メンタルモデル論 〜問題空間から解決空間へ、複層的な「わかる」をデザインする〜 by 米久保 剛

YAPC::Fukuoka 2025
トーク(20分)
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メンタルモデル論 〜問題空間から解決空間へ、複層的な「わかる」をデザインする〜

tyonekubo 米久保 剛 tyonekubo
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「メンタルモデル」という言葉は、認知心理学にその起源を持ち、人間中心デザイン(HCD)などデザイン領域でも重要な概念のひとつとなっています。ソフトウェア開発の領域でも一般的に使われる言葉となりましたが、良いソフトウェアを設計するためにはより深く本質的な理解が必要です。

人間は、おかれている環境(社会)において様々な課題を解決するために道具を制作し、利用します。道具をうまく活用し、目的を達成するには良いメンタルモデルを構築することが重要です。
ソフトウェアはその構造が複層的であり、無形かつ有形であり、新規性や変幻自在性といった意味において従来のハードな道具とは根本的に異なる性質を持ちます。
ドメイン駆動設計のアプローチを上手に進めるためにも、メンタルモデルに対するメンタルモデルを正しく構築しておくことは重要だと考えます。

本トークでは、認知心理学、HCD、そしてドメイン駆動設計という異なる文脈で語られてきたメンタルモデルを統合的に捉え直し、問題空間と解決空間、そして複数のステークホルダー(エンドユーザー、ドメイン専門家、開発者)の視点から、ソフトウェア開発におけるモデリングのあり方を探求(きゅう)します。