しめじ(smeghead)
smeghead
「技術より業務知識が大事だよ」
20年以上前、技術の理解を深めれば良い仕事ができると考えていたジュニアプログラマーとしての私に、先輩が言った言葉です。当時は「業務知識が大事」と言う言葉自体の意味は理解できるしその通りであると思う一方、プログラマーとしての担当していた仕事内容から考えると実感として理解することはできずにモヤモヤしたものを感じていたのを覚えています。
今振り返ると、これは“ビジネスロジックと向き合う姿勢そのもの”に関する示唆であったと理解できるようになりました。
しかし、プログラマーにとってビジネスロジックはしばしば掴みどころがありません。仕様書やソースコードには結論だけが記述され、その背後にある意図や価値基準は薄まり、画面やDBの制約と混ざった断片として現れます。
特にジュニアプログラマーは担当範囲が限定されているため、言ってみれば視野が狭い状態から作業を始めることになります。ジュニアプログラマーにとって、ビジネスロジックを解像度高く把握するのが非常に難しい事であるというのは、自然なことなのかもしれません。
本記事では、この“プログラマーから見たビジネスロジックの掴みにくさ”に正面から向き合い、視点をアップデートすることを試みます。RUP(Rational Unified Process)が体系化した“ステークホルダー”という概念を参考に、ビジネスロジックを形づくる意図の源泉を理解するためのヒントを紹介します。要件定義の専門的な話ではなく、「プログラマーとしてどう捉え直せるか」が主題です。