはどんな問題があり、扱う時に何を気をつける必要があって、さらに扱いやすくするためにおすすめの方法をお話しします。