レギュラートーク(15分)

"見る人しか見ない"から"みんなが頼る"ダッシュボードへ。TerraformによるNew Relicダッシュボードテンプレート化の取り組み

ohiro88 大塚ひろき

オブザーバビリティという言葉もよく聞くようになり、常にサービスの状態をモニタリングすることが運用において重要になってきていると思います。
モニタリングするためにダッシュボードを作って見るようにすると思いますが、あなたのチームのダッシュボード、いつの間にか"見る人しか見ない"飾り物になっていませんか?

本トークでは、その形骸化したダッシュボードから脱却するため、ダッシュボードをTerraformでテンプレート化し、コードとして管理する取り組みを実施しています。
コード管理することで、新規開発した機能や画面のダッシュボードも即座に出力することができ、一定水準のダッシュボードを開発・運用チームに配布することができます。
複数の開発チーム間で同じ構成のダッシュボードを利用することでダッシュボードを「開発組織の共通言語」へと進化させ、みんなが頼るダッシュボードにするための取り組みを紹介します。

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レギュラートーク(15分)

WordPressとコーディングエージェントの向き合い方

web_shogo_nakao s-nakao

世界で最も利用されているCMSであるWordPressをご存知でしょうか。
WordPressは、PHPを使用して構築されたコンテンツ管理システム(CMS)です。そして、おそらく殆どの企業が独自にカスタマイズし、プラグインを導入して利用していると思います。
近年、コーディングエージェントという技術が進歩しており、プロンプトに指示をしてコードを開発してもらうことが多くなっています。
果たしてカスタマイズされたWordPressの環境で実用可能なのでしょうか?

本トークの内容
このトークでは、実際にカスタマイズされたWordPressに対して以下の点を具体的に説明いたします:

  • どのような指示を行ったか
  • 何を改善できたか
  • 何を改善できなかったか

実践的な事例を通じて、WordPressとコーディングエージェントの現実的な活用方法をお伝えします。

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LT(5分)

PHP開発者なら覚えておきたい「ヌメロニム」クイズ!

shogogg 河瀨 翔吾

「i18n」や「k8s」など、長い英単語を数字で省略する語をヌメロニム(数略語)と言います。

WEB 開発者であれば毎日のようにどこかで目にするこれらの言葉ですが、いつの間にか自分の知らないヌメロニムが当たり前のように使われていたり、その意味を理解したつもりが雰囲気だけで使っている……そんなことはありませんか?

この LT では我々PHP開発者の身の回りに溢れるヌメロニムをクイズ形式で出題しつつ、その意味をちょっとだけ深掘りしていきます。

あなたも今日からヌメロニムマスター!

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レギュラートーク(15分)

PHPに関数型の魂を宿す〜PHP 8.5 で実現する堅牢なコードとは〜

shogogg 河瀨 翔吾

PHP は2015年以来、毎年11〜12月頃にバージョンアップが行われており、11月20日には待望の PHP 8.5 がリリース予定です。

かつてはゆるふわ言語の代表格として知られた PHP ですが、7.0 以降は型周りの表現力が大幅に強化された他、Readonly Property/Class の導入など、堅牢で読みやすく、壊れにくいコードを書くための強化が行われてきました。

そして PHP 8.5 では Haskell や Elixir など「関数型言語」にあるような「パイプ演算子」が導入されます。PHP にパイプ演算子……隔世の感がありますね。

本トークでは PHP 8.5 で導入される新機能の内、個人的に注目しているパイプ演算子と NoDiscard アトリビュートを中心に、どのようなメリットをもたらすのかを具体的なコードと用例を用いて解説します。

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レギュラートーク(15分)

ゼロタウンタイムでミドルウェアのバージョンアップを実現した手法と課題

tsuttsun_wind つっつん

弊社で運用しているサービスの一機能である検索機能は、数百万件以上のデータを対象に、ユーザから毎分3,000件以上もの検索リクエストが送られています。
検索機能のミドルウェアにはAWS OpenSearch Serviceを利用していますが、現行バージョンがEOLになる見込みがあり移行が避けられない状況でした。
移行にはアプリケーション側の修正も必要で、移行中にダウンタイムが発生するとサービス提供に影響が生じ、インシデントに繋がる可能性もあります。

本発表では、運用中のサービスを止めず・壊さず、段階的リリースやコードの移植を通じて実現したゼロダウンタイム移行の手法、移行を通じて浮上した移行しにくい設計、今後の設計改善についてお話します。

ターゲット

ミドルウェアのバージョンアップを実施・検討している方
ゼロダウンタイムでのリリース手法に興味がある方
既存設計の改善に興味がある方

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レギュラートーク(30分)

FrankenPHPから見る、Laravel Octaneの内部実装と高速化の仕組み

ma_me ma@me

概要

LaravelにはOctaneというLaravelアプリケーションを高速化するための拡張ライブラリが存在しており、
従来のPHP-FPMより大幅な性能向上を実現します。
本セッションではFrankenPHPのZTS(Zend Thread Safety)環境でのワーカープロセス管理、
octane:startコマンドの内部動作、Octane Tables/Cacheの実装制約などを紹介していきます。
またOctane導入前後でどれくらいのパフォーマンスの差が出てくるのかを検証します。

話すこと

ZTS環境でのワーカー管理とOctaneの連携実装
octane:frankenphpコマンドの内部動作
Octane Tables/CacheのFrankenPHP環境での実装と制約
Octaneの有無でのパフォーマンス差異

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レギュラートーク(15分)

1日1改善からはじめる!レガシーコード脱出計画

shibuchaaaanE にわ

「このレガシーコードから、いつか抜け出したい」──そう願いながらも、触れれば壊れる恐怖と日々のタスクに追われ、巨大な技術的負債を前に動けずにいませんか?
本トークは、そんな絶望的な状況から抜け出すための、現実的かつ具体的な「脱出計画」を提案します。
鍵は、一度きりの大規模リファクタではなく、チームで実践する持続可能な「1日1改善」です。
新機能には必ずテストを書き未来のバグを防ぐ。バグ修正の際は「来た時よりも綺麗に」を合言葉に少しだけ改善する。静的解析をCIに組み込み品質の門番とする。未来の調査を楽にするログを戦略的に仕込む。
この小さな一歩の積み重ねが、やがてチームを、あなたを負債のスパイラルから解放します。
明日から始める「脱出計画」で、もうコードに怯えず、楽しく開発していきましょう!

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LT(5分)

1日1改善からはじめる!レガシーコード脱出計画

shibuchaaaanE にわ

「このレガシーコードから、いつか抜け出したい」──そう願いながらも、触れれば壊れる恐怖と日々のタスクに追われ、巨大な技術的負債を前に動けずにいませんか?
本トークは、そんな絶望的な状況から抜け出すための、現実的かつ具体的な「脱出計画」を提案します。
鍵は、一度きりの大規模リファクタではなく、チームで実践する持続可能な「1日1改善」です。
新機能には必ずテストを書き未来のバグを防ぐ。バグ修正の際は「来た時よりも綺麗に」を合言葉に少しだけ改善する。静的解析をCIに組み込み品質の門番とする。未来の調査を楽にするログを戦略的に仕込む。
この小さな一歩の積み重ねが、やがてチームを、あなたを負債のスパイラルから解放します。
明日から始める「脱出計画」で、もうコードに怯えず、楽しく開発していきましょう!

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レギュラートーク(30分)

Symfonyの特性を活かす特性

effy_staffs wakaba

フレームワークを作るためのフレームワークと言われ、実際にLaravelでもコアとして利用されているSymfony。
そのため、初心者向けの導入説明や上級者向けの抽象概念獲得のための解説などの知見を聞く機会が多くあります。

一方で、実用としてのSymfonyの知見を聞く機会があまりありません。
同様にPHP5.4で導入されたtrait(特性)の実用としての知見を聞く機会もあまりありません。

そこで、この登壇ではSymfony6.3および7.2において本番実証済みのtrait(特性)活用例をお話します。

このトークで得られる知見

  • Symfonyの特性に沿った特性(trait)の活用事例
  • traitの使いどころ
  • 省力かつ安定し安全な機能改編の実例

このトークで扱わない内容

  • Symfonyの使い方

注意事項

  • サンプルコードの公開は間に合いません。悪しからず。
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レギュラートーク(15分)

Laravelと一緒に使える!Astro Container APIの紹介と上手な使い方

realaminevg イリドリシ愛民

国内外であまり知られていないAstroのContainer API。主にコンポーネントテストのために使われますが、実はバックエンドフレームワークとの組み合わせも可能にするAPIです。
本トークでは、Astro Container APIの紹介、バックエンドフレームワーク組み込みのための使い方、APIを使うときの落とし穴について語りたいと思います。HonoやLaravelなどを利用し、実例を紹介しながら発表します。
「Astroを使ってるけどバックエンドを追加したい!」 「既存のバックエンド知識を活かしながらモダンなUI開発をしたい!」 という方に向けたトークです。

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LT(5分)

Inertia.jsでどこまでシームレスにSPAが作れるのか、検証してみた

ito_kohhh いとこー

Inertia.jsはLaravelとモダンフロントエンド(React, Vue.js)をシームレスに繋ぐアダプターです。
Laravelから見るとbladeテンプレートを利用するのとほとんど同じ書きっぷりでReactと連携することができます。
バージョンが2.0に上がってからはprefetchや無限スクロール、遅延ロードなどもサポートされ、より利便性が向上してきています。
この登壇ではInertia.jsの基本的な書き方を説明しつつ、上記のような新機能も使ってどこまでできるのかを紹介します。

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LT(5分)

生成AIを使用し書類作成を自動化!業務時間を90%削減した話

ShunJaga さかいしゅんすけ

本発表では、履歴書・職務経歴書・推薦文の手作業を「Laravel」「Python」「Node.js」「AWS Bedrock」を用いたWebアプリで自動化した事例をご紹介します。社内システム上で対象IDを入力すると即座に書類がAI生成され、担当者にメール送信される仕組みを構築。実際の運用では作業時間を90%以上削減し、業務効率化に大きく寄与した具体的な成果や苦労、得られたノウハウを紹介します。
また開発はエンジニア一人が担当。CursorやGeminiCLIなどを使用したAI駆動開発のノウハウも共有します!

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レギュラートーク(15分)

ビジネスの成長を支える運用で大切なコト - 管理画面編

konchanSS konchan

どのようなビジネス、プロダクトであろうと運用していくのに必要なのが管理画面
ただ、管理画面を作っているとこういう課題に出会ったことはないですか?

  • 調査依頼が来てもどこを見ればいいかわからない
  • おかしなデータが入ったことに気づけない、ログを追うのが大変
  • 調査依頼からバグを再現するのが難しい

これらを1つ1つ向き合って解決し、プロダクトとビジネスの成長をさせるための管理画面の作り方を話します

話すこと

  • 管理画面におけるログやデータの残し方
  • 管理画面におけるアプリケーションの設計

話さないこと

  • アプリケーション設計における具体的なコードの説明
  • 画面のUI
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レギュラートーク(15分)

Laravel好きに贈る、TypeScript製フルスタックMVCフレームワーク『AdonisJS』入門

daiki7nohe 浦田 大貴

Laravelでの開発経験を活かしつつ、TypeScriptの型安全性やAIとの親和性、そしてバックエンドとフロントエンドを一つの言語で統一できるメリットに注目し、「AdonisJS」を紹介します。
AdonisJSはリリースから10年を迎える歴史あるフレームワークでありながら、まだまだ日本では知名度が高くありません。
Laravelユーザーにも馴染みやすいMVC構造や公式エコシステムを備え、デモを交えつつTypeScriptによる型安全な一貫開発体験やAI活用の可能性、実案件で採用した際の利点や課題もお伝えします。
TypeScript時代の新たな選択肢としてAdonisJSの魅力を15分でご紹介します。

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レギュラートーク(30分)

プログラマーが知っておきたい経営課題とプロダクト開発のリアル 〜スタートアップから上場企業まで〜

m3m0r7 めもり〜

AI 全盛の時代、開発を楽しみながらも、より広い視野を持ちたいと考えている方も多いのではないでしょうか。ディープな技術に没頭するのが好きな方がいる一方で、最近ではプロダクト開発や経営的な課題に関心を持つエンジニアも増えてきたように感じます。

とはいえ、経営層ではない一介のプログラマーが、経営課題やプロダクト戦略の本質に触れる機会はそう多くありません。実際、エンジニアリングマネージャーやテックリードといった役職に昇進して初めて、その重要性に気づくという人も少なくないでしょう。私自身も、まさにそうでした。

そこで本セッションでは、スタートアップから上場企業まで CTO を務めた経験をもとに、なぜプロダクト開発を行うのか、プログラマーは経営とどう向き合うべきかといったテーマについて、エンジニアの視点に立ってわかりやすくお話しします。

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レギュラートーク(30分)

PHP で実践する OpenAI Function Calling 入門

m3m0r7 めもり〜

OpenAI の API は、関数呼び出し機能である「Function Calling」をサポートしており、LLM に外部関数を呼び出させることで、より柔軟で実用的なインターフェースを構築できます。近年では、単なる Q&A を超えて、ユーザーと対話しながら外部サービスの操作やデータ取得を行う AI エージェント(いわゆる Copilot 型)の実装が活発になっています。

本セッションでは、PHP を使って OpenAI の Function Calling を活用し、AI から関数を安全かつ動的に呼び出すことで、どのようにインタラクティブなアプリケーションを構築できるのかを掘り下げていきます。

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レギュラートーク(30分)

30分で用意するComposer 〜LIVE CODING〜

o0h_ きんじょうひでき

車輪の再発明は楽しいもので、それが普段よく使っているツールなら尚のこと輝きます
ライブコーディング━━それもまた、楽しいですよね

という訳で、 30分一本勝負、Composerをその場で作るぞ とチャレンジします
「内側はどんな仕組みになっているの?」「あの機能はどう動いているの?」を一緒に体験しましょう

やること

Composerの仕組みについての簡単な解説(実況)を交えつつ、ゼロから書いてきます
ただし、時間枠に収めるために、対応する機能やシチュエーションは限定するものとし、複雑なアルゴリズムの実装は割愛(他の簡素な実装で代替)します

  • ゴール
    • require コマンドによる、新規パッケージの複数追加とその依存解決。ソースの展開・配置
  • やらないこと
    • 依存解決の計算量最適化の実装
    • 正規のモノと互換性があるlockファイルの生成
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