アプリケーションの機能やレイヤーをディレクトリで分けて表現することは普通に行うことだと思います。
このディレクトリの構成を機能単位やレイヤーでパッケージ化します。
パッケージ化すると機能ごとの依存度が減り、意図しない機能を実行する危険性を減らすことができます。
また、単一のパッケージのみテストを実行したり、依存度が少ないことで機能を切り離したりすることも比較的容易になります。
ただし、レイヤーでパッケージ化する場合はある程度入念な設計が必要になります。
例えば、 UI から直接通信処理を実行させたくないような場合、単純にパッケージを分割しているだけではファイルをインポートすることで簡単に処理を実行できてしまい、あまりその恩恵を受けることができません。
この恩恵を受けるための一つの手法として依存性逆転の原則があります。
ここでは、 Riverpod を利用した依存性逆転の原則の実装の説明と melos を利用した依存の解決方法、並列でテストを実行した際のカバレッジの算出など、開発の現場で行った実践的なお話をさせてもらいます。
位置情報と連動してポイントを獲得できる新機能を自社サービス内でリリースしました。
不正にポイントを得られないような様々な対策を行い、大きなイベントも無事乗り越えられました。
本セッションでは、Flutterアプリにおける位置情報やマップに関する実装のプラクティスとセキュリティ対策について紹介します
これまでWebアプリ開発を専門としてきた私が、突然モバイルアプリの社内開発、顧客案件の新規開発を任され、Flutterを用いて開発を行い無事プロダクトリリースまでたどり着いた経験を共有します。
Flutterについては全くの初心者だった私が、
・アーキテクチャの選定
・テスト戦略
・CI/CD戦略
・などなど
多岐にわたる課題にどう向き合い、解決していったのかを具体的にお話しします。
このセッションでは、Flutterが持つ使いやすさと開発効率の高さに驚いた点や、逆に苦戦した点についても率直にお伝えします。また、今後さらに挑戦したいことについても言及し、これからFlutter導入を検討している皆様にとって有益な情報を提供できればと思います。
Flutterの豊富なツールと参考情報のおかげで、非常に良い開発体験を得ることができ、最終的には「Flutterでの開発いいよね〜」という感覚を味わうに至りました。
このセッションで皆さんがFlutterでのプロダクト開発に対する興味を持ち、「Flutterいいよね〜」状態になる一助となれば幸いです。
・これからFlutterでのプロダクト開発を行いたい方。
※本セッションではモバイルアプリ開発を主とし、バックエンドAPI環境の構築については対象外といたします。
アプリを運用していく上で、安定した品質とデリバリーはプロダクトに対するユーザーの満足度やチームの生産性にも影響します。
不具合を起こさずに施策や改善を提供することはできません。
本セッションではそういった不具合の中でも、パフォーマンスに対するトピックを掘り下げます。
開発環境で素早く問題に気づき、本番環境で素早く問題を検知する状態を目指すアプローチを紹介します
SLI/SLOはSREでよく使われる概念ですが、モバイルアプリ開発にはまだ馴染みが薄いかもしれません。
私たちのプロダクトでは障害発生率が高く、早期の検知と解消が求められていました。
そこで、SLI/SLOの概念をモバイルアプリに適用し、ユーザー体験の低下を即時に検知する仕組みを構築しました。
この仕組みにより、以下の指標をリアルタイムで監視し、即時に対応可能となりました:
現在、この監視システムは40以上の機能に適用されています。
このセッションでは以下の内容について詳しく解説します:
モバイルアプリのリリースにおいて、一度リリースしたバイナリを完全に取り消すことができないという課題があります。
iOSとAndroidの両方で「段階リリース」を活用することで、リリースバイナリの浸透を調整し、リスクを管理することが可能です。
しかし、段階リリースはユーザーに価値を届けるまでに時間がかかることや、チーム内でのコミュニケーションコストの増加といったデメリットも伴います。
私のチームでは、リリースする機能の増加に対応するため、リリース頻度を週3回にする体制を構築しました。
このセッションでは、段階リリースを行いながら、24時間以内に公開率を100%にするか、公開を中断する体制の詳細を紹介します。
具体的には以下の内容についてお話します。
私たちのチームでは、アプリエンジニアがこの1年で5名から10名に増加しました。
この成長は嬉しいことですが、同時にコーディングルールやアーキテクチャの徹底に課題が生じています。
コードレビューやドキュメントだけでは限界があるため、lintルールを導入し、コード品質の維持と向上を図りました。
custom_lintの登場により、lintルールの作成とテストが容易になりました。
私たちのチームでは現在、15個の独自lintルールを運用しており、その数は増え続けています。
このセッションでは、以下の内容についてお話しします:
機械系エンジニアであった私はFlutterアプリ開発チームに入り、モブプログラミングで成長した話を共有します。
成長に導いたFlutter機能
・Widget Inspector
・Golden Test
・Hot Reload&Hot Restart
をモブプログラミングで実際に使ってみた経験を語ります。
機械系エンジニアの視点から見たFlutterアプリエンジニアの世界を共有し、
他分野からFlutterを用いてアプリ開発を挑戦している人やFlutter初心者のために役に立てればと考えています。
Flutter 初心者
プログラミングを始めようとする人
Flutterに乗り換えを検討してる人
アプリ開発をFlutterでやりたい人
2024年に発表されたFigmaの新機能 フォーカスビュー、ステータス管理、etc... これらDev Modeの機能の概要を説明すると共に、ベストプラクティスを共有します。
Figma Dev Modeの活用がFlutterの開発体験をどれだけ向上されるかをご覧頂きます。
エンジニアとデザイナーが共同で発表するこのトークでは、デザインから実装までの一貫したワークフローをロールプレイング形式でお見せします。
エンジニアとデザイナーそれぞれの仕事の相互理解に繋がる内容で、一緒にご覧頂くことで組織のコラボレーションを強化することにも繋がるでしょう。
開いているファイルの選択、Dartサーバーの再起動、実行対象のデバイスを変更、build_runnerの実行、検証用のアプリの作成…
その操作、瞬く間にキーボードで操作できます!
今すぐマウスは窓から投げ捨てて爆速で開発しましょう!
本セクションでは、VSCode(Cursor, Android Studio)のショートカットやカスタマイズの方法、便利なTipsなどを紹介します。
・便利なショートカットキー&Tips
・ショートカットキーのカスタマイズのすすめ
・エディタの拡張機能を作る
エディタの機能についてもっと理解を深めたい人
Flutter・ネイティブ問わずアプリにおいて画像を表示すること、特にネットワークを経由して画像を表示することは多くの場面で一般的です。
Flutter標準のWidgetであるImage.networkでも事足りる場面も多いですが、キャッシュを意識してcached_network_imageやextended_imageの採用をしている方も多いと思います。
またprecacheImageと組み合わせて表示する前に読み込んでおくことでキャッシュからスムーズに画像を表示することなどもできます。
しかしながら開発の中でキャッシュから取得してるのに画像が表示されるのが遅い事象に遭遇しました。
このLTではその対策と原因を解説したいと思います。
Web GUIはブラウザがあれば端末を問わずに情報や操作を提供できる便利な存在で、インターネットだけでなくローカルネットワークでもよく活用されています。センサーやロボットなども設定画面に利用していることが多いです。Flutter on the WebはWeb GUIをFlutterから作れるツールですが、完全にインターネットから遮断された環境で扱うには少し工夫が必要となってきます。本トークではFlutter on the Webの設定の違いごとの外部通信について実験を踏まえつつ解説、実際に完全オフラインで運用するためのテクニックについてお話します。
Flutter on the Webで開発をしている方
Flutter on the Webの外部との通信について知りたい方
インターネットの使えない場所でFlutter on the Webを運用したい方
本セッションではFlutter開発者の視点からGitHub Actionsの魅力と効果的な活用法を探ります。
GitHubに統合されたGitHub Actionsは、開発者が柔軟にワークフローを定義し、多様な開発タスクを効率化できる強力なCI/CDツールです。
Flutter開発者にとって、GitHub Actionsは開発サイクルを加速し、品質を向上させる強力な味方となり得ます。
このトークではテストやビルドなどの具体的なワークフローの紹介は最小限に留め、その代わりに以下のトピックを通じてFlutter開発におけるGithub Actionsの魅力を深掘りしたいと思います。
ここで得た知識が、ご自身のFlutterプロジェクトでのGitHub Actionsの活用や、CI/CDを導入するきっかけとなれば幸いです。
Gemini API Developer Competitionに英単語帳のアプリを提出しました。今回、このハッカソンに提出するにあたって、Gemini APIの有効な使い方について沢山考え、知見となりましたので、紹介したいと思います。
開発中のアプリで生成AIを使ってみたいが、使い所がわからない方
Flutter大学というFlutterエンジニア向けのサービスを4年間運営しています。このサービスは、Flutterで作られており、iOS、Android、webに対応しています。これまで日本向けに運用してきましたが、今年海外向けにリニューアルを図りました。このプロセスで、生成AI(GeminiやChatGPT)とslangパッケージを使って、大きなリソースをかけることなく、たった一人で日本語のサービスを英語圏にも対応させました。本セッションでは、ここで得た技術的知見やハマりどころなどを紹介します!海外展開を図ろうとしている皆さんの一助になれば幸いです。
効率の良いローカリゼーションの実装に興味のある方
個人アプリを海外展開したいエンジニア
本セッションでは、Material Design 3におけるAppBarのカスタマイズについて解説します。画面コンテンツのスクロール操作に連動したAppBarの動的な形状および背景の変化に焦点を当て、その実装手法や技術的なポイントを説明します。また、AppBarを透過させたり背景を変更することで、デザインにさらなる自由度を持たせ、視覚的に洗練されたUIを実現する方法なども取り上げます。これにより、アプリケーションのユーザー体験を向上させる具体的なアプローチを提案します。
Impellerについて知っていますか?Skiaに代わる形で導入されたレンダリングエンジンでFlutter v3.7.0でiOSにおいてpreviewが始まり、v3.16.0ではAndroidでもpreviewが開始されました。
皆さん様々な印象があると思います。有効にしたら動作が速くなった、名前が強そう、シャドウ重くない?などなど...
とはいえ実際にSkiaからどのように変わり、なぜ速くなったのかを理解してる人はあまり多くないと思います。
FlutterはありがたいことにOSSでこの魔法のような技術がどう実現されているかを実際に読むことができます。
このトークではWidgetTreeから実際に描画されるまでを追いながらSkiaからImpellerでどのように改善されたかを解説していきます。
メタプログラミングは、コードの生成や操作を動的に行う強力な技術であり、Dart においてもその重要性が高まっています。
特に、dart macros の登場により、メタプログラミングのアプローチが進化しています。
本セッションでは、メタプログラミングの基本概念を改めて紹介し、Dart におけるメタデータ管理のための meta
ライブラリの主要なアノテーションを紹介します。
さらに、dart macros の概要に触れ、meta
ライブラリとの利用方法の違いを比較し、それぞれがどのようにコードの効率的な管理や生成に寄与するかを探ります。
meta
ライブラリ / dart macrosに興味関心がある方皆さんが普段開発を行っているプロダクトにおける品質は、どのように保証していますか?QAエンジニアによる検証や、実装者が書くテストなど、さまざまな手法が存在すると思います。
Flutterのテストは一般的に次の3つの種類に分けられます。
これらのテストはそれぞれ異なる役割を持ち、プロダクトの品質を高めるために重要です。特に、Unit TestやWidget Testに分類されるVRT(Visual Regression Testing)であるGolden Testを一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
しかし、それらのテストを有効かつ効率的に、そしてメンバーに納得感を持ってもらった状態で導入することは決して容易ではありません。
本セッションでは、以下のポイントについて議論します。
各種テストの役割とその効果的な導入方法
UI/UXを分けて考えてテストする方法
小さく始めるためのプラクティス
Flutterプロジェクトにおける品質保証とテスト効率のバランスを最適化するための具体的なアプローチを提供します。
FlutterやiOSネイティブアプリ開発でも使われるSwiftUIなどの宣言的なUIは直感的で簡潔な書き方ができる一方、複雑なレイアウトを実装しようとした時に苦戦することがあります
そんな困った時に、活用できるのがCustomMultiChildLayoutです!
CustomMultiChildLayoutを使うことで、複数のWidgetを自由に配置することができます
そのため実際のプロダクトで凝ったレイアウトを追加したい、また個人開発で遊びで面白いレイアウトを作りたいと思った時に活用できます!
このトークではCustomMultiChildLayoutについて、以下のポイントを紹介します
発表では社内のライブ配信アプリでの活用事例も含めたあんなものやこんなものをお見せします!(何が見れるかは発表をお楽しみに!)
この発表を通じて、皆さんがUIを実装する方法の選択肢を広げて、よりよいUI・UXを提供することの手助けができればと思います!