やり方は一つだけじゃない、正解だけを目指さず寄り道やその先まで自分流に楽しむ趣味プログラミングの探求 by すぎゃーん

YAPC::Fukuoka 2025
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やり方は一つだけじゃない、正解だけを目指さず寄り道やその先まで自分流に楽しむ趣味プログラミングの探求

sugyan すぎゃーん sugyan
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タイパや効率が最優先されがちな現代ですが、あえて正解までの最短コースだけを目指さず、道のりそのものを味わうプログラミングの楽しみ方を探求し、共有します。
題材の一つとして、毎年12月に小さなパズル問題が毎日出題される「Advent of Code」を紹介します。同じ問題に対しても解法は無数にあり、用いるプログラミング言語もアルゴリズムも様々、まさにTMTOWTDI! 素朴にコードを書いて正解を導出して終わりにするのではなく、美しく効率的なコードを目指してみたり、業務では絶対に書かないような難解で突飛なものを考えたり、色々な楽しみ方があります。正解とは関係なくパズル入力の可視化に注力している参加者もいて、他の人の取り組みを見るだけでも学びがあり、とても面白く刺激的です。
また、私は個人の趣味活動としても「Pentomino」や「だんご屋のひまつぶし」といったパズルを自ら題材として取り上げ、プログラムで解く取り組みをしてきました。効率的な解法を調査し検証し、また得られた解をWebブラウザ上でインタラクティブに可視化するなど、自分なりのこだわりを持ったやり方で楽しみました。正解だけを求めて一直線で終わらせないからこそ得られた経験や学びを紹介します。
「コードはAIに書かせるもの」になりつつある現在ですが、やっぱり自分でコードを書くのは楽しいものです。自分流のプログラミングの楽しみ方を広げるためのヒントを持ち帰っていただき、“自分も何かやってみよう”という最初の一歩を後押ししたいと思います。