AI Agentのチーム内で"Q"uarrel(口論)させてチームの崩壊をシミュレーションした話 by Miyagawa Ryotaro

YAPC::Fukuoka 2025
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AI Agentのチーム内で"Q"uarrel(口論)させてチームの崩壊をシミュレーションした話

DragonTaro1031 Miyagawa Ryotaro DragonTaro1031

「チーム内のコミュニケーションをシミュレーションしてみたい」みなさん一度は思ったことがあるのではないでしょうか?
昨今見かけるAI Agentでチームを組んで協働させるアプローチに着想を得て、あえて口論をさせてチームが破綻していく様子をシミュレーションできるのではないか?と思ったことをきっかけに、このシステムを実装してみました。

  • パワハラをする上司
  • 反抗的な部下
  • 事なかれ主義の部下
  • 派閥を作ろうとする部下
    現実世界で起こり得ることをシミュレートしてみることで、どうなったかを発表します。(動画にて実際のシミュレーションをお見せする予定です。)

また、より人間的な動きを再現するために、Peer to PeerでAI Agentがコミュニケーションできる仕組みを整えました。
AI Agentに相互にコミュニケーションをさせることは一見単純そうに見えて、"キュー"を活用したファンアウトの制御やAgentのメモリ設計など、意外と複雑でいくつかの課題を乗り越える必要がありました。
このアプリケーションではMastra、Vercel、Inngestを使い、どのようにPeer to Peerのコミュニケーションを実現したのかについてもご紹介します。