不確実性と見積もり ── 急な「いつできる?」に現場はどう応えるか by jimpei

YAPC::Fukuoka 2025
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不確実性と見積もり ── 急な「いつできる?」に現場はどう応えるか

jinpeih jimpei jinpeih
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急に「この開発、いつできる?」と聞かれることがあります。
仕様はまだ固まっていない。 決めないと見積もれないのに、決める時間もないし、そもそも決めきれるものでもない。 根拠の薄い数字を出せば後で現場が苦しくなり、「分かりません」と返せば会話が止まってしまう。 そんな状況は多くの人が経験しているのではないでしょうか。

私も何度もこの問いに直面してきました。 その中で実践してきたのは、適当な数字でもなく、過度なバッファでもなく、現場として納得できる見積もりとスケジュールを素早く示すことです。 それは、不確実度の高いプロジェクト初期の状況を使える情報へ翻訳する作業でもあります。
プロジェクト初期の見積もりと実績のずれを検証し、経験を重ねる中で、不確実性の高いプロジェクトでも不確実性を扱えるようになってきました。

このセッションでは、

  • 不確実性のコーンを前提に、初期見積もりの誤差をどう扱うか
  • ターゲット/コミットメント/見積もりの違い
  • 急な見積もり、スケジュール出しの事例
    を紹介します。

急な「いつできる?」に対して、根拠を持ちつつ納得できる答えを出す。 そのための実践知を共有します。