しかしLLM時代が到来した今、その「守りの技術」がAIコーディングツールを操る最強の武器へと一変しました。コーディングの実務経験が浅くても、的確な仕様化能力さえあれば、片手間の2週間で一人でプロダクトのプロトタイプを作り上げられる時代になったのです。
本セッションでは、キャリアの荒波を「半分信じて、半分疑う」精神でサバイブしてきた私が、旧来のSEスキルがAI時代にどう輝くのか、そして組織的バグを見極めて「戦略的に逃げる(損切りする)」ためのマインドシフトの極意をお話しします。
本セッションでは、以下の3つのテーマを軸に、明日から使える「生き残り方」をお伝えします。
① 「守りのドキュメント」が「最強のプロンプト」に変わるパラダイムシフト
私は長年、オフショア開発(中国、インド、ベトナム)のマネジメントや、属人化を防ぐため(=いつでも自分が引き継げる状態にして身を守るため)の仕様書作成に注力してきました。
しかし、LLM時代において「曖昧さを排除し、簡潔に仕様を定義する力」は、AIに精緻なコードを書かせるためのプロンプト技術へと昇華しました。自分自身で2週間でフルスタックのプロトタイプを完成させるに至った実践例を通し、これまでの「レガシー」と思われがちなSEのスキルがいかに大きな価値(攻めの武器)を持つかを示します。
② 組織の「構造的バグ」から速やかに離れる嗅覚
システム障害による徹夜対応よりも一番辛いのは、「組織構造や契約関係に起因する問題」です。
「ミーティングや承認ばかりで前へ進まない」「マネージャーが『君に期待する役割だよ』と丸投げする」「熱意よりも政治的理由で決まる」。これらは自分がどれだけ頑張っても解決できない「組織的バグ」のサインです。自分を守るためには、このサインをどう察知し、いかに速やかに「離れる(損切りする)」か。その明確な判断基準をお話しします。
③ Slackの「お辞儀」を「いいね!」に変えるマインドセット
元々は変化を嫌う性格でしたが、多国籍環境への転職で「英語」の持つ前向きなコミュニケーションに影響を受けました。日本のビジネスチャットで多用される「お辞儀」アイコンの同調圧力から抜け出し、ポジティブに「いいね!」と変化を受け入れるマインド。「半分信じて半分疑う(常にPlan Bを持つ)」というスタンスを持つことで、予期せぬ技術の波を「ピンチ」ではなく「チャンス」として乗りこなす方法を共有します。
【得られるもの】