masuipeo
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多くのITエンジニアは、自身のスキルを「他のエンジニア」と比較して評価する傾向があります。一方、フリーランスとして働き、顧客が経営者や非技術部門になる場合、重視されるのはソースコードの美しさや最新ツールの習熟度ではなく、事業への貢献や課題解決力です。
そこで本セッションでは、「誰から見るか」「どこから見るか」によってスキルの見せ方・伝え方がどのように変わるかを紹介します。
ITエンジニアの現場では、新しい技術やツールが次々と登場します。そのため、継続的に学び続ける必要があると感じる人が多くいます。高度なスキルを身につけて将来フリーランスになりたいと考える人も多いでしょう。
フリーランスがエージェント経由でSES契約を検討する場合、似たスキルを持つ候補者との競争に直面することが珍しくありません。加えて、生成AIの進化を受けて、自分の仕事が代替されるのではないかと懸念するエンジニアもいます。
しかし、『最新の言語・技術でシステムを開発できる』ことがエンジニアとしての強みであっても、経営者はそれが『事業にどのような効果をもたらすか』が分からなければ価値を感じにくいのが現実です。特に請負契約では、求められる責任や評価軸が変わるため、生き残るための戦略も変化します。
まずは「誰から見るか?」の意識転換が必要です。ターゲットを「同業者」→「クライアント(経営者・事業オーナー)」に変えてみるのです。すると、必要なのは「技術の翻訳」であることがわかります。これは「技術的視点」から「ビジネス・戦略的視点」に変えること、つまり技術を価値に変換して伝える必要があるとわかります。
次に、「どこから見るか?」という場所の変化も必要です。コンピュータの中から見るのではなく、実際の現場や経営陣の立場から見るのです。すると、ITに関する技術を使うだけでなく、他の方法が見えてくるかもしれません。
ITエンジニアの仕事は単なるプログラミングやネットワーク、データベースといった「技術」だけではありません。経営者が真に評価するのは、判断力やドメイン知識、ステークホルダー調整、事業戦略に結びつける思考など、AIに置き換えられにくい能力(総合的な問題解決力)です。本セッションでは、それらをどのようにアピールするかを扱います。
私はフリーランスエンジニアとして10年以上、複数の企業と請負契約で仕事をしてきました。また、技術書の著者として30冊以上の書籍を執筆しており、特定領域に偏らない幅広い実務経験が20年以上あります。その経験から、「優れた技術」と「伝わる技術」は必ずしも一致しないことを何度も目の当たりにしました。
これらの経験をもとに、「誰から見るか」「どこから見るか」によって異なるスキルの見せ方・伝え方を紹介します。