Gleamの今、そしてこれから - 型安全な関数型言語によるモダンな開発体験 - by こまもか

YAPC::Fukuoka 2025
トーク(20分)

Gleamの今、そしてこれから - 型安全な関数型言語によるモダンな開発体験 -

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Gleamは、Erlangの堅牢性とモダンな型システムを組み合わせた新しい関数型言語です。
プログラムの正しさを型システムで保証しながら、Erlang VMの持つ高い信頼性と並行処理能力を活用できます。
また、JavaScriptバックエンド(Node.js/Deno/Bun)にもコンパイル可能で、
Erlang OTPに基づいた堅牢なバックエンドアプリケーションから、フレームワークを用いたSPAまで同じ言語で開発できる点が特徴です。
シンプルで表現力の高い構文と強力な型推論により、初めての関数型言語としても学びやすい設計になっています。

Stack Overflow Developer SurveyのAdmired and Desiredにおいて、2年前から登場し昨年はRustに次ぐ2位にランクインするなど、
急速な注目を集めています。GitHub Starsも1年で2倍と急上昇しており、欧州を中心に採用が広がっています。
また、最近ではイギリスのスタートアップ企業Strand社の社内システムとして使われるなど、
実運用の事例なども登場しており、リアルワールドの問題解決にも使われ始めています。

WebフレームワークのwispやThe Elm ArchitectureベースのSPAフレームワークLustreなど、
様々なライブラリやフレームワークが登場しエコシステムも成長しています。

本登壇では、そんな今のGleamとこれからのGleamの展望について話します。

対象者:

  • 型安全な開発に関心のあるJavaScript/TypeScriptユーザー
  • Erlang OTPを使った並行処理に興味がある方
  • 関数型プログラミングに興味のある方