「抽象化していますか?」ーー抽象化と聞くと、設計やモデリングをイメージするかもしれません。他にも、interface のような言語機能を利用することを思い浮かべる方もいるかもしれません。たしかにこれらも抽象化の一つですが、それだけではありません。また、抽象化には難しそうなイメージを持たれがちですが、実はソフトウェア開発を行なっている私たちにとっては日々利用している身近なものです。
本セッションでは、抽象化(と具体化)という考え方を整理し、設計や言語機能だけでなく、物事の理解や共有、課題解決、トラブルシューティングといった開発現場の広い場面でも活用できる「思考の技術」として具体的な例とともに紹介します。
「使える思考のツール」として抽象化を一緒に見ていきましょう。
PHPの最新版は8.4になり、かなり進化しました。7.0が出たのはすでに10年前。
巷ではモダンなフロントエンド技術が流行っており、PHPerは圧倒的な高齢化の一途を辿っています。
「うちの会社は割と若い人もいるよ!」と思ったそこのあなた。では一番コード書ける人、一番技術力ある人も同じく若い人たちですか?
10年前、第一線で活躍してた人が今もポジション変わらずの状態であればイエローサインです。
PHP界の高齢化を防ぎ、若手が育ちやすい“新陳代謝のある”文化をつくっていきましょう。
ちなみに私は過去COBOLのプログラマーを「おじいちゃんばっかりじゃん」と思っていた時期がありますがそんな自分を殴りたい。
技術の話よりかはPHPerのコミュニケーションの話です。
意見も聞きたいので、みなさんにも意見を聞きながらセッションを進めて行きたいと思っています。
一緒に高齢化阻止の方法を考えましょう
ライブコーディングで、"Composerもどき”を作成します。
PHP Conference Japan 2024では、Composerの主要な機能を模倣的に作ってみるワークショップを実施しました。
その内容は、いくつかの機能を取り上げて、その内部の要素を掻い摘みながら実装していく流れでした。
そして今回は、発表者が与えられた時間の”LIVE”実装を披露します。
ワークショップという形式の都合上、端折った部分・お見せ出来なかった部分も含めて、全てお話します。
Composerの仕組みについての簡単な解説(実況)を交えつつ、実際に動くものをゼロから書いてきます。
目の間で出来上がっていく様を見届けることで、普段とは違った角度からの理解の手助けになるでしょう。
※ 「Composerの機能」「導入や運用」について紹介することを目的としたセッションではありません。
require
コマンドの機能をベースにします
2024年1月、「なぜキャッシュメモリは速いのか」が話題になりました。
この質問に答えるのはなかなか難しいのですが近年のコンピュータの高速化はすべてキャッシュによるものと言っても過言ではないぐらいキャッシュは重要な技術です。
このトークでは「なぜキャッシュメモリは速いのか」の説明から、なぜキャッシュが必須の存在なのか、そしてキャッシュが引き起こすCPUの脆弱性について初心者の方にもわかりやすくご説明します。
コンピュータアーキテクチャの勉強、というよりはキャッシュを取り巻くハートウォーミングストーリーを聴きに来るつもりでいらしてください。きっと「CPU脆弱性って言っても思ったより難しくないな」「おもしろいな」と思って頂けると思います。