OSをアップデートしたら予期せずUIが壊れた経験はありませんか?
ZOZOTOWNでは去年TextKit2になったことでテキストの行末の余白が変わりレイアウトが崩れるという不具合に遭遇しました。
これはただの「不運」だと片付けることは容易ですが、実は不具合は予測可能でした。
例えば不安の残る実装やちょっと違和感を感じるけど却下するほどの根拠はないなどで「ヨシ!」とリリースしたことはありませんか?
全てではないですが、実装段階やレビュー段階で違和感に気づき解消することで、不具合に発展する前に防ぐことができます。違和感や問題の予兆を意識することで不具合が発生しても焦らず調査できます。
本セッションでは事例をもとに不具合につながる違和感のポイントを紹介します。
iOS 17リリース直前に実装の違和感や不具合の心当たりを思い出してみましょう!
xcodeprojのこと、どのくらい理解していますか?
よくコンフリクトするファイルのイメージの人も多いかもしれません。
しかし、実際にはここにはたくさんの情報が詰まっています。
例えば、Previewが特定のTargetの時だけ、コケてしまう、そんな時にログからはすぐに原因が身に付かなくても、これを読めるだけで解決に近づくそんな経験がありました。また、ここを読めるともしかしたら、わざわざXcodeにProjectを落とすことなく細かい設定まで確認できるようになったりします。
ビルドなどの仕組みを知る上でどういった情報が詰まっているのか、一緒に見て行きませんか?
内容
休日にちょっとカフェに寄った時に開発がしたい、でもMacは重いし嵩張るから持ち運びたくない。そう、そこで登場するのがiPadです。
いやいやPlaygroundsなんてできることが限られているよ、あれはただの遊び道具だよ、そんな風に考えいませんか?
いえいえ、Playgroundsはもっと可能性を秘めているツールなのです。
普段開発しているXcodeプロジェクトをiPadでも開発したくないですか?
実はPlaygroundsはそんなことも可能にしてくれたりします。
本LTでは、下記について話します
iPadでの優雅な開発体験を始めませんか。
このトークでは、普段育児に忙しい父親が2歳の娘に向けて開発したレジスターアプリを紹介します。デザインや音声読み上げの工夫を通じて、子供たちが楽しく遊べるアプリを作る方法をご紹介します。具体的には、iOSのHIGを2歳児向けに解釈したシンプルで親しみやすいデザイン、タッチイベントの使い方や誤操作の防止、音声フィードバックの実装、数字や色の認識、その他の試行錯誤と娘の反応フィードバック集の紹介などを行います。最後には、実際に作成したレジスターアプリのデモンストレーションを行います。このトークを通じて、2歳児向けアプリのデザイン原則と音声読み上げの活用方法を学び、親子で楽しめるアプリ開発に役立つ知識を得ることができます。
先日、ZOZOTOWNをRosettaなしで動くようにしました。
ZOZOTOWNの仕組みは複雑で、自社ライブラリや多くのstatic frameworkを抱えていました。なかなか遭遇しないような問題に遭遇しました。そういった複雑な問題たちを紐解いていくことで多くの学びもありました。
そんなZOZOTOWNでのRosettaフリー化の経験を踏まえてこのセッションでは下記について話そうと思います。
- ZOZOTOWNのライブラリ管理構成の当時の状態と今の状態
昨今のモバイルアプリケーション開発において、FlutterやReact Nativeなどのクロスプラットフォームも注目を集めています。
これらのフレームワークはiOSネイティブと比較した際に、どの程度のパフォーマンスを発揮し、またどのようなプロジェクトにおいて最適な選択となるのでしょうか?
本発表では実際に同一のモバイルアプリケーションをiOSネイティブとFlutterそれぞれで開発することで、UIの反応性や処理速度等のパフォーマンスの比較分析を行い、iOSネイティブとFlutterのパフォーマンスがクリティカルに異なるケースを明らかにします。
ご覧いただく皆様が技術選定を行う際に、本発表が根拠の1つとして助けとなれば幸いです。
数学の「代数学」と呼ばれる分野には「群」「環」「体」など、演算の性質に共通する性質を抽象化して考える枠組みが多くあります。
抽象化!まさにプログラマーが追い求めるものではありませんか!
本トークではその中でも「モノイド」および「準同型」という比較的シンプルな概念の紹介をします。
この視点で見てみるとプログラムの中にも同様の構造を持つものが数多く存在することがわかります。
この「モノイド」と「準同型」がどのようなものかについて、主にコードを例に挙げながら説明し、
・なぜ空配列をallSatisfyに渡すとtrueが返るのか?
・なぜCGRectにはCGRect.nullやCGRect.infiniteが存在するのか?
などのトピックについても触れたいと思います。
本セッションを聴くにあたり、数学の前提知識は必要ありません。
ぜひ一度、少し違った視点からプログラムを見てみませんか?
Dependency Injection(DI)とは、オブジェクトに必要な依存関係を外から注入する設計パターンです。オブジェクト間の依存を疎に保つことで、コードを再利用しやすくなり、テストを書きやすくなります。
さらに、依存関係を管理するコンテナクラスのDI Containerを用いることで、シングルトンのようなアンチパターンを用いることなくオブジェクトのライフタイムを管理することができます。
本トークでは、DIの存在しないプロジェクトへ段階的にDIを導入していきながら、DIによってどのような具体的な課題が解決されていくのかについて体系的にお話しします。発展的な内容として、マルチモジュールのプロジェクトにおける依存関係解決の戦略や、Property Wrapper, MacrosといったSwiftの言語機能を活用したボイラープレートの削減についてお話しします。
WWDCの1 on 1 labに参加していますか?様々な壁から諦めていませんでしょうか? このLTでは、そういった不安を解消できるようなお手伝いをしようと思います。自分はlabに参加するのが好きで毎年参加をしているのですが、その中でもうまくいったlabとそうでないlabがあったようなので、その理由を解析しました。それらの経験を踏まえて、お話しできたらと思います。
【話すこと】
WWDC23で、Spatial ComputingというキーワードとともにvisionOSの発表がありました。これを機に3Dに興味を持った方も少なくないのではないでしょうか。
3D空間において、例えば、ゲームでお馴染みのホイールUIを指や顔の向きで操作したいとき、素朴に思い浮かぶのはposition(座標)やrotation(回転角)を計算する方法でしょう。しかし、このような複雑な操作を実現したい場合、transform(行列)を計算することでシンプルに解決できることが多いんです。
「行列?数学チックでなんかやだな」
お待ちください。本トークでは、数学の深淵には踏み入りません。visionOSでも使われるARKit・RealityKitを題材に、頻出の計算パターンと、そのパターンを使った実装例を動画を交えて紹介します。数学とは極力距離を置きつつ、行列を実戦で使えるようになりましょう!
iOSDC Japan 2022内で世界初開催された衝撃のSF Symbolsアートソムリエ認定講習が帰ってくる!
SF Symbolsアートソムリエ認定講習では、SwiftUIとSF Symbolsとアートの革新的な融合を体験でき、Appleの方が思ってもみない究極のSF Symbolsの活用術を伝授します。
講習内容:
SF Symbolsとの対話:
シンボルを使いこなすための対話を通じて、発見と可能性を追求します。
創造的なペアリング:
異なる世界観のシンボルを組み合わせ、新たな表現を開拓しましょう。
SF Symbolsアートソムリエ認定講習:
SF Symbolsの知識と感性を活かし、作品への応用力を考察します。
第1回SF Symbolsアートソムリエ認定資格の有効期限は、2023年8月31日までです。有効期限切れの方は再受講をお願い致します。
WWDC 23において、iOS 17からウィジェットのインタラクティブな動作がサポートされることが発表されましたが、すでにインタラクティブ風に動作するウィジェットアプリを開発している私としては、「やっとAppleも追いついたか」と感じています。
このトークでは、iOS 17以降に限らず、ウィジェットをインタラクティブ風に動作させる方法についてご紹介します。
具体的には以下の内容に焦点を当てます。
・ iOS 17未満でもウィジェット上で動作するタスク完了ボタンの実装方法
・ ウィジェット上で動作するテキスト入力可能な検索フォームの実装方法
・ iOS 17以降のインタラクティブ風ウィジェットの未来展望
ウィジェットの可能性に心を躍らせ、具体的な事例と共にさまざまな実現可能性やインスピレーションを感じていただけるようなトークにしたいと思っております。
皆さんは、職場の環境が変わったときや長期の休暇から復帰したときに、慣れない環境に素早くキャッチアップできるように、そしてワークライフバランスを維持するためにやって良かった/やっておけば良かったことはありますか?
私ごとですが、昨年に人生初の転職をし、その3ヶ月後には第一子が生まれて約3ヶ月間の育休を取得しました。つまり、6ヶ月間で2回の職場復帰を経験したことになります。
本トークでは、私が職場復帰を経験した中で、やって良かった/やっておけば良かったと思うことを紹介します。これから皆さんが転職や異動をされたり、長期休暇を取得されたりした際の参考になると嬉しいです。
XCTest(UI Testing)は、アプリのUI要素に対して何かしらのアクションをおこなうことがメインのAPIでした。
しかし、iOSは進化しており、アプリを操作するだけではいろいろなテストをカバーすることがむずかしくなっています。
そこから、いろいろなAPIが徐々に提供されてきています。
たとえば、実行する端末に対して操作をするAPIも増えてきています。
また、UI Testingの進化だけではなく、それを活用する環境も進化してきています。
たとえば、自動テストの運用といった観点での機能追加も増えています。
そこで本トークではUI Testingをより活用できるように次について話していきます。
WWDC 2023でついに、Apple初のヘッドセット端末であるApple Vision Proが発表されました!
Macがパーソナルコンピューティングを切り拓いたように、iPhoneはモバイルコンピューティングを、そして今度はVision Proが空間コンピューティングを切り拓いていくでしょう。
Apple Vision Proの発売は来年予定ですが、このトークでは一足先にvisionOS向けに空間コンピューティングのアプリ開発について紹介します。具体的には、visionOSでどのようなアプリを作れるのか、空間デザインや空間インターフェイス、どのように空間コンピューティングのアプリ開発を始めればいいのか、既存のiOSやiPadOS、Unityアプリの空間コンピューティングへの対応方法、などについて詳しく解説します。
一緒に空間コンピューティング時代の幕開けに備えましょう!
SwiftはRustから多くのインスピレーションを得ており、特に今後のOwnershipの導入により、その類似性がより感じられるようになっています。
主な共通点として、パターンマッチ、リッチなenum、Option(nal)とResult、async/await構文、trait(protocol)などが挙げられます。(他にもたくさんあります)
また、新たに追加されたマクロ機能や、コンパイラによるスレッドセーフなコードの保証も共通の特徴です。
本発表では、これらの類似点に触れつつ、SwiftエンジニアがRustを、あるいはRustエンジニアがSwiftを書き始めるハードルを下げる新たな視点を提供します!
iOSにおける自動テストやそれを取り巻く環境は日々変化しています。
これらの自動テストに関するリリースは1つ1つが独立した話ではなく、それぞれ関係性を持っています。
そこで、ここ5年ぐらいのTestingのリリースや、iOSにおける自動テストに関する環境の変化について年単位でふりかえりながら次のような形でポスターにまとめます。
(1)どのようなAPIがどのタイミングで追加されたのか
(2)そのAPIはどのような活用のされ方をしていったのか
(3)実行環境や実行結果はどのように変化し、活用されるようになってきたのか
(4)これらのリリースに伴って自動テストを取り巻く環境はどのような変化が起きたのか
(5)今後考えられる展望
上述したポスターを元に、iOS自動テストの歴史をふりかえりながら、これらの背景情報をもとに今後どうなっていくのかを一緒に考察できればと思います。
WWDC 2023でついに、Apple初のヘッドセット端末であるApple Vision Proが発表されました!
Macがパーソナルコンピューティングを切り拓いたように、iPhoneはモバイルコンピューティングを、そして今度はVision Proが空間コンピューティングを切り拓いていくでしょう。
Apple Vision Proの発売は来年予定ですが、このトークでは一足先にvisionOS向けのアプリ開発について、どのようなアプリを作れるのか、どのように開発を始めればいいのか、既存アプリの対応方法など、空間コンピューティング時代のアプリ開発の基礎知識を紹介します。
一緒に空間コンピューティング時代の幕開けに備えましょう!
アプリの機能を説明する手法は様々ありますが、コーチマークもその一つです。
コーチマークとは、オーバーレイで特定の機能にフォーカスさせつつその使い方を説明する手法です。これを実現するためには、フォーカスさせるViewの座標やサイズといった情報をView間で取り回す必要があり、複雑なView階層を持つ場合は実装もまた複雑になってしまいます。さて、SwiftUIではどのように実装するのがスマートなのでしょうか。
また、WWDC2023ではユーザに機能を説明するためのコンポーネントを提供するフレームワークとしてTipKitが発表されました。このフレームワークを活用することで、機能説明の幅が広がることでしょう。
そこで、本トークでは以下の内容についてお話しします。