エンジニアがこの先生きのこるためのカンファレンス2026
通常セッション(20分)

自分を知ることから始まる生存戦略

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  1. 発表概要
    技術革新が激しく、生成系AIの台頭など未来への不安やわくわくがいり混じった現代。エンジニアはどう日々、進んでいくのがよいでしょうか?そのひとつの答えとして私が思うのは、外側のトレンドではなく「自分」の内側に目を向ける、そして自分で決めて行動すること。
    本セッションでは、組み込みからWeb、そしてコーチングの経験を歩んできた私が、「自分のやりたいこと」を原動力に、主体的に進んでいくにはどうしたらよいかをお伝えします。
    自分の「やりたいことをどうみつけていくか」や、日々の葛藤、辛さや顧客・チームメンバーなど周りとどう向き合うか、そして「学び続ける」ための自然体な向き合い方について、自身の知見を交えて共有します。 エンジニアにこだわらず、自分らしい人生を歩むためのヒントを一緒にみなさんと考える時間になればうれしいです!

  2. 発表の詳細
    ①導入:「自分」に矢印を向けていますか?

技術革新のスピード、生成AIの台頭、迫る納期。
私たちは常に「外側」のトレンドや正解を追いかけることに必死で、自分自身の内側に矢印を向けることを後回しにしていないでしょうか。

このセッションでは、生存戦略の起点を「自分」に置きます。
やるべきことや正解をいったん脇に置き、「自分はどうありたいのか」「何を大切にしたいのか」を考える時間にしたいと思います。

②自分に焦点をあてる:「やりたいこと」を探す

主体的に進むための原動力となるのが「やりたいこと」だと思います。
ただし、やりたいことは最初から明確にあるものではありません。探し続け、変化していくものです。だからこそ、「自分は何をやりたいのだろう」と問い続ける姿勢が大切です。

感情が高まる瞬間はありませんか。
何かに心が動いたとき、それは自分の大切な価値観に触れたサインかもしれません。ネガティブな感情も同じです。「なぜ自分は引っかかったのか」と問い直すことで、自分の輪郭が見えてきます。

また、自分にとって当たり前にできることを、他人から「すごい」と言われた経験はないでしょうか。日々自然に出ている行動や思考の中に、あなたの才能の種が眠っているかもしれません。

③周りと向き合う:葛藤の中で主体性を持つ

エンジニアの仕事は、顧客やチーム、バグやスケジュールとの葛藤の連続です。

顧客に対しては、「本当にそれが最善か」「本当に求めているものか」と自問し、ともに向かう先を考える姿勢。
チームに対しては、違和感を飲み込まず、敬意を持ちながら声に出す勇気。
障害が起きたときは、まず影響を最小限にし、その後チームで根本原因を探る姿勢。
予定通りに進まないスケジュールの中でも、どう行動を選ぶのか。

葛藤の中でこそ、自分の在り方が問われます。

④学び続ける:自然体で積み重ねる

最後に「学び」についてお話しします。
あなたにとって学びとは何でしょうか。会社に求められるから学ぶのか、自分の興味から学ぶのか。迷いながらでも、「これをやってみたいかも」と思える方向に一歩踏み出すことが、未来の自分への贈り物になります。

これを学べば一生安泰、という時代ではありません。
だからこそ、1日1日の小さな積み重ねが、いつか点と点をつなぎます。

そして、共に学ぶ仲間やコミュニティの存在。
何かをインプットし続けている状態そのものが、「この先もきっと大丈夫」という静かな安心感につながるのだと、私は感じています。

本セッションが、自分らしいエンジニア人生を考えるきっかけになれば幸いです。

  1. 想定する聴衆とその人たちが得られるもの
    技術の変化やAIの進化に刺激や不安を感じながらも、「このままでいいのか?」と自分のキャリアや在り方を考え始めているエンジニア。
    AI時代に振り回されないための「自分の軸」を見つめ直す時間になります。やりたいことの探し方、日々の葛藤との向き合い方、学びを積み重ねる考え方を持ち帰れます。

  2. なぜこのトピックについて話したいのか
    私はこれまで約20年、組み込み、メインフレーム、パッケージ、Web開発など、いろいろな現場を経験しました。ずっと「自分のやりたいこと」を軸に選んできましたが、正直、きれいなキャリアではありません。

そんな中で、コーチング、クリフトンストレングスやコンパッションの考え方、そしてコミュニティとのつながりに救われました。もしそれがなかったら・・・

今感じているのは、「自分を知ること」は技術力と同じくらい、いやそれ以上に強い“生存戦略”になるということです。

エンジニアは、可能性のある職業だと思っています。だからこそ、これまでの失敗や葛藤も含めて共有し、自分らしい未来を描くきっかけを届けたいと思い、このテーマでお話しします。