「円環の理」はなぜ、ほむらを救えなかったのか? ― 独善的な"寄り添い"を超えて、EMが示すべき「第3の選択肢」 by おだかとしゆき

【劇場版】アニメから得た学びを発表会2026
レギュラートーク(15分)

「円環の理」はなぜ、ほむらを救えなかったのか? ― 独善的な"寄り添い"を超えて、EMが示すべき「第3の選択肢」

EM4326168385309 おだかとしゆき EM4326168385309

『魔法少女まどか☆マギカ』において、「円環の理」は善、「叛逆」は悪と語られがちです。
しかし、マネジメントの観点から両者の行いをつぶさに観察すると、いずれも「当事者の意向を置き去りにした、独善的な救済」という構造的な相似性が見えてきます。

なぜ、善意の救済が「叛逆」を招くのか?
なぜ、暁美ほむらは孤立し、やがて世界を破壊する選択をせざるを得なかったのか?

もし、あなたのチームの優秀なメンバーが、組織の制約の中で苦しみ、ほむらのように「叛逆(離職や強い組織批判)」へと向かおうとしていたら、EMとして何ができるでしょうか。

本トークでは、まどマギの構造をエンジニアリング組織のアナロジーとして読み解きつつ、スピーカー自身がかつて「良かれと思って孤立し、叛逆を選んだ」実体験を振り返ります。
管理者の論理(円環)に押し込めるのでも、個人の暴走(叛逆)を黙認するのでもない。互いの正義をテーブルに乗せ、「選択肢を増やす」というアプローチで、悲劇的な結末を回避するための対話術についてお話しします。

本トークを聞いていただきたい方:

  • 「組織のために良かれと思って提案しているのに、なぜか受け入れられない」と感じているエンジニア
  • 「正論を言うメンバーの扱いに困っている」マネージャー

得られる知見:

  • 「正義の対立」構造から脱却し、現実的な着地点(選択肢)を探るための思考フレームワーク