PHPerKaigi 2026
PHPer Book Revue (5分)

タイタン

hiro_y 山岡広幸 hiro_y
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野﨑まどによる『タイタン』は、至高のAIによって社会が平和に保たれた未来を描いた作品です。
舞台は2205年。2048年に誕生したタイタンAIによって、人間は「労働」から解放されています。
そんな時代に、主人公・内匠は今や失われたはずの「仕事」を依頼されます。
依頼内容は、突然働けなくなってしまったタイタンAI「コイオス」のカウンセリング。
内匠とコイオスのやり取りは、次第に「仕事」とは何かという話につながっていくわけですが…。

現実の2026年に生きる我々エンジニアは、いつの間にか当たり前のように生成AIを使っています。
しかし、問いかけてみたいのです。AIに指示を与え、AI同士で相談をさせたりして、
我々は本当に仕事をしていると言えるのか、と。あるいは、仕事の実感を得られているのか、と。
あらためて「仕事」とは何か、自分自身にとってどう位置づけられるものなのか、
見つめ直すきっかけになりうる1冊として、ぜひ手に取っていただきたいと思います。