nsfisis Web を支える重要なプロトコルのひとつ、HTTP。言語やライブラリ、フレームワークの下に隠蔽され、通信プロトコルを直接意識する機会は少ないと思います。そこで、PHP のソケット API を使って HTTP を解する小さなサーバを実装し、HTTP の理解を目指しましょう。
実装を通して、初心者が抱きがちな次のような疑問を解消します。
uiui テストコードを書いたことがない人からすると、テストコードとは『コストをかけられる人が行う、高品質を目指すためのもの』という印象があるかもしれません。
しかしテストコードは全くもってバグを減らすためだけのものではなく、もっと手軽で日々の開発を楽に安全で効率的に進めるためのものでもあります。
「仕様がすごい変わるから付け足しのコードになるのは仕方ない」
「コードを変更するとバグが起きるリスクが高いし、コストもかかるので極力変更してはならない」
「できるだけコード追加で済むようにする」
「デッドコードなんじゃないかって?でも動かなくなったら嫌だしさ…」
――こうした“秘伝のタレ状態”のコードは、まさにテストコードがないことで生まれます。
本セッションでは、テストコードがないとチームやコードにどんな影響が出るのか、テストコードを導入したことで何が変わったのかを、実体験を交えて紹介します。
さらに、テスト文化のないチームでどのようにテストコードを広めていっているのかなどについても解説します。
テストコードを社内に広めたい方、チームでの導入に悩んでいる方、また既にテストを書いている方がその価値を改めて再確認する助けになれれば幸いです。
松尾篤 Setup PHP Actionは、テストに必要なPHP環境を手軽に設定できる、GitHub Actions用のアクションです。PHPの各バージョンに対応しているだけでなく、さまざまな拡張モジュールやツールを活用できます。さらに、マルチプラットフォームに対応しており、LinuxだけでなくWindowsやmacOS上でテストを実行させることも可能です。
本トークは、OSSに関心のある開発者やGitHub Actionsにおけるテストに興味のある方を主な対象としています。開発やテスト、OSSにコントリビュートする際に役立つ、Setup PHP Actionの使い方を紹介します。
たつきち Doctrineは、Symfonyフレームワークの標準の構成でも採用されているPHP製のORMです。
Laravel全盛の現代、Doctrineにはまったく馴染みがないという方も多いと思いますが、
いつSymfony案件にアサインされるかもしれません。備えあれば憂いなしです。
それに、普段と異なるパラダイムに触れることは学びの面でもとても有意義だと思います。
この機会にDoctrineを完全にマスターしておきましょう!
このトークでは、
などについて30分で可能な限り詳しく、そして分かりやすく解説します。
akshimo 近年、カンファレンスや書籍を通じて多様なソフトウェア設計の手法が広まり、私たちの選択肢はますます多くなっています。
しかし、リソースは有限です。すべてを全力で完璧に作り込むことは難しい場合もあります。
「どこに力を注ぐか」を見極めることも重要です。
事業の競争優位を支える核心領域には積極的に投資し、それ以外はあえて“手軽に”抑える。
判断を誤れば、逆に設計に振り回されて事業価値に結びつかないコストばかりが膨らんでしまう危険もあります。
ドメイン駆動設計の著者であるEric Evansはかつて、「最も才能がある人をコアドメインに割り当てること」と述べています。
そして現在では、メンバーの技術力やドメイン知識、内製・外注という判断軸に加え、"AI"という選択肢も広がっています。
これらの判断はどのように見極めればよいのでしょうか。
さらに近年では、コードや機能の「捨てやすさ」も注目されています。
手軽に「作る」だけでなく、手軽に「捨てる」ことも重要となってきました。
本セッションでは事業理解を基盤に設計・コーディングの「力の入れどころ」や「捨てやすさのデザイン」をどう考えるかをお話しします。
Kent Beckが提唱する"Optionality"などに触れながら、設計投資にメリハリをつける視点を紹介します。
また、私自身も過去に設計に投資しすぎてかえって無駄な複雑性を増やしてしまった失敗を経験してきました。
こうした自身の過去の失敗例も交え、理論と実践の両面から学びをお届けできればと思います。
事業価値を見据えつつ、どこに投資し、そしてどう捨てるか。
このセッションを通じて、その判断を明日から少し“手軽に”行えるようになるヒントを持ち帰っていただければ幸いです。