【劇場版】アニメから得た学びを発表会2026
LT(5分)

チェンソーマンにおけるデンジの戦い方から考える仮説力

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システム開発、プログラム作成、企画立案、提案作成において共通する一つの重要な要素をあげろと言われれば「それは仮説立案能力」と」と答える。エラーが起こった時の、原因に関する仮説立案、お客様のInsightに関する仮説、それに基づく提案の作成にはいずれも仮説立案能力が必要とされる。しかし仮説立案はステップを踏んでいけば誰にでも等しく行えるものではない。どうすればよいのだろうか?
劇場版チェンソーマンレゼ編において、デンジは学んだばかりの「プールでの泳ぎ方」からヒントを得、強敵レゼと引き分けに持ち込んだ。
このエピソードは「体験をから得た知識を抽象化し、他の分野に応用することでイノベーションを起こす」という非常に重要な仮説立案方法の実例となっている。もしデンジが「プールで泳ぐにはこうすればいいのか」といった具体的な知識にとどまっていたなならば、今頃ソ連がチェンソーの心臓を保持していただろう。ここでデンジが「自分が習得したのは、水中でも行動することができる能力だ」と抽象化したことにより、レゼとの戦いに応用可能な知識へと昇華させ、有効な結果を得たためである。
本講演では、仮説力の必要性、レぜ篇においてどのようにデンジが仮説を構築したか。そしてそこから学べる教訓について述べる。