それでは肯定的意図を始めよう 〜気軽に、慎重に、日常的に〜 by 中 大和

スクラムフェス沖縄2025
ワークショップ(120分)

それでは肯定的意図を始めよう 〜気軽に、慎重に、日常的に〜

amameci 中 大和 amameci
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必要条件、数学の話ではありません。「○○したい」といったときに「結果として得たいもの」を主軸に物事を考えるということです。

どんな優れた手法であっても、実行するための燃料となる心がついてこなければ、その手法は美しく飾られた絵にしかなりません。デメリットがあっても、周りに強く勧められても、今の手法に燃えさかる心が満たされていれば、その手法を辞める決断をできません。

これは「あらゆる行動に、幸せや安心や楽しいといったポジティブな意図(目的)がある」ことを意味します。例えば「好きな子をいじめる」には「好きな子から自分へリアクションをもらえる」があります。良く使われる例えは分かり易いのですが、同時に分かったつもりに陥りやすくもあります。

この「必要条件で考える」は、名前や手続きは違えど、様々なツールで取り上げられています。神経言語プログラミング(NLP)の"肯定的意図"、制約理論(TOC)の"クラウド"、免疫マップの"裏の目標"などです。これらは広く知られていますが、だからこそ表面的な理解で終わりがちです。

わかったつもりにならず、有益に使うとはどういうことか? 表面的な理解では建前の目的だけを扱いがちですが、真に有益に使うには、"会社の利益"といった表の目標と、"関わる人たち個々人の口にしないプライドやメンツ"といった本音の部分を、同じ土俵の上で扱う必要があります。

この深い理解を共有するため、NLP、TOC、免疫マップの説明を前半のBeginner編で、生々しい実例を踏まえたものを後半のIntermediate編でお届けします。

TOCの"クラウド"はコミュニティで数十回ワークショップを開催しました。その中でNLPの"肯定的意図"も交えて話をします。こうした実践の中で感じた、それぞれのプラクティスの個性も話していきます。

ワークショップは個人で行うものと二人で会話しながら行うもの、二つのタイプがあります。ゆとりある場で自己と他者の対話から掘り下げていく肯定的意図を体感してください。各種ワークを通じて視点を広げ、様々な場面でプラクティスを使い分け、本質を外さないようレベルアップしていただきます。

レベルアップさせてみせます。ご照覧あれ!

※各地のスクラムフェスで行った"それでは肯定的意図を始めよう 〜気軽に、慎重に、日常的に〜"の改訂版です。