振る舞いからモデリングするオブジェクト指向な開発プロセス by 集約のエンティティ

Object-Oriented Conference 2020
採択
2020/02/16 15:00〜
共1-301
ショートセッション

振る舞いからモデリングするオブジェクト指向な開発プロセス

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オブジェクト指向に基づく設計において、メンタルモデルを適切にオブジェクトで表現するために、
オブジェクトの関心や責務を日々意識されているかと思います。

現在私の関わるプロジェクトでは、設計の初期からオブジェクトの責務に対する解像度を上げるため、
要件定義の段階でユースケースを記述する開発プロセスを採用しています。

ユースケースを記述することで、システムが満たすべき振る舞いが明らかになり、オブジェクトの責務に対する理解が深まります。
また、ドメインエキスパートと仕様を議論するツールとしても実用性があります。

対象のオブジェクトが複雑である場合はユースケース記述に加えて、CRCという手法を実施してモデリングをしています。

本発表では、ユースケース記述やCRCを使ったモデリングによるオブジェクト指向の開発プロセスと、
それらを実践している現場のプラクティスをご紹介します。

主なトピック

  • ユースケース記述から始める要件定義
  • ユースケースを使ったドメインエキスパートとのコミュニケーション
  • CRC(クラス、責務、コラボレータ)を使ったモデリング
  • DDDに取り入れた事例紹介