ぷーじ 5年以上エンジニアリングマネージャーとして現場から離れていた私が、2025年7月にスタートアップへ転職し、再びプロダクトエンジニアとしてコードを書き始めました。
入社当初は「全盛期の3分の1程度の速度しか出せない」という焦りの中でした。自分よりも若く優秀なエンジニアたちのスピードに圧倒され、積み上げてきたはずの経験が色褪せて見える日々。しかし半年後、私はかつてと同じ「IC」に戻ったのではなく、まったく別のスキルセットを持つエンジニアに「クラスチェンジ」したと感じています。
なぜなら、EM時代に培った「課題の構造化」「タスク分解」「進捗管理」といったスキルが、AIをマネジメントしながら開発を進める上で大きな武器になったからです。いきなり抽象的な指示を出すのではなく、まずプランニングから始め、タスクを細かく分解して指示し、進捗を確認しながら進める。これはまさにマネジメントそのものでした。
現在私が所属するDress Codeでは、こうした経験を持つ人材を「二周目人材」と呼んでいます。一度マネジメントやリードを経験し、試行錯誤の基礎動作を終えているからこそ、本質的な課題解決にすぐ取りかかれる。AI全振りの開発環境と、コンパウンドプロダクトという複雑な挑戦において、マネジメント経験は「遠回り」ではなく「武器」になります。
本セッションでは、5年以上のブランクを乗り越え「クラスチェンジ」した半年間の記録をお話しします。EMからICへのキャリア転身を考えている方、技術の最前線との距離に不安を感じている方に、一歩踏み出すヒントをお届けします。
freeeは「スモールビジネスを、世界の主役に」をミッションに、統合型経営プラットフォームを開発・提供しています。
また、創業から10年以上が経過し、エンジニアやプロダクトマネージャーを含む開発組織は600人を超える規模になり、チーム数・マネジメントレイヤーも急激に増加してきました。
プロダクトビジョンである「"統合型"経営プラットフォーム」の開発の現場では、以下のような数々のジレンマが日々起こっています。
・単一プロダクトの機能開発のスピードを求めつつ、他プロダクトの整合性/連携をとらなければならない
・規模が大きくなり組織は分割され各組織で開発を進めるが、プラットフォームとしての共通機能を開発する
・日々、それぞれの開発組織でのOKRを進捗させつつ、突如来る全社最適な意思決定に対応する必要がある
こういった、組織の分断、スピードと連携のトレードオフ、市場変化による全社での施策浸透などに対して、freeeのEMには何が要求され、どう向き合っているのか、どのように解決しているのか、といったリアルな取り組みをお話しします。
山口 徹 エンジニアリングマネジメントにおいて、Intermediate EM と VP クラスの間には大きなギャップが存在します。
本セッションでは、トップマネジメントの視点からこのギャップを明らかにし、真のエンジニアリングマネジメントのあるべき姿を探求します。
マネジメントの神様と称されるドラッカーが提唱する8つの目標領域を起点に、顧客への価値提供という根源的な問いから考察を始めます。
トップマネジメントが求めるのは、単なるチーム運営ではなく、組織全体への戦略的貢献です。Intermediate EM と VP クラスでは、影響範囲、意思決定の質、そして組織への影響力において決定的な差があります。
具体的には、Engineering Ladders のコンピテンシーフレームワークを用いて、各レベルで求められるケイパビリティ、能力発揮の方向性、そしてレベルデザインを詳細に解説します。Intermediate EM から VP クラスへの成長には、技術的な深さだけでなく、ビジネス理解、組織横断的な影響力、そして経営視点での判断力が不可欠です。
理論と実践を架橋することで、真のリーダーシップとは何かを再定義し、あなた自身のキャリアパスを描くための実践的な指針をお届けします。トップマネジメントが期待するエンジニアリングマネジメントの本質を理解し、明日から実践できる具体的なアクションを持ち帰っていただけるセッションです。
EM of EMs や VP クラスの EM または、それを目指す EM
松山 勇輝 マネジメントという領域は、生成AIの台頭によって今、最も大きな変革を迫られているドメインの一つです。
コーチングによるマネジメント支援を長年行ってきたmentoは、2025年にAIプロダクトによってマネジメントをスケーラブルに支援するテックカンパニーへと進化しました。本セッションでは、創業以来「管理職支援」に向き合ってきた私たちが考える、AIによりマネジメントにどのような質的変化が起きるのか、またそれをどのように起こすのか、という話を事例を交えてお話します。
mento社内では、自社プロダクトやAIを自組織のマネジメントに活用し、その試行錯誤から得られた知見をプロダクトへ転換しています。その過程での様々なトライも皆さんの日々のマネジメント業務のヒントになる形でTips的に共有しつつ、マネジメントサクセスを探っていく時間にしたいです。
■ 対象の聴衆
日々のピープルマネジメントや組織課題に直面しているエンジニアリングマネージャー
自社のマネジメント層(セカンドラインマネージャー以上)の育成や仕組み化に課題を感じている方
生成AIを「単なる効率化」ではなく「マネジメントの質的向上」にどう活かすべきか模索しているリーダー
■学習成果(Learning Outcomes)
AI時代のマネジメント観のアップデート: AIが介在することでマネジメントというものにどのような変化が起きるのかの示唆が得られます
今日から使えるAI活用Tips: mento社内での実践事例をベースとした、AIをマネジメントのパートナーにするための具体的な活用術を学べます。
組織へのAI導入のヒント: 現場のマネージャーだけでなく、組織全体としてマネジメントの質を底上げするための視点を得ることができます。