ソフトウェアテストの技法 第2版 by きんじょうひでき

PHPerKaigi 2026
PHPer Book Revue (5分)

ソフトウェアテストの技法 第2版

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「コードレビューで、先輩に”こういうテストも書いた方が良いよ”と言われることがある」
──思い当たるフシがあるなら、是非オススメしたい1冊です。
(いずれにせよ「テストをちゃんと書く」観点でのレビューをしてくれるのは素敵な環境!と言えるかも知れません)

テストとは「正しいことを保証する」「エラーがないことを確かめる」という ものではない と説明されます。
本書によれば、 テストとは, エラーを見つけるつもりでプログラムを実行する過程である.(P6) ものです。
すると、良いテストとは「最大限の効率で、エラーの発見に与するもの」とも言えるでしょう。
『ソフトウェアテストの技法』は、まさにそのための道への入門を助ける1冊です。

持続性の高いテストの書き方、壊れにくい(あるいは「ちゃんと」壊れる)テストの書き方を教えてくれる本や、
テスト駆動開発のような設計のツールとして自動化テストを利用するための本は、英語でも日本語翻訳でも、本当に充実してきたと感じています。
それとは別の、あるいはもっと本来的な意味での、テストに自身を持つための手助けを求めてはいませんか?そんなあなたに、きっと役に立ちます。

執筆年代が少し古いので、文体や語彙に関して多少の読みづらさを感じる部分もあるかも知れません。
それでも、第2章「プログラム・テストの心理学と経済学」・第4章「テスト・ケースの設計」・第5章「モジュール(単体)・テスト」は、
今も古び図に必ず役に立つし、一読に値する内容だと信じています。

しかも、この本は比較的ページ数も割と抑えめです!!とてもお得ですね。