10年モノのレガシーPHPアプリケーションを移植しきるまでの泥臭くも長い軌跡 by toshimaru

PHPerKaigi 2024
採択
2024/03/08 10:40〜
Track B
レギュラートーク(20分)

10年モノのレガシーPHPアプリケーションを移植しきるまでの泥臭くも長い軌跡

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私たちが古くなったPHPアプリケーションをRuby on Railsに移植することを決断したのが2016年―。
私たちが移植対象としたPHPは下記のようなものです。

  • とっくにEOLなPHPバージョン
  • オレオレ・独自フレームワーク
  • 標準サポート終了しているAmazon Linux AMIなEC2サーバー
  • PEAR/PECLなライブラリ管理
  • 自動化されていないテスト・デプロイ
  • 仕様ドキュメントほぼ無し(ソースコードが仕様書)
  • 担当プロダクトオーナー不在

過去に本PHPアプリケーションの移植プロジェクトは断続的に立ち上がっていたものの、それらは局所的な移植として終わってきました。
2022年、この戦いに終止符を打とうと本格的な移植プロジェクトが再始動、ついに2023年、移植を完遂しました。

本プロジェクトは正直、カッコいい移植プロジェクトとは言い難いものです。
そんな泥臭く長い移植の軌跡を、技術的負債解消の一事例としてお話できればと思います。

想定聴講者

  • 技術的負債の解消に興味がある方
  • 現在進行系で技術的負債と闘っている開発者

話すこと

  • なぜ移植するか
  • どのように移植を進めたか
  • 移植前後の改善結果
  • 移植後も山積する課題と今後の展望

話さないこと

  • ナウい技術的負債の解消方法
  • 移植後のシステムの技術的詳細