ソフトウェア開発において、顧客理解や問題発見は、しばしばPOやデザイナーの役割とされます。しかし、私たちのチームは「解くべき課題について誰も具体的なイメージがない」という状況に直面し、チーム全員で顧客への理解を深めることを選択しました。
本セッションでは、PO1名とエンジニア2名で構成された新チームが、全員でペルソナを考え、ユーザーインタビューを実施し、プロトタイプを作成・検証するプロセスを共有します。そして、この取り組みを通じて、素早いアウトプットの重要性を再認識できた経緯について、エンジニア目線でお伝えします。
主な内容:
本セッションを通じて、エンジニアが顧客理解を深めることの意義について考えるきっかけになると嬉しいです。
【概要】
認証処理は一度実装されると変更が少なく、日常的に触れる機会が少ない分野です。
普段当たり前の様に使われている機能ですが、システムに必須かつ複数のサービスから使われるケースも多いため、システム全体の要と言っても過言ではありません。
そのため普段認証システムを触らない人でも、最低限の仕組みやフローを理解しておくことは重要です。
そこで、認証システムを触ったことがない人に向けて、事前に知っておくと便利なポイントをまとめました!
認証はハードルが高い分野ですが、トークをきっかけに認証システムに興味を持ち、日々の業務やトラブル対応に活用していただければ幸いです。
【話すこと】
・システム固有の知識+認証固有の知識を知ろう
・ユーザーの種類は?SNSログインは使うの?認証システムの仕様そのものを知ろう
・ウチの認証システム、どの認証フローを使っているの?
・認証についてもっと知りたい!
【概要】
ドキュメントを作ってチームに情報共有したぞ!これで属人化解消!と思ったら未だに自分宛に問い合わせが来る???こんなはずじゃなかったのに...皆さん、このような経験はありませんか?
せっかくドキュメントを用意しても、チームに読んでもらえない・理解してもらえないのでは作った意味がありません。
本トークでは、日常的な個人メモの取り方やそれをドキュメントに成長させる方法、さらにドキュメントを通じて業務の属人化を解消する方法をお伝えします!
【対象者】
・業務の属人化を解消したい人
・個人メモ・ドキュメントの作成が苦手な人
【目的】
・個人メモ・ドキュメント作成のポイントが分かる
・ドキュメントを通じた属人化解消
【話すこと】
・まずは個人メモから!記録のコツ
・個人メモとドキュメントはどこが違うの?
・ドキュメントを成長させるために必要なこと
・属人化解消のメリット
ご存知の通り、レビューとは「講評」「批評」という意味です。
そのためコーディングにおけるレビューも、どうしてもレビュワーから実装者への一方通行コミュニケーションになりがちな側面を持っています。
しかしレビューとは、実装者とレビュワーが解釈をすり合わせる場であり、
双方向のコミュニケーションをしてこそ、漏れなく効率的なすり合わせができると私は思っています。
今回は私がPRレビューを双方向コミュニケーションの場にするためにしていることを、3つお話しします。
テストを書くことにもだいぶ慣れてきましたが、いまだに嫌で仕方ないものがあります。それがデータプロバイダです。
データプロバイダを書くのは面倒くさい。本当に本当に面倒くさい。
というのもリリース恐怖症の私は、テスト対象のありとあらゆる条件やパスを通したくなります。
「いや〜書かなくても大丈夫だろうけど、怖いし一応書いとくか…」を繰り返すうちに、どんどんテストパターンが増え、データプロバイダが膨大になります。
ここでは、私をそんな無限コピペ地獄から救ってくれた「差分だけデータプロバイダ」をご紹介します。
同地獄に陥っている方の一助となれば幸いです。
対象者
郵便番号とは、当たり前に都道府県・市区町村が特定できるものだと、そう思っている人はいませんか?
まさか「複数の都道府県にまたがる郵便番号」なんてあるわけない、そう思っている人はいませんか?
そんな罠にはまった私が、郵便番号に関する実装知見をクイズ形式で紹介します!
連想配列に全てを詰め込んで旅をさせるのは良くないとは分かりつつ、
今まで巨大な連想配列をゴリゴリ実装していたチームが、配列からの脱却への一歩に挑戦しました。
完全な配列脱却は難しかったものの、バランスをとったリアルな挑戦ができたのでお話しします。
話すこと
Laravelに標準搭載されている対話シェル、tinker。
PHPの組み込み関数・Laravelのファサードの動作確認などなにかと利用シーンは多いかと思います。
今回のトークではもう少し踏み込んだtinkerの利用法や、
利用することによって得られる副作用をご紹介できればと思っています。
本セッションでは、ADHDを持ちながら10年以上働いてきた視点から、どのように職場で適応するかについてお話しします。
テーマ
「バージョンアップは大事だとわかっているけど、後回しにしてしまう…」そんな経験はありませんか?
ビジネスでは直接利益を生まないバージョンアップはつい優先順位が低くなりがち。
しかし、Web開発ではプログラミング言語やフレームワークなどのバージョンを常に最新を保つことが必要不可欠です。
このライトニングトークでは、限られたリソースや時間の中でも効率的にバージョンアップを進めるための心がけ5選を紹介します。
特定のツールに依存せず、汎用的に使える内容なので、すぐに実践できます!
今年の春、障害者差別解消法が改正され、SNSなどで注目を浴びたWebアクセシビリティ。
PHPではWebサービスやWebサイトに関係することが多いので、一度は言葉を聞いたことがあるでしょう。
あなたのチームではどの程度Webアクセシビリティを意識していますか?
自分のチームには専門家がいなくて...
などという消極的な理由で避けてはいないでしょうか?
私はWeb標準に興味があり、そういったコミュニティをやっていたこともあるのと、Webアクセシビリティが身近になってきた感覚があり、数年前より積極的に学習/啓蒙しています。
今年上記法改正があったこともあり、自社の中でWebアクセシビリティのワークショップを開催しました。そういった経験から専門家がいなくても始められるポイントなどを簡単にご紹介します。
本セッションでは、同じ会社のメンバーに登壇依頼、カンファレンスのスポンサー窓口担当や共にカンファレンスの登壇や参加準備することで職能間の境界を越えて交流することができ、私の社内でのコミュニケーション量が増加してきた話をします。
私は、社内外で勉強会をいくつか企画し開催してきました。開催した勉強会のテーマはそれぞれ異なっており、私が開催したいと思った勉強会を勢いで開催しています。
しかし、最初は私が開催するとは思っていませんでした。私が所属している会社は職能ごとにチームが分かれており、プロジェクトによっては他の職種のメンバーと話すことがないこともあります。
しかし、今では職種が異なるエンジニアとも勉強会をきっかけに交流し、関係を継続することができています。
本セッションを通して、自身の技術領域外の勉強会を開催することで得られる職能間の境界を超える楽しさについてお話しします。
ソフトウェアテストの現場では、限られた時間とリソースの中で最大限の品質を確保することが求められます。
特に、複数のパラメータが絡み合う複雑なシステムでは、全ての組み合わせを網羅するテストは現実的ではありません。
そこで登場するのが、PICT(Pairwise Independent Combinatorial Testing tool)です。
PICTは、組み合わせテストを効率的に行うための強力なツールです。
このセッションでは、PICTの基本機能から高度なテクニックまでを網羅し、実際のプロジェクトでの適用例を交えながら、その魅力と実用性を徹底解説します。
PICTを導入することで、テストケースの数を劇的に削減しながらも、品質を確保する方法を学びましょう。
2015年にランダムデータの作り方というタイトルでテストデータをどのようにして準備するか?というセッションをPHPカンファレンスなどでやりました。
それから9年が経過し、DBを利用する自動テストでのテストデータは破壊的でなく作られていると思っていました。
が、しかし、今だに現場ではシードデータからテストデータを投入していたり、愚直にテスト前工程でテスト自体では関心のない項目に対してもデータを記述していたりする場面が多いと聞きました(オフライン勉強会/カンファレンスが多くなった今年のリサーチ結果)。
これはやはり再び私がこのセッションをやるべきであろうと、破壊的でないテストデータの作り方を啓蒙したいという思いを強めました。
セッションではテストデータジェネレータ Fabricate の最新開発状況も含めご紹介します。
「Laravelは難しい、準備が大変」そんなイメージを持っていませんか?
このセッションでは、何もない状態からたった5分で、認証機能を持つシンプルなLaravelアプリケーションを構築するデモをお見せします。
PHPやLaravelの経験がなくても大丈夫です!
インストールからアプリ完成まで、ステップバイステップで進め、Laravelの手軽さを体感してもらいます。
恐れずに一歩踏み出し、一緒にLaravelを始めてみましょう!
制約と誓約
「Laravel開発を始めるのって簡単だな!」と思ってもらえるように頑張ります。
わしもじゃ わしもじゃみんな!!
選手入場!!
全選手入場です!!!!
(ここが本編)
若き王者が帰ってきたッ
どこへ行っていたンだッチャンピオンッッ
俺達は君を待っていたッッッphp-srcの登場だ――――――――ッ
Language Server Protocol (LSP)は、2016年にMicrosoftが発表したJSON-RPCベースのプロトコルです。
LSPはモダンなテキストエディタなら必ずある機能(e.g. 定義ジャンプ)を提供していますが、一番の魅力は特定のテキストエディタに依存しない形での実装になっていることです。
これにより各テキストエディタでの実装の必要がなくなり、エディタ選択の自由度が飛躍的に高まりました。
PHPの言語サーバ実装はintelephenceとPhpactorがメジャーです。
本登壇ではPhpactorの実装に触れつつ活用テクニックを紹介していきます。
2024 年はどんな 1 年でしたか?
日本の PHP 界隈で話題を探せば,各地で開かれた地域 PHP カンファレンスを挙げる方も少なくないでしょう.
様々な背景の人たちが,各地に足を運んだり,配信を見たり,コンテンツを持ち寄ったり,運営をしたり......
自分のできる形で「貢献したい気持ち」を表現し,関わった 1 年だと感じています.
これだけの地域に PHP の名を冠した活動があれば,日常的に PHP に触らない人も PHP コミュニティに関わってきます.
かく言う私もその一人です.大前提として PHP は OSS であり PHP そのものの発展には PHP そのものの改善や PHP の利用拡大が不可欠です.
これらが主だと知りながら,その外から関わっています.
そんな私が PHP コミュニティに「貢献したい気持ち」を繋げるべく,どう考えて,動いているのかをお話しします.
ジェネリクス活用していますか?PHPでは言語仕様としてジェネリクスは実装されていません(2024年9月現在)が、近年では主に静的解析やIDEによる補完のためにphpdocに記述して利用されています。
そんな中でもずっと食わず嫌いでジェネリクスを使わずにいた私が、フロントエンド実装のためにTypeScriptを体験して「ジェネリクスを完全に理解」してから、PHPでも便利に活用できるようになりました。
このトークでは一年前の私と同様に食わず嫌いしているPHPerの皆さんのために、
など、いまさら聞けないジェネリクスのあれこれをこっそりお話しします。
食わず嫌い勢のPHPerのみなさんに、週明けから「ジェネリクスなんて前から知ってるけどなにか?」という顔で活用してもらえることを目指しています!
PHPでWebアプリケーションを作る際、ほぼ全てのケースでデータ永続化の為にデータベースを利用するでしょう。
長年運用していくにつれ、テーブル数やカラム数の増加によって、認知コストやコミュニケーションコストが増加する一方です。
これらの負荷を下げる為に「DBスキーマを可視化する」ということは非常に有用であり、tblsは継続的な運用に耐えうるだけの機能を持ち合わせています。
本トークではtblsを用いたDBスキーマ可視化の実例を上げつつ、具体的なツール導入とCI設定の方法を紹介していきます。