S3ストレージクラスの「見える」「ある」「使える」は全部違う ─ 体験から見た、仕様の深淵を覗く by 山本 光彦

JAWS DAYS 2026
セッション(20分)

S3ストレージクラスの「見える」「ある」「使える」は全部違う ─ 体験から見た、仕様の深淵を覗く

ya_ma23 山本 光彦 ya_ma23

S3のストレージクラスは、仕様差分を十分に理解しないまま運用へ組み込むと、設計や自動化に影響を及ぼすことがあります。本セッションでは、S3の各ストレージクラスを実運用で扱う際に押さえておくべき仕様と、運用設計・自動化における注意点を深掘りします。
特にGlacier系クラスでは、復元処理を伴うことでオブジェクトの扱いが段階的に変化し、API応答やツール連携時の挙動に差分が生じます。こうした状態遷移は、実装時に見落とされがちなポイントです。
さらに、ライフサイクルによるクラス移行のタイミングや、Intelligent-Tieringのアーカイブ層を含めた挙動差分、SFTP経由でのクラス別の振る舞いなど、運用や自動化に直結する仕様も取り上げます。
参加者は「見える」「ある」「使える」の違いを整理し、S3ストレージクラスを正しく扱うための設計指針を持ち帰ることができます。