セッション(20分)

マルチアカウント環境でSecurity Hubの運用!導入の苦労とポイント

yukiblue63 大澤 優貴

本セッションでは、100近いマルチアカウント環境でSecurity Hubを導入・運用する際に遭遇した課題と、その解決のために実施した工夫についてお話しします。複数のAWS Organizationsにまたがる環境では、設定統一化の必要性という課題があります。また、高頻度のセキュリティ検知通知が一つのSNSトピックに集中し、配信レート制限超過で自動停止する問題にも遭遇しました。その課題に対し、配信ポリシーの最適化やサービス別の通知設計による工夫でSNSトピックの問題を解決し、運用にあたり現場とのコミュニケーションでの取り組みにより課題を乗り越えた手法をお話しします。

セッション(20分)

コストについてMCPと本気出して考えてみた

小林賢司(こばけん)

AWSを使ったシステム開発・運用が当たり前になる中で、サービスの追加や構成変更を重ねるうちに、「なぜこの金額になっているのか分からないAWSコスト」を抱えたまま運用を続けている現場も少なくありません。
本セッションでは、AWS Billing and Cost Management MCP Server を実務で活用したことをきっかけに、自分たちのAWS環境とあらためて向き合い、コスト構造を一から整理・見直した実体験を共有します。
日々の運用の中で見落とされがちなコストポイントについて、なぜ気づきにくかったのか、どのように把握・整理していったのかを現場視点で解説します。
公式なベストプラクティスの紹介ではなく、実際の運用を通じて得られた気づきをもとに、AWSをこれからも安心して使い続けるためのヒントを持ち帰っていただけるセッションです。

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パネルディスカッション(50分)

「どうすればみんなで一緒にやれる?」〜社内と社外の中間、「2025 Japan AWS Jr. Champions」から探る、共創のヒント〜

amixedcolor 保 龍児(エイミ/amixedcolor)

AWSの表彰プログラムであり、高い熱量を持つ「2025 Japan AWS Jr. Champions」
このコミュニティで、若手のエンジニア達は何を企画し、どう動いたのか?

本パネルでは、ベンチャーから大企業まで背景の異なる4名が登壇。
社内コミュニティと、JAWS-UGをはじめとした社外コミュニティ。そしてその両方の特徴を併せ持っていた「2025 Japan AWS Jr. Champions」
このコミュニティは社外コミュニティのように、意欲的な人が社外で交わりながらも、社内コミュニティのようにクローズドで、制約もありました。

イベントの企画・集客・参加・継続。ローンチ・出版・海外コラボなど、互いに多忙な中でいかに「人を巻き込み、企画を作り、継続させたのか」
クローズドな場での試行錯誤をオープンな知見へと昇華します。Q&Aも通じて、「一緒にやる」ためのヒントを生の声で議論します。

セッション(20分)

S3ストレージクラスの「見える」「ある」「使える」は全部違う ─ 体験から見た、仕様の深淵を覗く

ya_ma23 山本 光彦

S3のストレージクラスは、仕様差分を十分に理解しないまま運用へ組み込むと、設計や自動化に影響を及ぼすことがあります。本セッションでは、S3の各ストレージクラスを実運用で扱う際に押さえておくべき仕様と、運用設計・自動化における注意点を深掘りします。
特にGlacier系クラスでは、復元処理を伴うことでオブジェクトの扱いが段階的に変化し、API応答やツール連携時の挙動に差分が生じます。こうした状態遷移は、実装時に見落とされがちなポイントです。
さらに、ライフサイクルによるクラス移行のタイミングや、Intelligent-Tieringのアーカイブ層を含めた挙動差分、SFTP経由でのクラス別の振る舞いなど、運用や自動化に直結する仕様も取り上げます。
参加者は「見える」「ある」「使える」の違いを整理し、S3ストレージクラスを正しく扱うための設計指針を持ち帰ることができます。

セッション(20分)

MediaLakeで学ぶAWSリソース設計と拡張の勘所

oyasumi_pants 茨木啓瑚

私たちはAWS公式サンプル『MediaLake』を社内のメディア運用に合わせて日々拡張しています。本セッションでは、機能が『どのAWSリソースの組み合わせ』で実現されているかを実装目線で読み解きつつ、機能拡張を進める上での判断軸(責務の境界、データフロー、権限、運用)と、既存の繋がりを壊さずに変更を閉じ込める進め方を紹介します。CDK定義を起点に、VPC/CloudFront+WAF、API Gateway+Lambda、Cognito+Verified Permissions、DynamoDB→OpenSearch、EventBridge/Step Functionsが認証・検索・処理パイプラインをどう支えるかを追跡します。

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セッション(20分)

私『これ本当に必要?』→ 現場『必要です』→ 結果:永遠に必要 〜社外ではあまり言えないFinOpsの話〜

YukiAsano6 浅野 佑貴

「これ本当に必要?」と聞いても、答えはだいたい「必要です」。
そんな状態でコスト削減が進むわけもなく、気づけば請求額だけが増えていきます。
本セッションでは、RI/SP の話を含めた“現場あるある”を題材に、
エンジニア視点で FinOps の現実的な使いどころや、AWS におけるコストと向き合うためのサービスの使い方を考えていきます。

コンテスト(50分)

チーム対抗提案コンペ 〜仮想RFPに提案してみよう!

岡田行司

応募者は、セールスやエンジニアなど、異なる属性の方とチームを組み、仮想RFPに対してプレゼンのコンペを実施していただきます。
RFPは事前にお知らせしますので、当日はチーム対抗のプレゼンテーションを実施、参加者の投票により優勝チームを決定します。
個人参加、チーム参加どちらも可能、個人参加の方は企画側でチームを編成します。

評価ポイントは「Renaissance Developer Team」

Dr. Werner Vogels最後のKeynoteで語った"Renaissance Developer"をチームで、プレゼンテーションという形で表現していただきます。
初めてチームを組むメンバーと、限られた時間の中で提案を作り、プレゼンをまとめるのは、受け身の姿勢では絶対に成し遂げることはできません。
今回のテーマ"Mashup for the Future"を実感できるコンテストです。

セッション(20分)

Amazon VPC のパブリックサブネットを無くしたい!

MasaruOgura Masaru Ogura

AWSの継続的なアップデートにより、要件に応じてさまざまな構成ができるようになってきています。
その中で今回は、Amazon VPCでパブリックサブネットを無くすことができるのかということを考えてみます。
パブリックサブネットはインターネットと直接通信できるため、これを無くすことによってセキュリティを向上させることができます。
リージョナルNATゲートウェイ、CloudFront VPCオリジンなど、これらのサービスを組み合わせるとどのような構成をとることができるのかについてお話します。

以下のブログの内容をベースにお話する予定です。
https://blog.serverworks.co.jp/no-public-subnet

セッション(20分)

AIエージェントを使って/作って実践するPlatform Engineering

shimagaji2 SimSta

Platform Engineeringの使命の一つは、開発者チームの認知負荷を軽減することです。この使命の実現に、AIエージェントは大きな役割を果たします。
直近ではAWS Security AgentやAWS DevOps Agentといったマネージドエージェントによって、運用やセキュリティの問題を解決しやすくなりました。またBedrock AgentCoreやStrands Agentsによって、マネージドエージェントでカバーしきれないニーズに応えるカスタムエージェントも構築できます。

本セッションでは、開発者チームがこれらのAIエージェントを活用して認知負荷を軽減する方法を紹介します。そしてPlatform Engineeringの視点から、マネージドエージェントの活用知見の共有や、カスタムエージェントのセルフサービス提供を通じて、開発者チームをどのように支援できるかを探ります。

セッション(20分)

2025年で何が変わった?AWS新ベストプラクティス総まとめ

kasakashi_ 大畑 一志

2025年はAWSで多くのベストプラクティスが変わった激動の年でした。
Regional NAT Gatewayの登場やDynamoDBの複合キーサポートなど、従来のアーキテクチャ設計を根本から見直すアップデートが相次ぎました。

「あれ?今までのやり方で大丈夫?」と感じている方も多いのではないでしょうか。

本セッションでは、2025年の主要アップデートを振り返り、「何がどう変わったのか」をまとめます。
従来のベストプラクティスと新しいベストプラクティスを比較しながら、変更の背景を知ることで自社環境の改善ポイントが見えてきます。
このセッションを皆さんのAWS環境改善のスタート地点にしていただければと思います。

ワークショップ(90分)

Kiro CLI を使用したトラブルシューティング大会

田中鏡月

お客様からの技術的課題を日々対応している AWS サポートのエンジニアがトラブルシューティング大会を開催いたします!
Kiro CLI を使用して、AWS 環境で発生している問題を解決していきましょう。

Kiro CLI は、ターミナルで利用できる、AWS が提供する生成 AI アシスタントです。基本的な使い方もご説明いたしますので Kiro CLI を使ったことがない方も奮ってご参加ください。
AWS サポートではパフォーマンスのボトルネックや設定ミスによる疎通エラーなど、日常的に技術的課題のトラブルシューティングを行っています。Kiro CLIを活用いただくことで、お客様ご自身がこれらの一般的な問題を診断し、迅速に解決策を見つけることが可能になります。
問題を解決するまでに要した時間に応じて、得点が加算されていきます。Kiro CLI を使いこなして、ランキング上位を狙いましょう!

ワークショップ(90分)

アーキテクチャ専門支部 presents 帰ってきた!CDP道場 〜サメシャイン水族館 事業停止の危機を救え!〜

山﨑 奈緒美

昨年のJAWS DAYSでも好評だった、アーキテクチャ専門支部によるCDP道場を開催します。

池袋某所にある、サメが輝く水族館ことサメシャイン水族館のシステムで大変なことが発生してしまいました。
このままでは事業停止してしまうことになり、CIOも困り果てています。
そこで、サメシャイン水族館のエンジニアであるあなたにCIOからアーキテクティングの依頼がありました。
ぜひ、あなたの知識を活かしてサメシャイン水族館存続の危機を救ってください。

・CIOからのリクエストへの回答をアーキテクチャ図にする
・CIOからのリクエスト内容は事前に説明会を行う想定です
・当日のメンバー4〜5名程度でチームを組み(チーム割は当日発表します)、皆さんで話し合って回答を作ってください
・回答の発表時にCIOやコンサルタントからの質問もある予定です
・当セッションはコンペではなく学びのためのワークショップです

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セッション(20分)

Bottlerocket on ECS Dive Deep

takuya_y0ne Takuya Yonezawa

AWSが提供するBottlerocket OSをご存知でしょうか?
BottlerocketはAWSが開発し、セキュリティ標準にも適応したセキュアなコンテナホスティング用OSです。
2025/10に発表され、盛り上がったアップデート「ECS Managed Instances」の裏側でもBottlerocketが採用されています。

金融関連のシステムを運用しているとセキュリティ脆弱性への対応は必須です。
我々が現在運用しているシステムでは脆弱性対応の負荷を下げるために、ECS標準AMIからBottlerocketに乗り換えたという経緯があります。

実際にBottlerocketをドキュメント・ソースコードレベルで精査した上でプロダクション導入し、
運用を行っている経験から、Bottlerocketの設計思想やECS環境でのBottlerocket導入ノウハウについて語りたいと思います。

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セッション(20分)

TestState APIアップデートから考えるこれからのStep Functionsテスト戦略

east_takumi あべたく

Step Functionsの開発において、各ステート(Ex. Lambda関数のUT)は書けても、ワークフローとしての結合テストは「デプロイして手動確認」になりがちではありませんか?

2025年11月の「TestState API」アップデートで、この手動作業から解放されます。 これまで自動化が困難だったASLのロジック検証ができるようになるに加えて、 デプロイ不要での即時実行やモック機能により、これまで手動確認に頼らざるを得なかった範囲を、コードベースでの担保ができるようになりました。

本セッションでは、TestState APIの基本的な使い方に加えて、サンプルアーキテクチャでのデモを交えて解説し、既存手法との比較を通して、Step Functionsの新しいテスト戦略についてお話しします。

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セッション(20分)

ジバンカンバンカバンなしの移住者がコミュニティ過疎県で挑戦した地域支部立ち上げのリアルとこれから

beajourneyman Journeyman

3年前の異動でそれまで関わって来なかったクラウド基盤を利用したシステムの開発維持を担当するようになりました。初めてAWS認定を取得し、その年のFestaで5分だけの登壇を果たしました。その頃から、地元にJAWS-UGがないことは知っていました。そもそもJAWS-UG以前に地元はコミュニティ過疎県でした。数ヶ月で片手で数えるほどしか勉強会がなく、同じ関東の東京の100分の1の規模でした。「なければ自分で地元に作る」そう決めてから、全国イベントにとどまらず日本全国の各支部を飛び回り、登壇し、運営メンバーと夜な夜な密な議論を重ね、つながりを作り、地域支部運営の勘所を学びました。そして、今年、ついに立ち上げの日を迎えました。泥臭いリアルな取り組みとこれからについてご紹介し、地域支部運営のみなさんとともに学びながら、新たな運営者の背中を押すセッションを目指します。

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セッション(20分)

初心者支部発!!JAWS紹介本の作り方とその反響

takano0131 石原晶子aka高野

2025年、初心者支部のコンセプトである他支部への橋渡しをするため、
JAWSUG紹介本企画を立ち上げさせて頂きました。
https://sites.google.com/view/2025jawsbeginner/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0
認知度の向上のため実施した告知や、実際の同人誌作成に関するノウハウ、実際の費用感も全て含め作り方と、
作った反響(2025コミックマーケット、DL数など)をオープンにお話し、2026年以降にも参加してみたい!
知らなかったから読んでみたいなど、改めて本企画に対して思っていただけるような話をさせていただければと思います。

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セッション(20分)

Distributed Load Testing on AWSで負荷試験!JMeterテスト計画を思い通りに実行するコツ

sasaki445 木村 奈美

負荷試験の実行環境をサクッと立てられるDLT。構築が手軽で、実行時にしか費用がかからない点や、JMeterとの互換性がある点が魅力的です。
しかし、JMeterで作ったテスト計画をいざ実行してみると、「一部のパラメータが無視される」「タイマーの挙動が違う」「読み込ませたCSVを最後まで完走してくれない」といったトラブルがありました。

このセッションでは、30万人の異なるユーザーのアクセス集中をDLTで再現し、実際にリリース前のプロダクトに対して負荷試験を行った手法をお話しします。

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セッション(20分)

Nova Act で人間向けのマニュアルどおりに AI に仕事をさせてみる

katsuhisa__ 北野 勝久

2025 年 12 月 2 日、Amazon Nova Act の一般公開が発表されました。人間向けのマニュアル作成・共有システム『Teachme Biz』を提供する者として、Nova Act が人間の代わりにマニュアルに沿って仕事をしてもらえると非常に嬉しいです。

しかし、私が Nova Act で人間の代わりにマニュアルに仕事を実際にさせてみようとしたところ、様々な課題に直面しました。

・日本語の読み取り精度が不十分
・UIの変更によわい
・勝手に開始される無料トライアル

本セッションでは、前半に「Nova Act とはなにか」「どう利用を開始し、一体、何が便利なのか」を紹介した後、後半では人間向けのマニュアルどおりに仕事ができるのかを実演し、現時点での課題、乗り越えるべきポイントや Tips を解説します。

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セッション(20分)

CloudFormationでシフトレフトしたかった 〜静的解析導入と課題〜

khmoryz 森井康平

シフトレフトという概念をご存知でしょうか?
シフトレフトは、テストを開発プロセスの早期に移し、問題を早期発見することを重視する考え方です。

IaC(Infrastructure as Code)の文脈においても、問題をデプロイ前に検知したいという動機から、いわゆる「シフトレフト」を目指し、静的解析ツールの導入に取り組みました。

しかし実際には、要求をすべて満たす静的解析ツールが存在しなかったり、ルールや設定をチーム全体に配布・運用する難しさがあったりと、単純にツールを導入すれば解決する話ではありませんでした。

本セッションでは、CloudFormationを利用するチームで静的解析を導入した背景と狙い、直面した課題、そして最終的にどこを落としどころとしたのかを共有します。

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セッション(20分)

大規模アプリのグローバル展開を実現するAWS Architecture戦略

buzz_tkc Watanabe Takeshi

弊社が運営するサービスは日本だけでなく、韓国・台湾にも展開しています。本セッションでは、AWSだからこそ実現できたグローバル展開を実現する設計や知見を紹介します。
・マルチリージョン戦略:JP/KR/TWの分割理由
・アプリケーション設計:バイナリ、コンテナ戦略
・データ設計:データ分離・共有戦略、DynamoDB/RDS/Redis 設計
・デプロイ戦略:複数リージョンへの安全なデプロイ
・国際化:i18n対応の実現方法
・レイテンシ・UX:CDN戦略、キャッシュ最適化
・コスト最適化:運用コストの課題と対策

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