ウェブアプリケーションの文脈で「データモデリング」と聞くと、多くの方は OLTP (Online Transaction Processing) を想起するのではないでしょうか。具体的には、RDB (Relational DataBase) のテーブル設計や最適化を思い浮かべる方が多いと思います。
一方で、ウェブアプリケーションの顧客や製品に関する情報を分析のために処理するプロセスも存在します。これが OLAP (Online Analytical Processing) と呼ばれるものです。人によっては ETL や ELT の方が馴染み深いかもしれません。
一見すると同じデータベース操作に見えますが、実際には求められる機能や特性は大きく異なります。たとえば、OLTP では Read/Write がともに多いのに対し、OLAP では Read に偏っている傾向があります。こうした背景から、データモデリングの手法も RDB のベストプラクティスとは大きく異なってきます。
本セッションでは、OLAP に従事するエンジニアが、OLAP の概要紹介と、OLTP と OLAP におけるモデリング手法の違いに焦点を当ててお話しします。OLTP に慣れている方にとって、新たな視点を得るきっかけになるでしょう。福岡の地で、新しい知識を吸収してみませんか?
OLTPに関わるソフトウェアエンジニア
自社のRDSのデータの利活用に興味のある方
OLTPにおけるデータモデリングの基礎理解
OLAPについては前提知識を問いません