YAPC::Fukuoka 2025
トーク(20分)

素人餅焼き職人のすゝめ

chota60 chota_60

"餅は餅屋"と言うけれど

実際、IT エンジニアのリソースは常に逼迫しており、急に"餅屋"の手が空くことはありません。
未経験の領域に踏み込むとき IT エンジニアはどこか「素人餅焼き職人」のようです。

そんな職人たちの中でも、あえて専門分野を一つに絞らず、様々な"餅"を焼いてきた「何でも屋」としての私の経験をお話しします。

就職に伴うプログラミングに始まり、開発チームがいなくなった Web アプリやデータ基盤の保守、認証基盤の導入や運用まで——。
こんな経験から見えてきた、専門性を深めるだけではない技術者の在り方を、一例としてご紹介します。

このセッションで話すこと

  • 学び方の変遷:「レールを敷いてもらう」→「手探りで探索する」→「理解して地図を描く」→「改めて応用方法を模索する」という道のり
  • 何でも屋の価値観:最適な手段はいつだって変わるし、その手段の可否を含めて学び続ける必要がある
  • 生成 AI 時代の何でも屋:多様な基礎知識、初見への対応力、正しい情報を辿る能力が、AIツール活用時代に重要かもしれない
  • 素人餅焼き職人という生き方:専門性を深めることと並行して、時々餅屋に頼りながら餅を焼き続ける、そんな生き方もある気がする、多分

そんな吸収と探求の話を、九州でさせてください。