弊社GMOペパボではクリエイターの表現活動を支援することをテーマに長年様々なサービスを提供してきました。 その一つであるSUZURIアルバム(旧/きゅう 30days Album)は、ライフイベントの大切な写真をアルバム形式で知人・友人に共有できるサービスがあります。 このサービスは、大切な写真を預かるためにペタバイトオーダーの大規模なストレージが必要なため、15年以上にわたりオンプレミス主体で運用を継続してきました。
そんななか急(きゅう)に登場したAI、さらにいうとAgentic AIの登場は、昨今の様々なサービスの開発・運用に革命をもたらしたと言えます。 パブリッククラウドが主流な多くのサービスではアプリケーションだけでなくプラットフォームの運用でもAI活用が当たり前になっています。 では、オンプレミス主体なサービスではいかがでしょうか?
もちろんアプリケーション開発やIaCなどでAI活用は可能ですが、物理サーバ・データセンターを保有しているサービスではAI活用における障壁がまだまだ残っているのが現状です。 特に物理サーバの選定・調達・納品やデータセンターで動いているサーバの資産管理などはAI活用が困難な領域となります。 このような環境においては、AIに任せられる領域とそうでない領域の役割を明確に分担することが重要です。 これを明確にすることで、オンプレミスの運用の責務を持つエンジニアでもAIによって踏み込める領域を拡張でき、 弊社のような複数のサービス・事業を展開している場合、事業部のエンジニアには新たな領域に注力してもらうという戦略が取れるようになります。
本トークでは、AIが急(きゅう)速に発展した現代において、オンプレミス主体なサービスではどのようにAIと役割分担・戦略を取れるのかお話しします。