プログラミングをするパンダ
Panda_Program
本セッションでは、「大量のショップが同時刻にセール予約をすると開始遅延や未開始が発生する」という課題に対して、「計測→可視化→ボトルネック特定→個別改善→再計測」というループを元にパフォーマンスの改善をした実践を共有します。
まず New Relic のダッシュボードでCPU・レイテンシ・処理件数を可視化し、遅延要因を特定しました。打ち手は、SNS Publish のバルク化、Active Record での N+1 の一部処理の切り出し、重いセールグループを処理するプロセスごとの負荷の平準化などです。
この改善を実施したことにより、開発環境でおおむね 40% の速度改善に成功。2025年のブラックフライデーでも 10 万商品のセールをインシデントなく完了しました。
ユーザーが直面しているペインを解消するために、技術でプロダクトを泥臭く改善する大切さと華々しい成果だけではなく、根本解決のためにはまだやれることがあるという現場のリアルもお伝えします。