セッション

pdfrx 2.0におけるPdfium WASM対応、Flutter非依存化のための再設計

espresso3389 川崎高志

概要

Flutter向けPDFビューアープラグイン、pdfrxは、マルチプラットフォーム対応のために、Android, iOS, macOS, Windows, LinuxではPdfiumというネイティブライブラリを利用し、Webでは、PDF.jsを利用して動作していました
そして、今年に入ってからのメジャーアップデートでは、pdfrxは、Flutter Web向けのPdfium WASM版への対応、そして、Flutter依存だったエンジンをサーバーサイドやコマンドラインツールとして利用できるようにFlutter非依存に再設計しなおしました。

このセッションでは、この作業中の苦労、得られた知見などについてお話します。

想定視聴者

Flutterでのマルチプラットフォームのプラグインに興味のある方、WASM関連の技術に興味のある方など

セッション

Cursorで始めるFlutterアプリ開発

akai_t Akai

概要

AIコーディングエディタ「Cursor」を活用してFlutterアプリ開発を行った実体験をもとに、実務で役立つ工夫やノウハウ、成功・失敗事例をわかりやすくご紹介します。本発表では、従来の開発フローにCursorを導入したことでどのような変化があったのか、具体的なシーンごとに工夫したポイントや、活用して良かった点・課題に感じた点についても率直に共有します。AIと人間の協調による新しいモバイルアプリ開発の形に興味がある方に、実感ベースのヒントを提供します。
AIエディタ活用を“現場目線”で体感できる内容なので、これから取り入れてみたい方にも役立つ発表です。

想定視聴者

FlutterやDart開発経験者(初級~中級)
AIコーディングツール活用に興味があるエンジニア・学生
実際の現場適用例や導入のリアルなメリット・課題を知りたい方

2
セッション

DartPad にも採用されたパッケージ開発

chooyan_i18n ちゅーやん

概要

自分が開発したアニメーションパッケージ "animated_to" が DartPad で採用されました。このセッションでは、そんなパッケージ開発の裏側を時間の限りお話しします。

想定視聴者

  • パッケージ開発に興味のある方
セッション

GitHub Actions × Firebase Hosting で実現するWebプレビュー自動化

ThomasS2558 Hand-Tomi

概要

Flutterアプリのコードレビューや簡易確認のために、毎回ビルドして実機確認するのは手間です。本セッションでは、GitHub ActionsとFirebase Hostingを使い、PRに「/preview」とコメントするだけでWebプレビューが自動生成される仕組みを紹介します。

  • Webプレビューの活用メリット
  • CI構成とコメントトリガーの実装法
  • Flutter Webの注意点や導入Tipsも解説

想定視聴者

  • コードレビューを効率化したいFlutterエンジニア
  • チームで動作共有をスムーズにしたいリーダー
  • CI/CDやFirebase Hostingに関心のある方
2
セッション

コンポーネントを切らずにAtomic Design!? MVVM構成を用いたFlutterアプリの設計実験

ThomasS2558 Hand-Tomi

概要

MVVM Clean Architectureで作られたFlutterアプリに、Atomic Design Patternを組み合わせてみた実例を紹介します。
既存のUiStateやPage、Actionなどの構成に、どうやってAtomやMoleculeといった考え方を落とし込んだのかを具体的に解説。
再利用性や保守性がどう変わったのか、逆に設計が複雑になって困った点など、リアルな経験も共有します。

想定視聴者

  • UI設計に悩んでいるFlutter開発者
  • Clean ArchitectureやAtomic Designに興味がある人
  • 実際に導入してみた話を聞いてみたい人
2
セッション

君の秘密

キム兄

概要

毎日何気なく利用するSuicaやPASMO。そのICカードに記録されている乗車履歴を、ご自身のAndroidスマートフォンで読み解いてみませんか?
FlutterフレームワークとNFC機能を使って、スマートフォンでICカードリーダーとして活用する方法を解説します。
FeliCaカードから読み取った情報を、「見える化」するまでの一連の技術を伝えたいと思います!

想定視聴者

NFCで「何か面白いこと」を見つけたいFlutter開発者

2
採択
セッション

オフライン対応!Flutterアプリに全文検索エンジンを実装する

jaichangpark Dreamwalker

概要

本セッションでは、Flutterアプリにオフラインで動作する全文検索(Full Text Search)機能を組み込むために開発したパッケージと、その中で活用した flutter_rust_bridge の実装事例を紹介します。 学習コストが高いとされる flutter_rust_bridge をFlutter開発者がどのように扱えるのかを、具体的なコード例とともにわかりやすく解説します。 さらに、CJK(中日韓文字)への対応や、マルチプラットフォーム対応した話についても共有します。

想定視聴者

  • ネイティブ連携でアプリのパフォーマンス向上に興味があるFlutter開発者
  • Rustやflutter_rust_bridgeに興味がある開発者
  • オフライン環境での高機能検索をアプリに導入したいエンジニア
セッション

Functional Programming in Dart and Flutter

jaichangpark Dreamwalker

概要
This talk shows how functional programming—pure functions, immutability, higher-order functions—can boost Flutter app performance. For experienced Flutter developers, it offers practical examples to improve code readability, maintainability, and testability.

想定視聴者
Experienced Flutter developers seeking to apply functional programming to write maintainable, testable, and efficient code.

セッション

Flutter × Kotlin Multiplatformで実現するマルチデバイス開発戦略

naruogram なるお

概要

Flutterによるスマートフォンアプリの開発・運用を進めている中で、FireTVやAppleTVなどのテレビデバイス対応が新たに求められるケースがあります。
テレビ特有のリモコン操作や各デバイス向けUI実装にはFlutterでは多くの工数が必要で、さらにFireTVやAppleTVはFlutterが公式にサポートしていないため、開発は至難の業です。そこで既存のFlutterアプリのビジネスロジックをKMPに移行し、テレビデバイスのUIはネイティブコードで構築することで、効率的かつ保守性の高いテレビデバイス展開が可能となります。

本セッションでは、Flutterによるテレビデバイス開発の現状とFlutter × KMPによるテレビデバイス展開戦略について解説します。

想定視聴者

  • Flutter × KMPの開発に興味がある方
  • テレビデバイスの開発に興味がある方
セッション

GoRouterを「もっと上手に」使うために:実践例と改善ポイント

ソミ

概要

GoRouterはお馴染みのルーティングパッケージですが、複雑な構成になると設計や実装で見落としがちな落とし穴に直面することもあります。本セッションでは、GoRouter活用時によく遭遇する課題や設計ミスとその解決策を紹介し、より正しく柔軟に使いこなすためのヒントをお届けします。

本セッションでは以下の内容を中心に解説します:

  • 画面遷移に伴う不整合を防ぐための遷移設計
  • ShellRoute×BottomNavigationBar 利用時に起きやすい状態と対処法
  • pop・popUntil を意図通りに扱うための設計と実装の工夫
  • edirectとerrorBuilder併用時に起こるループや誤動作の回避策

想定視聴者

GoRouterをより柔軟かつ効果的に活用したいFlutter開発者

3
セッション

AWS Amplify で楽々機能追加! Flutter アプリにも使える AWS Amplify の魅力を紹介

tacck tacck

概要

AWS Amplify をご存知でしょうか?
認証やデータベース、ストレージ機能といったものを手軽にモバイルアプリに実装できる、 AWS のサービスです。

我々のプロダクトでは、EC内のバナー表示制御のために導入しています。
これを実現したことで、複数箇所のバナー出稿を非エンジニアの運営メンバーのみでコントロールできるようになりました。

このセッションでは、 AWS Amplify と Flutter での実装方法の概要に触れ、我々のプロダクトの中でどのように利用しているかをお話しし、 Flutter アプリにも簡単に導入できる AWS Amplify の魅力をお伝えしたいと思います。

想定視聴者

  • Flutter を開発しながらバックエンド機能の実装もしなければいけない方
  • AWS を使ってバックエンド機能やホスティングの導入を検討されている方
セッション

Flutterアート・オンライン:2Dから3Dの世界へ

LucasGoldner 金 瑠加須

Flutterの新レンダラー「Impeller」で3D描画が可能な flutter_sceneデモが登場してしばらく経ちますが、まだ活用例は多くありません。
私も試す中でセットアップに苦労しましたが、その可能性に惹かれ最新Flutterで動作するよう修正し、通常のアプリに統合する方法も見つけました

このセッションではその知見を共有し、3D表現に挑戦する開発者のきっかけになればと思います
•flutter_scene の仕組みと導入手順
•UIに3Dを活かす実用的アイデア(ゲーム以外も)

想定視聴者
•Flutterで表現力豊かなUIを実現したいと考えている開発者
•3D表現に興味があるが、どう取り入れて良いかわからないFlutterエンジニア
•flutter_scene や Impeller に興味を持っている中級者以上の方
•実際に動くデモを通してFlutterの可能性を広げたい方

2
セッション

Flutter領域展開:Fragment Shaderの可能性

LucasGoldner 金 瑠加須

Fragment Shaderは、ピクセル単位で色や効果を自在に制御できる技術で、Flutterでも通常のウィジェットでは実現できないリッチな表現が可能になります。FlutterでShaderを使えば、ユーザーを驚かせるような視覚体験を実現でき、アプリのデザインを“賞が取れる”レベルに引き上げることができます。

このセッションでは以下を紹介します:
•FlutterでのFragment Shaderの基本と使い方
•アプリ組み込みのユースケースと活用例
•Flutter内部でのShader利用とAndroidでのバグ修正事例
•カスタムShaderの入手法と応用テクニック

想定視聴者•Flutterでより高度な表現を目指す開発者
•UI演出にこだわりたいデザイナー/エンジニア
•Shaderに興味はあるが手を出せていない方
•内部実装に関心のある中級以上のFlutterエンジニア

採択
セッション

Flutter is NOT DEAD.

Krgm4D Kurogoma4D

概要

2025/6/9、Appleは新たなデザイン言語であるLiquid Glassを発表しました。
そしてコミュニティから挙がった声は……

「Flutterはこのムーブメントについていけない、終わりだ!」「Flutter is dead.」 ……

なるほど、確かにFlutterは構造上、Liquid Glassを取り込むことは難しいです。
では、Flutterは本当に死を迎えたのでしょうか?

自分はそうは思いません。
むしろ、Flutterの真価はプラットフォーム固有の事情に左右されないことにあると考えています。
このトークでは、Flutterの立ち位置や採用する価値を整理したうえで、どのようなプロジェクトにFlutterが最適なのか?というお話をします。

想定視聴者

  • Flutterを使い続けられるのか悩んでいるSWE
  • その他様々な領域のSWE
1
セッション

Flutterで開発するライブ配信アプリの軌跡 〜パフォーマンス改善も添えて〜

u5_03 Sugiy

概要

私はライブ配信アプリの実装しています。想像の通りライブ配信アプリは視聴や配信機能に加え、様々な機能があるため、実装やパフォーマンス面の調整の難易度が高いです。

私たちはこのアプリをFlutterで実装したことで、想像以上に多くの課題にも直面しました。加えてライブ配信の仕組みは外部のネイティブSDKに依存しているので、ネイティブ連携も必要でした。

このトークではこのライブ配信アプリの視聴や配信機能の実装での知見や直面した課題を共有します。また最近取り組んでいるパフォーマンス改善についても紹介します。

1 視聴や配信の仕組み
2.動画プレイヤーでのPlatformViewやTexture Widgetの活用
3.パフォーマンス改善やその計測方法

想定視聴者

  • ライブ配信アプリの実装に興味がある人
  • FlutterでiOS/AndroidのUI実装に苦慮している同士
1
セッション

アプリを守れ!強制アップデートのベストプラクティスと実践法

isekiryu いせりゅー

概要

「アプリ開発において、リリース後に深刻な不具合が発覚し、アプリの一部又は全体が正常に動作しなくなってしまう。」

そんな経験はありませんか?

私自身、個人開発しているアプリで最新版に不具合が含まれたままリリースしてしまい、結果として一部のユーザーがアプリを使えない状態に陥ってしまったことがありました。
このような事態を未然に防ぐ手段として有効なのが強制アップデートの仕組みです。
強制アップデートは、ユーザーに最新バージョンの導入を促すだけでなく、アプリと開発者自身を守る安全装置としても重要な役割があります。
このセッションでは、個人開発者として実際に直面した強制アップデートを実装していなかったことによるトラブルやそこから得られた教訓、導入した仕組み、バージョン管理の考え方まで、実践的な視点でお話しします。

想定視聴者

  • Flutterを使用してアプリを開発している方
採択
セッション

Flutterコントリビューションのススメ

D_R_1009 koji-1009

概要

Flutterに「こんな機能があったら便利なのに」と思ったことはありませんか? 不具合がFlutterのバグによるものであることが判明し、「Flutter SDKのバグが直れば解消できるのですが」と共有したことはありませんか?
Flutterはオープンソースプロジェクトであり、誰でも貢献できます。あなたのアイデアや不満は、あなたの貢献のきっかけになるかもしれません。

本セッションは「なぜFlutterの開発に"あなた"がなぜ関わるべきなのか」をテーマに、Flutterのコントリビューションの魅力と方法についてお話しします。また、話者がFlutterの開発に関わることで得た知識や経験をもとに、コントリビューションの様々な価値を紹介します。

想定視聴者

  • Flutterの将来性に興味がある方
  • Flutterにコントリビューションに向けて背中を押してほしい方
3
セッション

httpパッケージから考えるNative APIの付き合い方

D_R_1009 koji-1009

概要

httpパッケージを利用したことがない、というFlutter開発者は少ないでしょう。一方で、cronet_httpやcupertino_httpのような、Native APIを利用するパッケージを利用したことはないという方も多いのではないでしょうか。

セッションでは各種HTTPクライアントパッケージの比較を通じて、「Dartによる実装」と「Native APIと連携する実装」の違いを確認します。違いを理解することで、あなたのアプリにとって最適なパッケージが何かを見極められるようになることが、本セッションの目的です。

想定視聴者

  • Dartの良さとAndroidやiOSのAPIの良さの違いが気になる開発者
  • 様々な条件でユーザーがHTTPリクエストを行うアプリを開発している開発者
2
採択
セッション

Flutterビルドキャッシュの内部構造とテスト高速化への応用

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概要

Flutter開発では、アプリケーションの実行や配布のたびにビルドが発生します。
通常、ビルドキャッシュは意識せずとも自動で働きますが、その仕組みを理解することで開発効率をさらに高められます。
本セッションでは、Flutter SDKの内部実装に触れながら、ビルドキャッシュの構造と動作を詳しく解説します。
また、キャッシュが有効・無効になる条件を理解し、 flutter test 実行時の不要な再ビルドを回避することで、テスト実行を高速化できる実践的なアプローチも紹介します。

想定視聴者

  • Flutterビルドキャッシュの仕組みを体系的に理解したい方
  • テスト実行時のビルド高速化に関心のある方
  • build/ ディレクトリや .dill ファイルなど、ビルド成果物の正体を知りたい方
1
セッション

FlutterアプリによるGlanceとWidgetKitで実現する両OS対応ウィジェット機能実装

naruogram なるお

概要

ウィジェット機能とは、アプリを起動しなくてもOSのホーム画面上で情報を表示できる機能のことです。
しかし、Flutterでは「ウィジェット機能」を直接サポートしておらず、各OS機能に依存するため、Flutter単体での実現は困難です。
本セッションでは、Flutterアプリから各OSのウィジェットを活用するために必要な実装パターンと実践的なノウハウをご紹介します。

このセッションでは、以下の内容についてお話しします:

  • Flutterとネイティブウィジェットの責務分離・設計について
  • Glance, WidgetKitを使ったOS別の実装について
  • Flutterアプリから各OSのウィジェットへのデータの受け渡しについて
  • 各OSのウィジェットのライフサイクル・バックグラウンド更新について

    想定視聴者

  • Flutterでのウィジェット機能の実装に興味のある方