Masaru Ogura
MasaruOgura
①発表概要
ススキノのキャバクラから未経験でITエンジニアへ転身して約20年。現在はAWSトレーニング講師、AWS Top Engineers(2023、2024年)、AWS Ambassadors(2024年〜)に選出され、『AWS運用入門』を出版するまでになりました。
この20年間、常に危機感を持ち続けてきました。なりたての頃は自分より若い人のほうができることへの焦り、最近では新技術のキャッチアップが追いつかない不安。この危機感が成長の原動力でした。
未経験から現在に至るまで実践してきた3つのことをお話しします。1つ目はIT系資格取得によるIT基礎の学習、2つ目は社外勉強会への参加・登壇、3つ目はSNSの活用です。これからスキルアップを目指す方への参考になれば幸いです。
②発表の詳細
IT系資格取得によるIT基礎の学習
28歳で未経験からネットワークエンジニアになったときは危機感がありました。当然ですが、情報系の大学を出ている新卒入社の人よりも知識や経験が不足していました。まずはIT基礎の資格取得を通じて、基礎知識の向上を図りました。その結果、難度の高い案件にアサインされ、さらなる成
長につながりました。
現在でも、何かを学習する際にIT基礎知識は必要になるため、最初に資格を通じて体系的に学習したことが良かったと考えています。
取得した資格:CCNP、LPIC 301/302、IPA (基本情報、応用情報、テクニカルエンジニア(ネットワーク)、情報セキュリティアドミニストレータ)、AWSは全冠 など
社外勉強会への参加・登壇
2008年頃には、当時所属していた会社の中でトップレベルのエンジニアになっていました。正直、この時はエンジニアって大したことないんだなと思うようになっていました。自身の成長のためセミナーには参加していましたが、たまたまSNSで有志が開催している勉強会があることを知り、参加してみました。参加しているエンジニアと会話すると、私が知らないことをたくさん知っていて、自分は大したことないと痛感し、ここでも危機感を覚えました。
それから様々な社外勉強会に参加するようになり、他社エンジニアと情報交換をして現在の流行やトラブルなどを知り、業務に活かしていました。ただ、直接エンジニアと話さずに登壇内容を聞くだけでも、他社の事例や新たな使い方を知る機会になるため、参加するだけでも価値があると思います。
また、登壇することで自身の理解を整理でき、フィードバックをもらえる可能性があります。もしかしたら自身の理解に誤りがあり、それに気づくことができるかもしれません。
SNSの活用
社外勉強会へ頻繁に参加していた当時は関東に住んでいたため、エンジニアと直接会って話すことが多かったのですが、現在は札幌に住んでおり直接会う機会が少なくなったため、SNSを活用するようになりました。SNSで様々なエンジニアをフォローし、どのような技術が流行っているのかなどの情報収集をしています。
首都圏に住んでいなくても、SNSを活用することで最新情報を収集できています。また、SNSにアウトプットすることで自身の理解を深めることにも活用しています。
1つのことを1回やって終わりではなく、これら3つのことを継続して実施することでスキルを向上し続けることができていると考えています。
③想定する聴衆とその人たちが得られるもの
未経験でエンジニアを目指す人
スキルアップに近道はなく、なかなか効果を感じられないかもしれませんが、少しずつでも学習を継続することで大きな効果が得られるということを私自身が実証しています。
社外勉強会への参加に迷っている人
私は社外勉強会から危機感と刺激を受けました。最近は社外勉強会が数多く開催されているため、興味のある勉強会を探して参加することは難しくありませんし、怖い場所でもありません。まずは登壇内容を聞きに行くだけでも構いません。
④なぜあなたがこのトピックについて話すのか
私は20年前に未経験でエンジニアになりましたが、現在でもエンジニアを目指す人は多いように感じます。技術的な内容を理解できず苦労することはよくありますが、時間をかけて学習を継続することで必ず理解できるようになります。私の経験をお話しすることで皆さんの今後の参考になればと考えています。