オブジェクト指向の設計・実装方法を利用してフロントエンドを開発する方法を考えます。
Webフロントエンドの「設計」について、多くの場合はUIやコンポーネントといった「画面設計」の方法が語られます。一方、画面の背後に潜む条件や状態といった複雑さをどのように取り扱うかという問題は、それら「画面設計」の方法論にとっては関心の外にあり、これといった解答は与えてくれません。
現代のWebフロントエンドは「表示して終わり」といえるほど単純ではなく、そのアプリケーションとしての複雑さの解決には、「画面設計」とは別の方法が必要です。
この発表では、Webフロントエンドの画面よりも、その背後にあるアプリケーションとその複雑さに注目します。
Webフロントエンドが画面の後ろに抱える複雑さを解決するための方法として、いわゆる「オブジェクト指向設計」が変わらず有効であること、そしてそうした方法論の必要性について、考察した内容をお話します。
発表概要
・現代のWebフロントエンドの難しさ
・Webフロントエンドと「ドメイン」
・Webフロントエンドを「設計」することについて
・Webフロントエンドアーキテクチャ考察