私は以前、勉強会で "noncopyable types" という、 Swift 5.9 で導入された値型で一意なデータ表現を実現するための新たな言語機能ついて紹介しました (https://speakerdeck.com/andpad/about-noncopyable-types)。
上記発表の最後にどういった場面で利用できるかについて紹介しましたが、発表では WWDC 2024 の関連動画 ( "Consume noncopyable types in Swift" ) で言及のあったファイル関連機能を中心とした事例紹介に留まっており、別なアプローチで noncopyable types の利活用シーンを探ってみたいと考えました。
そこで、本記事では noncopyable types と同じような言語機能 ( "Ownership" ) が搭載されている Rust 言語での事例を参考に、 iOS アプリ開発において noncopyable types の利用に適したシーンについて検討した結果をご紹介します。
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みなさん、Objective-C を書いたことはありますか?
Swiftが登場してはや10年以上が経ちました。
今や多くのiOS開発では Swift が主流になっており、Objective-C に触れる機会は減っているかもしれません。
ですが、世の中にはまだまだ Objective-C で書かれた iOS アプリやライブラリがたくさん動いています。
保守や改修の現場で、避けて通れない場面も多いのではないでしょうか。
Objective-C の経験があると、既存のプロジェクトへの貢献や古いコードの理解が容易になります。特に保守や改修の場面で、そのスキルが役立つことが多いです。
この記事では、Objective-C の基本的な文法を丁寧に解説しながら、最低限の iOS アプリを開発できるレベルになることを目指します。
個人開発アプリでの具体的な経験に基づき、高評価レビューを増やしつつ低評価レビューを効果的に回避するための実践的なApp Storeレビュー戦略について解説します。
潤沢な広告費を持たない個人開発者にとって、App Store Optimization (ASO) はアプリ成長の生命線であり、中でもユーザーレビューはApp Storeにおける検索順位やダウンロード数に絶大な影響を与えます。
本セッションでは、リリース後7ヶ月で10件程度だったレビューを、わずか4ヶ月で170件に増加させ、さらに平均評価を4.5から4.7へ上昇させた成功事例を元に、その秘訣を余すことなく共有します。
具体的には、適切なレビュー訴求のタイミング、ユーザーの感情に応じた分岐、そしてフォームを活用したフィードバック収集と迅速な対応フローを通じて、App Storeの低評価を回避し、平均評価を向上させる方法をデモを交えてご紹介します。
これは、App Storeでの検索順位上昇にも寄与し、自然流入を強化することで、長く愛されるアプリを作るための重要な戦略となります。
教員時代に、学校で使えるアプリをなんか作れないかな?
そう思ったのが僕の個人開発のスタートでした。
たまに停滞しつつもコツコツと個人開発を続け、現在累計DL数は9万を超えました。
開発の過程で、ダウンロード数が伸びたり、アクティブユーザーが増えたり、収益が上がったり、ユーザーから直接フィードバックをもらえたりと、様々な喜びや発見がありました。これらの経験を通して、個人開発の「面白さ」を強く感じています。
この記事では、私が見つけた個人開発の「面白さ」を皆さんにお伝えしたいと思っています。具体的には、以下のポイントについて記載する予定です。
本記事で紹介予定の内容
このトークを通じて、皆さんが新たに個人開発を始めてみよう、あるいは一度止まってしまったプロジェクトを再開しようと感じていただけたら嬉しいです。ぜひ、個人開発の魅力を一緒に発見しましょう。