one obvious wayを志向するPythonに依存ライブラリ管理ツールがたっくさんある話 〜Rust製ツールが高速を謳う〜 by nikkie

TechRAMEN 2024 Conference
採択
2024/07/26 20:15〜
醤油 - [トーク] 2F レセプション室
[一杯] トーク - 20 分

one obvious wayを志向するPythonに依存ライブラリ管理ツールがたっくさんある話 〜Rust製ツールが高速を謳う〜

nikkie ftnext

今一番話したい技術の話ということで、主にPythonで開発している立場からPythonの依存ライブラリ管理の仕組みと状況を話したいと思います。
Pythonでは開発プロジェクトごとに仮想環境と呼ばれるディレクトリを作成し、そこにプロジェクトに必要な依存ライブラリを入れるのが一般的です(node_modules相当のディレクトリを開発者が都度作るわけです)。
ここ1年くらいでRustで実装したツールが高速を謳うとともに仮想環境の扱い方を提案しているという状況を、好奇心から実装方法に立ち入った経験を元に語っていきます

  • Pythonの仮想環境とは何か。なぜ使う必要があるのか。どんな仕組みか
  • 標準的なツールの紹介(venv, virtualenv, Poetry)
  • Rust製のRyeによる仮想環境への提案
  • Rustっぽい依存管理 Hatch (発表者がいま注目しているツール)