採択 ショートセッション

「神クラス」問題の本質を、「サブジェクト-オブジェクト」二重化エンティティモデルで理解する Object-Oriented Conference

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Tanaka9230 たなかこういち Tanaka9230
「神クラス」とは、一つのクラスに余りにも多くの機能性を装備してしまい、コードが肥大化した様子を示すアンチパターンである。幾重にもSRP違反になってしまっている状態である。「神クラス」は、幅広いユースケースへ懸命に対応しようとする中で生み出されてしまう。

「神クラス」は、いわゆる業務系システムにて生じがちで、対して、技術的な装置、例えばHTTP Server、複合機の制御システム、などでは生じにくい。

業務システムではなぜ神クラスが出現しやすいか?業務システムのクラスの外部仕様は業務担当者の脳内にある。素朴に客観的に存在するとみなせない。対して、技術的な対象は、素朴に客観的に存在すると見なせる。業務システムでは、系の本質はむしろ利用者(=クライアント)の脳内イメージそのものなので、系に対する要求発生源を単一に収斂させることができない。

ここに、系のクライアントの脳内イメージを「サブジェクト」と称し、複数のクライアントの「サブジェクト」を調停・統合・合意したモデルを「オブジェクト」と称したとき、いわゆる「エンティティ」は、本質的にサブジェクト-オブジェクトの二重構造を取るというモデルを提示する。
採択者
仮採択 非採択 重複 Type: 初心者向け Type: 設計 Type: フロントエンド Type: 体験談 Type: テスト Type: 歴史 Type: 実装 Type: 概念 Type: DDD Type: 上級者向け