器用貧乏が強みになるまで 〜「なんでもやる」が導いたエンジニアとしての現在地〜 by もっち

YAPC::Fukuoka 2025
トーク(40分)
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器用貧乏が強みになるまで 〜「なんでもやる」が導いたエンジニアとしての現在地〜

mottyzzz もっち mottyzzz
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生成AIでのコーディングが当たり前になってきて、
一番楽しいところをもっていくんかい!と思っているソフトウェアエンジニアの方も多いと思います。

私自身、かつてはコードを書くことが一番好きなソフトウェアエンジニアでした。(今も好きです)
15年のエンジニアのキャリアの中で、コードを書く以外にもプロダクトをユーザーに届けるためにさまざまなことをやってきました。
顧客先データセンターでヘルメットをかぶり一人きりでPoCをしたり、トイレの屋根裏にラズパイを設置したり、
工場の録音データを1日中聞いていて頭おかしくなりそうになったり、目の前の問題を解決するために何でもやってきました。
また、自身が企画・開発提案の中心だった1億円以上かけたプロダクトが一つも売れなかった経験もしてきました。

時にはもっとコードを書きたいと思うことも。
その欲のままにコードばかり書いていると、もっと他の課題に取り組むべきでは?という気持ちになることもあります。
さらに、なんでもやってきたからこそ、自分でも器用貧乏だなあ、得意なことってなんだっけと思うこともあります。

「これってエンジニアの仕事なんだっけ?」と思ったこともたくさんありました。
課題を前に進めるため、あるいは、問題を解決するために、役割の境界を越えてなんでもやるうちに、
曖昧な状況でもとりあえずやってみる力が身につき、今ではそれがエンジニアリングの幅やエンジニアとしての考え方を広げる結果にもなりました。

本トークでは、「なんでもやる」ことで広がったことと成長できたこと、
そしてそれが現在にどのようにつながったかをN1の具体的な経験をもとにお話します。
エンジニアとしてのキャリアに悩んでいる方に改めて考えるきっかけになると嬉しいです。