ショートセッション

オブジェクト指向のその前に - 凝集度と結合度 Object-Oriented Conference

そな太 sonatard
1990年代以降オブジェクト指向プログラミングの普及により、クラス設計、インターフェース設計、GoFのデザインパターンなどが提唱され、近年ではMVC系、DDD、Clean Architectureなどのアーキテクチャの議論が盛んに行われています。

これらももちろん大切ですが言語やアーキテクチャに依存せず、多くのプログラマが必ず検討をする設計として「関数分割」が存在しています。
関数分割の基準については、上記のデザインパターンやアーキテクチャでは議論されていません。

関数の実装は世のプログラマの全員が毎日行うことであり、欠かせない設計であると言っても過言ではありません。

しかし「テスタビリティが高い関数にする」のような基準に留まり、明確に言語化されていることが少ないです。

そこで本セッションではこの関数分割の良し悪しを測る指標として提唱されている凝集度と結合度を紹介します。
これらは構造化プログラミングをベースとした近代の多くの言語すべてに適用できる概念です。

本セッションにでは、以下を理解することができます。

- 7つの凝集度と7つの結合度について
- 関数分割の基準
- レビュー時のレビュアーとレビュイーの納得感
- 凝集度、結合度を理解することで、気がつくことができる見過ごされがちな問題
- 新しく提案されたアーキテクチャが、凝集度や結合度の観点で改善されているということ(近年ではReact Hooksが該当します)

また現実の世界では、論理的凝集と時間的凝集が現場で見過ごされて採用されてしまうケースが多いです。関数にフラグを渡して処理を分岐していませんか?
実際に発生するケースとその問題点を詳細に紹介することで、理論だけではなくより具体的に日常の開発で役立てていただければと思います。
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