asumikam
asumikam
近年、AIを使ってテストを書くという流れが一般化しつつあり、私自身もAIにテストコードを補助的に生成させています。
しかし一方で、「AIにはあえて任せないテスト」が確実に存在します。
それは仕様そのものを表現するテストです。
AIは既存コードや表層の情報をもとにテストを書いてくれますが、「どうあるべきか」という意図やコンテキストの把握は人間がやる必要があり、仕様の補完や抜け漏れの指摘まで踏み込むことはできません。
TDDを行うときに「先にテストを書く」理由と同様に、最初に仕様を描く役割は人間側に残されていると感じています。
私はテストを「振る舞いの記述」であり、「仕様を共有するためのドキュメント」だと考えています。
したがって、他の開発者が見たときに、そのテストがどんな意図で書かれ、どのような状態を期待しているのかが読み取れる形を大切にしています。
このLTでは、AI時代における「AIに任せるテスト」と「手で書くべきテスト」の線引きを、実務の経験と失敗談を交えながら整理します。
AIに任せてショートカットした方が良い部分、一方で人が書くべき仕様の部分をPHPUnitを使った具体例とともに紹介します。